長男の結婚。 | あお色のたね、きん色のみ

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A Blue Seed and a Golden Fruit
Subtle, Slight, Trivial Happiness of My Sweet Days
自分を受け入れる。自分を楽しむ。自分をゆるす。自分を愛するの日々。

米国時間の明日、長男が身を固める。


10年付き合った彼女と

とうとう結婚するのだ。

明日はサンフランシスコの市役所で

席を入れるだけのセレモニー。

次男次女も出席するが、

元夫は

「仕事やから行けるかどうかわからん」と

返事したらしい。


ええええええええええええ!?ポーン

と、なった。


次男次女も仕事してるが、

身内の一世一代の慶ごと、

ちゃんと休みをとった。

何も、今日昨日連絡があったわけではなく、

もちろん事前に連絡済み、

そこを調整するのが普通かな?と

思うんだが、


あー、そういう人だったな。

と、如実な思い出した。

彼だけじゃなく、

元夫一族全員が狭量なのだ。

私なんか、義弟の結婚式の時に

「うちの家族だけで写真撮るから

あなた入らないで」と元夫から

言われたもんねー。

彼にとって、家族は自分が育った

家庭だけなんだろなぁ。


が、責める気持ちはない。

単に、あんまり自分の「普通」と

かけ離れているので、

改めてびっくりしたのだ。


恐らく、そう言われたからといって、

長男は拗ねたり、恨んだりすることは

ないと思う。そういった意味では、

子供たちの中で一番元夫に似ているのが

長男かもしれない。


だが、他の子供たちからはブーイングだ。


コニ子曰く、

「車で小一時間のとこに住んでるダディより

日本に住んでるママとの方がよく会ってるわ」。


うーん、そういう人なんだ。


別にいいと思う。

そういう線引きな人なだけなんだ。

だが、私とは絶対的に相入れない。

いやー、よくぞ二十数年間も夫婦でいたな、

あー、私がクソ意地悪くなったのは、

ある意味こういったストレスの防御線を

張っていたんだな、と


思い出した。


いいことではないが、

当時の私にそれ以外の対処の仕方が

分からなかったんだもん、

色々な意味で仕方なかったよなぁ。


まぁ、来なくても、来ても、

彼ら子供たちが既に10年にわたる

信頼関係を築いて、この日を迎えることに

一分の揺るぎも、傷もないわけで、

心底、素晴らしい、おめでとう!

と言いたい。


彼らは大学のドームで、

部屋が隣同士だったのがきっかけで

出会った。当時、息子は21歳、

お嫁ちゃんは18歳だった。

彼女にとって、息子は初めてのボーイフレンド、

我ら家族は

「ロギベア(←嫁ちゃんの愛称)、

他に見たほうがええんちゃう?」とか

「ほんまにこの子でええのん?」と

言ったものだが、この子でええらしかった。

結婚するんだって!


若かった子たちも、31歳も28歳ですやん。

嫁ちゃんは、今、教師の資格を取りに

大学院に行っている。

頑張るよなぁ。


+++


元夫は、私にとって

色んな意味で社会の勉強になる人だ。

離婚してから、彼の本当が溢れ出る。

結婚生活を何とか続けていくため、

折れなくなった妻と寄り添うには

本当の自分ではいられなかったんだな。

本当の彼は、私にとっては

禁忌となるタイプだ。


難しいよね、10年付き合ったら、

そういうのもわかるのかな。


ものすごく驚いたし、

「あー…、私が離婚した理由はこれ、

これだったんだよなぁ、

忘れるとこだった」と思ったけれど、

私自身、注意深くある必要がある。

私の嗜好に合わないだけで、

それが悪いということではない。

ドラマを作って、感情をそわせすぎて、

大騒ぎしないよう、客観的に見ておくのだ。

そもそも、関わりのない人なのだから。


明日のサンフランシスコ、

お天気に恵まれて、嫁ちゃん家族や

お友達、そしてうちの子たちみんなで

楽しく、良い時間となりますように。


新しいステージの始まりだね。


おめでとうございます。


左から、ロギベア、コニ子、ぼんくん。

フランスはパリ、シャンゼリゼ通り。

2020年1月2日、パンデミック直前。

💐

ちなみに、二人はラストネームを二人のを

引っ付けて新しく作った。

アメリカ、なんでもあり!やな。