学生組織と言えど、今年の4月には一般社団法人化するなど、なかなか積極的な運営をしている。
自分の学生時代と比べても、質も活動規模も大きく違う。
国際的な組織にも属しているということで、交友は世界各国へと広がっているらしい。
さてさて、そんな学生にいまの薬学生の状況や、どんなビジョンを描いているのかなどを聞いてみた。
話慣れている、そういったイベントをやりなれているからか、小慣れたもんである。
話し方も堂々とし、本当に学生かといいたくなってしまうレベルである。
話の内容など多少目をつむる必要がある場面も確かにあったが、それは今後自分たちが社会に出た時に気がつけばいい。
世の中はそんなに甘くはない。
そんな話を聞いている中、ふと気になったことがある。
一概には言えないが、「大人は舐められている」「働くということの勘違い」の2つである。
学生特有と言うこともあるが、次から次と好き勝手に言われてしまういまの現状は如何なのだろうか。
学生に教育カリキュラムを変えなくてはいけないとまで言われてしまういまのシステムはどうなのだろうか。
なにより驚いたのが、学生にとって就職(新卒)とは「ファーストキャリア」と言いきってしまう恐ろしさ。
文系出身の私の様な人間からすると思わず「そんなふざけたやつに働く資格はない」と言いたくなってしまう。
これが「ゆとり」っと言われる真骨頂なのか!っとおもってしまうがそうではない。
最後に思わず口をはさんでしまったが、薬局や病院など薬剤師を取り巻く環境がすでにおかしな方向に進んでいる。
学生がいう教育カリキュラムもそうである。
「6年生だから特別何か出来るってわけではない」
っと彼らが言う様に6年生は広く浅く、大体の事を知ってやったことがあるというレベルである。
現在のシステムがそうなっているのである。
そして、人材問題である。この薬剤師不足という問題がこれからの時代を担う若者の就職観や労働観をおかしくしている。
働くこととキャリアは一緒にすることが出来るが、ファーストキャリアという考え方は絶対におかしいっと。
その一言が薬剤師=安泰な職業。世の中を知らない儲かっている場と現状を浮き彫りにしてしまっている気がする。
ともあれ、なにか手を打たなくては「ゆとり」どころじゃすまなくなってしまう。
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