クレーマーを甘く見るな!後編 | いちどのじんせいタノシク・ジユウに
今回は前回のブログ「クレーマーを甘く見るな!」の総括をしたいと思います。

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http://ameblo.jp/lliibbeelloo/entry-11561836517.html

今回の一連の流れの中で、なにに問題があったというと「対応の仕方」です。

まず薬剤師会は行政でも何でもないので、言ったところでなにも出来ない事をわかってるはいませんが、あくまでも一患者として話を進めています。

薬局の対応はどうだったのか。

これは言うまでもなく問題です。

処方せんを受け付けていない。

後発品の変更を確認しない。
(ここに伏線を引くなれば、処方せん様式も古く、一品目毎に変更不可のチェック欄がついていませんでした。それでも変更不可処方せんではありませんでした)

お薬手帳についての説明はなし。

残薬の確認などもちろんない。

薬の説明についてはこちらから拒否をしている。

先算定をしている。

白衣の色分けなし、薬剤師は名札もつけていない。

この地域では都内にも関わらず薬局の数が極端に少ない為、一つの薬局で4診療所くらいの処方せんを応需している薬局です。

枚数もかなりの枚数が見込まれます。

よく「いい薬局を紹介してよ!」と相談をされますが、何をもっていい薬局というのか。
逆に「悪い薬局を紹介して!」と言われれば躊躇なくここをお勧めします。

という薬局です。上のほうでは薬局がどれだけしっかりしているかのエビデンスを出せと言われていますが、本当に胸を張っていい薬局とはどれだけあるのでしょうか。

私自身数年前はなにも知らない一患者でした。

薬局について特に印象もなく、薬を貰うところというイメージを持っています。

そして、いま患者として薬局にいくこともありますが、そのイメージは変わっていません。

全国各地の薬局さんを見学させて頂く機会がありますが、それは見学者としていくので皆さん素晴らしい対応をしてもらいます。

隣には幹部の方がいるので当然の結果だと思います。

中には、お薬手帳の説明をしていない、そんな事をしらない薬剤師の方もたくさんいますが、社長曰くうちの薬局はきちんとしているっというのが関の山だと思います。

一類OTCの覆面調査がありましたが、55,000件あると言われる現保険薬局。すべての薬局に覆面調査をしたら生き残れる薬局はどれだけあるのでしょうか。

私は20,000件は減るのではと考えています。

しかも多くは中小企業や個人の薬局です。それだけ意識と現場はずれているということを先ず認識しなくてはいけないと思います。


本題に戻すと、次は東京都薬の落ち度はなにかです。

行政ではないので立ち入りなどの検査は出来ないにしろ、電話確認で「してますか?」で済むのでしょうか。

患者はどこに相談していいのかわからず、そこにいきついたという方でしょう。
それに対して、「あなたの意見と、薬局の意見に相違がありますよ!」と言ってもバカな話である。

スピード違反した人に、後日証拠もないのに「あなた違反しましたよね」と聞いて素直に「はい」と答える人がいたら是非紹介してほしいものである。

さらに落ち度は、意見の相違があった際になぜそれを「患者=薬局」という立場に持っていくのだろうか。

あきらかに調査不足の問題の中、その断定はフェアではない。

まして個人情報をだし、担当した薬剤師に確認をするなど、後の祭りであり愚行もほどほどである。

最後には投げ出す始末。患者の訴えに対して、薬歴管理料も算定要件もわかっていない様なところが間違いである。


日本薬剤師会に話を移そう。

対応としては悪くはないが、やはり説明が怪しい。

特にいま問題となっている薬歴管理料についてはここでも算定要件をわかっていない。

なんだったら保険薬局業務指針を勝手送って挙げてもいいと思う(きちんと付箋を貼って)

薬歴管理料がまるめられ、算定要件には大きく4つある。

・薬歴の管理

・残薬の確認

・後発品への変更の有無

・お薬手帳の管理

このうち説明で出てきたのは「薬歴の管理」だけである。

薬歴を書くことが法的に消えられ、そのために点数を取られている。と言うのである。

私が業界の人として接するのであれば、薬歴管理料を算定しないようにするのなんて簡単な話である。

なんだったら厚生局と一緒に向かえばいい。

相手は算定要件を知っていないのだから。

薬歴管理料は4つがまるめられて1つになった。

1つやれば算定していいなんてルールはない。

お薬手帳に関しては「説明をしたうえで、やくを得なく渡せばい場合はシールでも可、しかし次回は確認する」という形のもとである。

これはシールでもいいと先に口走った北海道の方が全ての現況であるのは間違いない。
中医協の場がオープンで有れば、調剤報酬を挙げるのなんて簡単なことである。

それだけ薬剤師会には知識がないということを露呈しているのだから。


統括すると、結局現場はこんなもんがたくさんいるということである。

いまだかつてきちんとした説明を受けた薬局にでくわせたことはない。

業界と患者との間には大きな開きがある。

先日の特ダネの放送をみて多くの薬剤師の方がクレームを出したと聞いた。

しかし、私の様な人間からみると、なかなかわかりやすい説明だったともおもう。

なぜなら、

・薬局の伝票は何が書いてあるのかわからない。

・なににお金が取られているかがわからない。

からである。

それが、いやなら伝票に詳しく書けばいい。

○○基本料は何に対する点数です。

薬歴管理料は○○した点数です。

そうすればこんなことがなくなる。


そうする事ができないからああやって言われるのである。
しかし、やれと言われても明確に記載する事はできないだろう。
なにせ曖昧すぎる点数なのだから。

厳しく書くがこれが現状である。


一つの薬局の不適切から話は始まった。
一つのクレームから話は始まった。
一つのクレーム処理のミスから、話は広がった。

いきつく先は厚生局へ連絡して下さい。

やろうと思えばもっと派手に暴れられる。

クレーマーを舐めてはいけないということである。


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