ご訪問ありがとうございます
皮革用塗料の専門家Lizedのりうです
(電車では両手を上げて自己防衛に努めていますっ
りうの自己紹介はこちら→過去記事

*カラフルな下地の皆さん
今日はタンナーの仕上工程について書いていきます
ざっくり言うと自動塗装機やアイロンプレスなどクソでかくてクソ重い機械で加工をしています
代表的な塗装方法は3つです
1)スプレー
一般的に口径1.0-1.5mmのスプレーガンを使用します
自動塗装機と呼ばれるコンベアと乾燥機がセットのライン塗装を行います
『ロータリー塗装機』とググってみてみると写真が出てきますよ
革は風合いが大切なので、フワッと塗装する方法となります
芯まで塗料を浸透させると結果的に硬くなってしまいますので、そのへんを注意してます
あえて浸透させる工法もありますがそれは特別なので(ry
一枚革や牛革の場合は半裁をコンベアに乗せます
感知センサーで革の形を認識します
そしてクルクル回っている複数のスプレーガンがコンベアの真上から噴射していきます
ワイパーのように右と左を行き来するのではなくメリーゴーランドのようにクルクル回ってます
(写真を無しに伝える難しさを痛感。。。
クルクル回っているので1度で都合2回塗装しています
なので1回ではなく1クロスという表現をします(ここ次のテストに出ますよっ!
塗装が終わると、すぐに乾燥機に入ります
ざっくり温度は50~80℃ほど、時間は3分ほどですかね
革は100℃以上になるとスルメのように硬くなる恐れがあります
そして乾燥機から出てきた革を積み重ねて次の工程に進みます
2)ロールコーター
輪転機と同じ仕組みですかね
スプレーがフワッとならば、ロールコーターはベタッと塗装したい時の工法です
おいおい、りう。硬くなるからフワッとがオススメじゃないのか?
これから書くことを確認してくださいませ↓↓↓
家具向けやオイルレザーなどにロールコーターが活躍します
家具などのしっかり塗装してある革は塗装膜で耐久性を向上させています
1度でスプレーの5倍以上の塗装が可能です
オイルレザーには油オイルや蝋ワックスを革の芯まで塗装したい時になります
特徴として引っ張った時に色が薄くなる、引っ掻き傷が付いても擦ると元に戻るなど
代表的な製品は登山ブーツや野球グローブなど
塗装が終わるとスプレーと同じように乾燥機or洗濯物のように吊り下げて自然乾燥の場合があります
3)手塗
テレンプや刷毛やウエスを使います
ロールコーターは均等に塗装できますが、手塗は革の部位を確認しながら調整ができます
臀部や背中ラインは繊維が締まっている部位に比べて、腹回りのルーズなので吸い込みが多いです
そういったルーズの部分に多めに塗装する必要がある場合に手塗り工法をします
頭張り、拭き落としなど艶や色の汚しを表現する場合にはウエスなどを用いて手塗します
塗装以外の工程
アイロンプレス・・・熱と圧力で革の表面を平滑にする、艶を上げるため
エンボス・・・熱と圧力で様々な模様凹凸を施します
ミーリング・・・空打ちタイコ(ミーリングドラム)、家庭用乾燥機の温度無しのような感じですかね
ポリッシング・・・サンドペーパーや石ストーンで磨きます
グレージング・・・ガラス、メノウ、水晶などで磨きます
革の仕上げ加工は塗装と工程を組み合わせます
塗装で何を混ぜ合わせるか、どんな工程にするかによって仕上がり感が異なります
細かいことを言えば、その時の下地クラストの状況によって色によってアレンジをしています
鞣しや染色加脂の工程では、その時の天候や原皮を採取した季節によってアレンジをしています
そのぐらい天然素材である皮を革にする為にたくさんのアイディアが詰まっているのです

*おい、りう!演説気分で話が長くないか?笑
いつもなら1000文字ちょっとで纏めているのですが
今回は1500文字を超える長編でした
最後までお付き合いありがとうございました
つづく。
もったいぶって次回以降のネタにしたテーマφ( ̄ー ̄ )メモメモ
・REN COLORは水溶性に混ぜることが可能です
・顔料の中でも高耐久があります
・顔料を使いこなすには
・保革用のケアワックスとクリーム
ランキングに参加しています。ポチっと応援お願いします^^

にほんブログ村


インスタ更新中!!
