配合工程の数字とml表記の意味 | 皮革用塗料の専門家

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(ビターなチョコにハマる

 

 

 

 

今日は”配合工程の数字”について書いていきます

 

色見本帳やワンコイン企画で公開している配合工程

そこに記された数字。

 

以前にもブログで書いた覚えがあるけど。

質問をもらったから、前とは違う切り口で説明しますね

 

 

 

400エッジカバーと300ウレタントップマットと200ペネトレーターを混ぜる

この数字は配合比率であって重量比となります(質量比ではない

 

足し算しても100にも1000にもならない

なんでこんな数字にしたのか?

 

エッジカバーの半分ほどのペネトレーターを入れてスプレー塗装をする為に粘度を下げる

その2つを混ぜ合わせた配合液の半分ほどウレタントップを混ぜて顔料濃度を下げて艶を消す

 

そういう意図があって配合を組んでいます

 

エッジカバーを基準にとするとペネトレーター0.5でウレタントップが0.75

これはこれで分かりづらい。

100と50と75って書き方もできるけど。(どれも同じ意味だけどね

 

キリ良く100単位にすると400と300と200ってなる

自分が気持ち良い公倍数なので、自由ですぅ

 

料理だと4:3:2って表現する場合を見掛けますね

これは質量比=スプーン何杯を基準にしてるからだと思う

 

料理はさじ加減で味見して整えるから。

でも大切なところはグラム表記でしょ

 

1リットル=1キログラムというか、混ぜ合わせる液体の比重が同じような数値ならスプーンでも良い

 

粉体ならすりきり一杯を目安にできる

液体だとすりきり一杯ができない

 

重さを測るって正確、そして重量を測るスケールはお手頃価格ですから

 

それでもスプーンで配合したいなら止めませんよ

ただね、微妙な配合比は難しいし。再現性も低めなのは明らかですね

 

ちなみにLized製品はml表記としています

 

…∑(゚Д゚; )エーッ

 

あれだけ重量推しだったのに。。

 

これには理由がありますっ

水を比重とすると染料やディルエントなどの溶剤系は0.8-0.9

ある製品は1.1-1.2というバラけまくりなのです

 

ボトルに目盛りがあって、100グラム入っているけど目盛りの下だと少ないって感じますよね

それがある製品は1.1-1.2だからなのです

 

目盛りより下だけど重量は合ってるより、目盛りは合ってて重さが違う。

…どっちを選ぶかなのです

 

具体的に分かりやすい例ですと↓

顔料の白は水に比べて重いです=エッジカバーホワイト=ある製品は1.1-1.2にあてはまります

染料は軽いです=0.8-0.9にあてはまります

 

重量100gで充填をするとエッジカバーホワイトは目盛りより下

染料は目盛りより上になるのです

 

同じ容器で染料は92g、顔料の白は110gだったり

顔料のブルー98gでイエロー100g、オーカー103gとか

 

そんな表記の方が混乱しますよね??w

 

なのでLizedではml表記としています

 

ボトル容器だと目盛りよりやや上。

目盛りの無い容器であれば開封時にこぼさないぐらい多めで。

そんな基準で製品毎に重量を決めてml表記で販売しています

 

知っても得はしないトリビア的な話でした

 

 

つづく。

 

 

 

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