ウレタンの優劣 | 皮革用塗料の専門家

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今日は”ウレタンの優劣”について書いていきます

 

ウレタンとは・・・一般的に「ポリウレタン」の通称として使われており、塗料業界ではウレタンといえばポリウレタンのことを指します。 ウレタン樹脂は、組成内にウレタン結合を有するポリマーのことで、基本的には2個以上のイソシアネート基をもつ化合物と2個以上の水酸基を持つ化合物を反応させることで得られます。

 

塗料って、ポリマーやら化合物やら、言葉の意味や区分が少しややこしいのよね

ウレタンフォームとか、プラスチックも含まれる場合もある(これ固体だね

 

世の中のウレタンと同じ括りだと混乱するかな

当の本人が混乱しそうなのは事実。。

 

今回のウレタンというのは皮革用塗料のバインダーという括り

エナメルなどで活躍している溶剤性のウレタンは除外して、水溶性の液体っていう意味ね

*皮革用塗料のバインダーとは水溶性で造膜性のある液体を差します

 

バインダーについて5年前に書き殴ってますね

興味ある人は飛んでよろ♪

 

 

 

 

さてさて、前置きが長くなりましたが、皮革用のウレタンバインダーのお話になります

 

Lizedの1つの代名詞であるウレタン

合成樹脂のカテゴリーの1つがウレタン

 

一般論だと、シリコン・フッ素・ガラスというウレタンの上位互換

しかし、外壁とかが対象であって皮革ではない

 

皮革って柔軟性が求められる。それならテキスタイルも同じだけど。

あとね、革らしいという数値化できない風合いも求められる

 

熱硬化とかUV硬化とか。革には負荷を掛けられない類もある

 

そうするとウレタンなんだよね

そのウレタンにも優劣がある

 

ベースコート向けなのか?トップコート向けなのか?

 

トップコートに使えるタイプは高耐久である

 

ベースコート向けってコトはトップコートにはなれない欠点がある

柔軟性や密着性、耐水性などベースコートで求められる尖った性能を備えている

 

 

りうの独断と偏見も含みますが・・・ざっくり戦闘力

ウレタンは500~2000

アクリルは200~800

 

戦闘力とは強さとコストを指します

 

戦闘力2000に近いほどトップコートとして成立する

戦闘力500ではトップコートというか、ベースコートとしても弱い

 

100mlや500mlほどの販売量では、価格差を付けにくいってのが実情…

容器や梱包材、運送費が占める割合が高いからね

 

ウレタントップHMSマット

皮革用塗料の類では最強クラス

ほんとなら最強と断言したいけど、他社品は知らないのでクラスにしておく

 

トップコートと名乗るならウレタントップぐらいが最低ラインでもある

 

ウレタンでも含有量が低かったり、根本的に弱いものもある

それらを判断するにはTOOLSがオススメ

 

 

 

 

割れる・剥がれる・色が落ちるような塗装膜は、根本的な欠陥ですよ

水で拭けば落ちるとか。。絶望的な性能です

 

販売側には騙すつもりはないでしょうが、世の中には名前だけのウレタンもあります

そのあたりは自分で判断しようという提案

 

ウレタンって書いてあるけど、色が落ちるなぁとか剥がれるなぁ

そんなのは名前だけのウレタンですね

 

 

つづく。

 

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