本末転倒 | いちどのじんせいタノシク・ジユウに
「院内処方を見直す動きはいい」

この国はどう進んでいくのだろうか。

国策として始まった医薬分業の根底が崩れようとしている。

なにかとお騒がせの日本医師会の常任理事であるが、ついにはこんなことを言い出した。

昨日の中医協で野発言であるが、これは「医薬分業」という考え方をひっくり返す発言である。

「母屋でおかゆをすすり、離れですき焼きを食べている」

というのは既にご存知方も多い皮肉である。

これも同じ方が先日の学術大会で言った発言である。

支払側の医院より「医薬分業と矛盾しない方向で検討していきたい」とフォローもあったが果たしてどうなることやら。


そろそろこの医薬分業論に決着をつける時が来ているのではないだろうか。

昨今の保険薬局対医師側の戦いは全て水かけ論の中で進んでいる。

日医総研のだすワーキングペーパーの中には、

「分業率の違いにより患者ほ自己負担に差が出ている」

などというお角違いの記載も出ている。

公定期保険制度、そして国民の税金から成り立つ社会保険制度の財源の中でパイの奪い合いをする時代はそろそろ終わりにすべきなのではないだろうか。

その結論が「完全分業」「完全院内処方」のどちらかである。

このどちらかが進んだ時に、現在の様な議論の半分は野暮な話になるのではないだろうか。

完全分業が進んだ時、それによる調剤報酬の減少は致し方ないことではあるが、それによって真に選ばれる薬局が誕生する。

完全競争社会時代がスタートする。

完全院内処方となると、現在分けられている調剤報酬自体が診療報酬下に置かれ、医師による「すき焼き批判」などがなくなる。

いずれにせよ、より国民のために最善に向けた議論が進むのではないだろうか。

時代は常に変化をしている。

その中で旧態依然のままでは、まわりに犠牲となるものが多くなってくる。

社会保障制度もどうなるのかわからない。

その中で、結局は金の奪い合い。

だれがここに匙を投げ込むのだろうか。



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