前回(昨日)に引き続きまして・・・
集集車站の周りは意外にもお店が多い(失礼 )
写真には写ってないけど
站から出てすぐ左手にある果物やさん。(左手に商店街が続く)
真ん中の列の手前の一房を秤で計ってもらっています。
と一口に言っても、台湾にはいろいろな種類がありますよ~。
一斤(台湾では600グラム)が30元ということで
この一房が65元 。
×3で計算して195円でお買い上げ~( こんなに買ってどうする )
実は、ここ集集車站に着く前に寄って来たのは南投縣魚池茶葉改良所。
ここには、入り口からの長い坂を上った所に
新井耕吉郎の記念碑があります。
とんがり屋根はお茶摘する時にかぶる帽子の形からとったそう。。。(ほんと、そっくり )
新井耕吉郎(1904~1946)は群馬県生まれの農業技師。
日本統治時代の台湾で紅茶産業の発展に貢献し
台湾で亡くなりました。
「台湾紅茶の父」とも言われています。
記念碑の前には
この日も台湾式の長いお線香が供えられていました。
その茶葉改良所脇、日月潭を望む丘の傾斜面の茶畑~。
日月潭北方海抜800メートルのこの地が
紅茶栽培に適していると調査・確信し
1936年に魚池茶葉改良所は設立されました。
(魚池茶葉改良所から直ぐの日月潭。
この日は目的が違うのでちょっとだけ深呼吸)
30年代から60年にかけて隆盛を極めた台湾紅茶ですが
80年代以降すっかり姿を消したものの
また最近では新たに注目を浴びています。
私も大好きな”紅玉”、別名”台茶18号”
1999年に誕生した新種です。
父方が台湾野生種
母方がビルマ大葉種です。
さらには
”紅韻”、別名”台茶21号”(2008年に誕生)
父方が祁門
母方がインドkyangで、香り滋味には祁門の流れが。。
それぞれに
この新井耕吉郎の研究の流れを汲む研究者たちの努力があるのですね
これも子供たちに伝え残したい歴史です。
書いていたら急に紅玉が飲みたくなってきました~
ちょっと飲んで休憩です。