旧態依然からのイノベーション | いちどのじんせいタノシク・ジユウに
「病院とは病気を治してくれる所である」

こんなありきたりな言葉が、通じない時代が来ようとしている。

診療情報提供書というのをご存知でしょうか。

俗にいわれる紹介状です。

特定機能病院などの大病院を初受診する患者が紹介状を持っていない場合、任意に設定された特定療養費を請求する事が病院が出来ます。(選定療養費制度といいます)

※96年より200床以上の大病院が適用

これは平成8年4月1日の健康保険法の改定によりスタートしたわけですが、なぜこんな制度がスタートしたかといいますと、、、

特定機能病院や急性期病院の高度医療を持つ病院の効率化および医療スタッフの負担軽減、医療システムの機能分化が理由として挙げられています。

ただ単に紹介料を取る仕組みに変えたのではなく、前回の改定では紹介状を持たない初受診患者に対しての「初診料」を下げるという風に改定された。

つまり、病院視点から見ると紹介状を持たない患者は、単価が低くなったということである。

逆に患者から見ると、紹介状を持たないと初診料こそ低いが、追加で選定療養費が追加されて逆に割高になるということである。

早めの受診勧告とセルフメディケーションという言葉をよく聞くが、病院からするとなんでもかんでも大病院に来られてはこまるということである。

しかしながら、その気持ちもなんだかわかる気がする。

これからの医療スタイルとして諸外国に見られる「ホームドクター制度」の普及が考えられる。
俗に言う「かかりつけ医」といわれるものである。

診療所と病院の住み分けを行うことによって、程度に合った適切な治療を適切な場所で行うことが出来るようになる。

っという未来予想図である。


でも、なんだかそんな事が浸透していない気がするのは私だけであろうか。

こと医療、介護に関しては財源の枯渇が言われている。

国も従事者も国民も、全てを巻き込んだ医療制度の構築がいま求められているのではないだろうか。

お上の進める方針だけでは、将来来るべきハイパー高齢社会と財源枯渇には耐えることが出来ない気がしている。




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