「マタハラ」
これは「マタニティ・ハラスメント」女性の妊娠などによる問題を表す言葉みたいである。
「ハラスメント」という嫌がらせの言葉が出始めたのはご存知の通り「セクハラ」(セクシャルハラスメント)からである。
これに続いて出てきたのが「パワハラ」である。
どの言葉も男女ともに対象となるわけであるが、どうもこの言葉には平等性に欠けている気がしてしまう。
女性のセクハラ問題が取り上げられることはよくある。っというよりも女性に対することしか聞かない気がする。
パワハラも同じである。
どうにもこうにも、男には体育会系の風習があるらしく多くの事は問題として取り上げられない。
レベルにもよるが、上司が無理やり飲みに誘いに行くことも今ではパワハラだとか。
そこに出てきた「マタハラ」という言葉である。
確かに女性にとって妊娠はつきものであり、育休を取る様な時代の流れにもなってきている。
しかし、企業としてはこの育休を与えることがつらいという現状もわかる。
なんだか気になるのが、この「ハラスメント」という言葉が独り歩きしなんでもかんでも取り上げられる時代になってきてしまった気がする。
個人的な見解ではあるが、男女参画・ジェンダーフリーという考え方は女性が働きやすい環境を作るということなのだろうか。
女性も男性と同様に働く資格があり、給与や待遇の差別をなくすということなのではないだろうか。
ジェンダーフリーが叫ばれる中、電車の「女性専用車両」についてはどうなのだろうか。
これは意図的な女性優遇ではないのか。
痴漢が発生するリスクマネジメントととも捉えられるが、それはいかがなものか。
職場や社会の環境が良くなることは時代のいい流れではある。
しかし、ことが湾曲してしまうと未来が変わってしまう。
小中学生のゆとりによる、競争化を外した運動会などの行事。
戦うことを競うことを避ける若者が生まれてないだろうか。
なにかあるとパワハラ、体罰と訴えられる教育。
悪いことを悪いと認識できない子どもが増えていないだろうか。
新卒学生が機嫌をそこねないように、会社を辞めないように気を使い続けている上司はいないだろうか。
なんだかんだと言葉ばかりが独り歩きしていないだろうか。
ふとそんな事をおもってみた。
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