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皮革用塗料の専門家Lizedのりうです
(多数決は好きじゃない。。
りうの自己紹介はこちら→過去記事
今日は”水溶性架橋剤”について書いていきます
書き終えてみての感想。。。超大作となってしまいました
水溶性架橋剤は一般的な仕上げには採用されていません
密着性や耐摩耗性などの耐久性をより向上させたい時の選択肢です
ウレタントップの耐久性に満足している方は、時間が余って暇な時にでも読みつぶしてみてください
好奇心が旺盛な方はこのまま読み進んでください♪
厳密ではなくても新製品ではないですね
すでにデビューして1年ぐらい経つのでは??
そのぐらい微妙な立場ですぅ
…否
違いが分かる男。
ん??男だから違いが分かる?
ジェンダーレスという風潮
言葉を選ばないと炎上するっぽい。(そのへん疎い
ただね、意識し過ぎるのが良くないという今のところの結論
ただメダルは噛まない、絶対
話を戻しますが水溶性架橋剤
横文字だとクロスリンカー(かっこE
商品説明ページから抜粋↓↓↓
Lizedウレタン樹脂系に添加できる水溶性架橋剤です
耐水性、耐溶剤性、密着性等の性能を向上させることができます
全体量の2%ほどの添加で効果を発揮します
架橋って耳に慣れない言葉だと思いますが…
簡単に言うと良き化学反応
設計の意図はウレタン樹脂の性能をより向上させること
初めから性能を上げとけよってのもあると思うけど
通称「B液」とも呼ばれる架橋剤
架橋させる、反応促進という機能は後付けの方が強烈なのです
あんまり通常の仕上げでは採用されませんけど。
自動車や家具向けには架橋剤が必須です
個人的な体感のニュアンス
控えめに言って120%ぐらいになります
なんだ、たった20%増だけ?と感じる方もいると思いますが…
違いが分かる男。(しつこい笑
ウレタントップ、トップコートで最強なのは間違いない
これ以上のモノは今のところ持ち合わせていません
造膜性のあるトップコートの1つの考え方
塗り重ねた膜の厚さ+塗り重ねる回数を増やすコトで強度を向上させる
でも、極めて薄い膜だと一定の強度が保てないからトップコートとは呼べない
これが普通。
ウレタントップは極めて薄い膜でも防汚効果が得られる
そこが大きな違い
ウレタントップの他にもトップコート向けの樹脂はあるのですが、とりあえず最強を採用
なので、この最強を超えない限り新製品は生まれませんっ
そんな最強ウレタントップを控えめに言って120%にできるのが水溶性架橋剤なのです
ほら、少しすごいなって思いましたよね?
じゃあ、デメリットは?
・混ぜる量が少量だからデジタル測りが必須
・過剰に添加すると硬くなり過ぎて塗膜が割れる
・混ぜたら6時間以内に使用する=ポットライフ
ここまで読み進めてきたなら、この3点はなんとなく理解できますね
もう1つ気を付けなくてはならないコトがあります
過去記事の塗料の順序でも書き殴りましたが「塗膜の耐久性」
以下、過去記事から抜粋
ラッカートップ>ウレタントップ>エッジカバー>エッジカバーシーラー
Lized製品で並べるとこんな感じ
左にいくほどトップコート向けであって
右にいくほどベースコート向けの設計
水溶性の後に溶剤性(当たり前
溶剤性の後に水溶性だと弾いたり密着不良を起こす
だからラッカートップが一番左
エッジカバーシーラーは浸透重視であってベースというより名前の通りシーラーの役目
決してトップコートで使おうとはしない。
エッジカバーは粘度を上げていて顔料を取り込める柔軟性を持ち合わせている
まさにベースコート・カラーコートに最適
ウレタントップの特徴は何と言っても薄い膜でも強固なとこ。
特に艶消しタイプは塗装感が無くても、ばっちり決められると評価されています
評価急上昇中のラッカートップ
市場に出回っている大半の革がラッカートップ仕上げ
革らしい感触や艶感には、まさに安定って言葉が合う
ウレタントップで初めからばっちり決めるとエッジカバーは密着不良するかもってこと。
強い膜性の後には弱い膜性は注意ってことね
レザークラフト界で最強の耐久性と自負している”ウレタントップ”の後にはラッカー系しかのりませんっ
→密着する=”のる”、密着しない=”のらない”と表現します
エッジカバーに水溶性架橋剤を添加したらウレタントップは”のらない”可能性がある
ぬあんだってぇ??
ここまで長文を読解してきてこの仕打ちかっ!って感じですね
解決する方法はありますのでご安心を。
ウレタントップにも水溶性架橋剤を添加すれば良いのです
そしてポットライフ=6時間以内で塗り重ねるコトも重要です
簡単に120%狙うなら水溶性架橋剤ですよと言えば宣伝になると思うけど。
ここまでして120%を狙うのか…ということを理解してくれた方が長い目で見たらプラスかなと思う
これ読んでみて面倒だから買わないけど、水溶性架橋剤のように面倒な配合や工程を組んでいるタンナーの革って耐久性が高いから完成度が違うよね
そんな風に覚えてくれたら十分です
エナメル塗装も同じ原理の配合です
なので「エナメル塗装をしたい!」とか「自動車向けの革の塗装をしたい!」とか質問が来ても…
りう「無理ですよぉ(即答)」
この無理の本意は↓↓↓
覚悟を決めたタンナーしかできない仕上げですので、一般人には無理です( ー`дー´)キリッ
どんな分野もそうですけど、配合と工程の組み合わせに知識と経験
そしてアップデートを繰り返す
革には決まった答えは無い
良いと思われる答えが上書きされている感じ
そこには流行りも廃りもあるけど、その時代に合った革らしさを追求しているのかな
万人受けしない水溶性架橋剤の話だったから
史上最短で終わらそうとしたら、とんでもない超大作になってしまった
つづく。
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