こんな状態で大丈夫なのだろうか? | いちどのじんせいタノシク・ジユウに
前回のブログにとても温かいコメントをくれた方がいた様ですが、バタバタとしており本日気がつきました。いいんだかわるいんだか、私のブログなんかにケチをつけてくれる人まで出てきたというのはなんだかんだと書き続けてきたかいなんですかね!

基本的には何でもウェルカムなので是非是非書き込んで下さい。

さきに言っておきますが、所詮ブログです。

真意も定かではないですし、私の場合は情報発信よりアウトプットと仕入れた情報をさらに調べ精査する、そして文章化する事によって伝えるということを練習する場として活用しています。

時間がある時はどんな話でもお相手しますので、是非文句のあるからは実名でお越しください(^^ゞ



さて、本題ですが、最近バタバタと決算書を見ています。

今年に入ってから財務絡みの内容がとても多いのですが、「経営の基本」=「財務の理解」だと思うのですが、その部分が抜けている感じが否めません。

2世経営者となるとそこがまた強調化されている様に感じます。

とある病院の財務を見てみましたが、長期借入金の額が20億に対して短期借入金の額が10億円、現在のキャッシュは1億円前後。

すでに債務超過であることは明らかですが、それでも経営者は海外事業がどうのこうのと言っていました。

ゴルフの会員権は6本。

この財務を見直して行くわけですが、財務デューデリジェンスを行うに当たって経営者の協力は必須です。まずは事実を洗いざらし話すことから全てがスタートし、いらないものは切り捨てるという判断をします。

本来はこれでいいのですが、根本的な所として、「お金がないんですよ、危ないんですよ!」ということを理解してもらうことが一番苦労する点です。

実際にこの病院も、理事長親娘の危機感の皆無が現状をもたらし、今後の再建へのネックとなっていました。


とある調剤薬局では、超好調で利益がわんさか出ています。さぞかし儲かっているかと思うとそうではなく、利益と裏腹にキャッシュがカツカツになっています。
貸借と損益のバランスが見事に崩れてしまっているのです。

キャッシュが使えないということは、いくら利益がでることがわかっても、利益処分する事が出来ないということになります。

キャッシュを使わずに利益を減らす方法(減価償却)などがありますが、これはそう簡単には出来ません。

減価償却に該当するものを購入するにしても、結局はキャッシュがでます。

今回の場合、キャッシュフローを悪化させているのは複数本に渡る保険が原因。

一族系取締役に掛かっている保険の数10数本。

現金化できない積立金の額は1.5億近くありました。

将来的な社長夫妻の退職金にと積み立てている様ですが、そのお陰でキャッシュが圧迫しているのです。

実際には1.5憶円を持っているのに、使うことが出来ない。

なにもしなければ資金ショートで借り入れを起こす。

そんな悪循環が起きていました。

今回は返戻率の低い保険の解約によってキャッシュを確保し、損失分を経費算入する事によって利益を減らすという少し荒業を取ったのですが、なにもしなければ結局税金としてお金を支払うことになるわけで。。。

経営はセンスとは言いませんが、経営するには相応の知識が必要になります。

社員を雇う以上、社員の幸せも考えなくてはいけないのが経営者です。

なんとなく経営からの脱却。

一朝一夕ではできないからこそ、はやくきがつき取り組む事をお勧めします。


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