IT技術者のNOTEBOOK -7ページ目

ニヒリストにドロップキック

プロジェクトが違えば外野なんだなと。
所詮人事にしか思えないんだろう。好き勝手な発言をこらえる。

画期的な打開策?
出せるものなら出してみろよ。映画みたいに奇跡は起こらないのが現実だ。

口にはしなかったけど、無責任な発言にムカムカは最高潮に達していた。

外野からヤジを飛ばすのは簡単だ。
グラウンドでプレーしている選手の気持ちなんて知りもしない。

今に見てろよ。
自分がニヒリストになっていることに
気づかない奴等に
いつかドロップキック決めてやる!

現実味のあるスケジュールを

「みんな順調そうですね…」
朝会が終わり、会議室から仕事場に移動しているとき、
後輩のM君がぐったりした感じでつぶやいた。

「そんなことないよ。少なくとも、僕は遅れてるよ^^;」
実際の作業を進めていて見えたことをふまえながら、M君を諭す。

今のスケジューリングはかなり大雑把な見積がなされている。
平均して1本あたり5日。
プログラムによって規模が違うのだから、
ものによっては5日以上かかるものも出てくる。
しかし、作業者にとってはスケジュールを守ることが第一で、
理想と現実のギャップに苦しんでしまう。M君がまさにそうだった。

無責任な発言をされているようにとられないよう、
自分のいつものやり方で工数を試算してみた。
  ・登録・更新処理系はテスト仕様作成~実施で3日/画面
  ・参照処理系はテスト仕様作成~実施で1.5日/画面
 1本のプログラムには6画面あり
  ・登録・更新処理系が4画面
  ・参照処理系が2画面
となっているので、トータルで15日かかる計算になる。
現状で12.5日使っているので、今の進捗率を考えると、
今のスケジューリングは現実離れしすぎているなと思うし、守れる訳がない。

画面数をもとに試算できていないのが誤差の原因だろうな。
全体としての誤差はどれぐらいになるんだろうか…ちょっと不安。
M君が明日もまだ表情が暗いようなら、工数見積やってみたら?と
声をかけてみようかな。


リーダーの引くスケジュールは必ずしも正しいものではないし、
より現実的な工数を導きだすことによって、
現状どれぐらいの遅れが出ているのかが明確になる。
だからこそ、工数見積ができる人は与えられた
スケジュールとのマッチングを行ってほしい。
そして無理そうであれば、リーダーに相談するのが正しい姿だと思う。

またプロジェクトリーダとしては、
スケジュールの精度が低いようであれば、精度が高くなる為の見直しが必要だと思う。
なにごともPDCAサイクル…。

「現実味のあるスケジュールを引きましょう」
3年前にとある研究機関のリーダーに言われた言葉がふと蘇る。


ただ、今のプロジェクトはすでにどうしようもない危機的状態だから、
一人一人ができるだけ頑張るしかないんだろうけど…ガーン

目の前の作業よりも..

目前の作業が進んでいれば、
全体も前に進んでいる実感が湧く。
ただし、ゴール地点に向かっているかは別の話で、
方向が間違っていれば遠ざかっているのかもしれない。

メンバーが挙げている問題点をよそに、
目前の作業にとらわれているのは馬鹿げている。
方向を修正するのが先なのに。

チームワークって

リーダーだけが引っ張っても、メンバーだけが引っ張っても、
チームワークは成り立たないんです。
それぞれがちゃんと役割を果たすこと。それこそがチームワーク。

リーダーに求められること
・全体のスケジュールの進捗状況、残課題をきちんと把握している。
・メンバーが出している些細なアラートを丁寧に拾って、優先度を決めて対応できている。
・目の前の作業だけではなく一番に解決しないといけないことを常に意識してやっている。
・自分自身の状態(どれぐらいの余裕を持っているか、どれぐらい無理できるか)を把握できる。
・うまく人に作業を割り振れる。
・チームの目的を忘れない。

メンバーに求められること
・問題点があればすぐに報告すること。
・進捗状況をきちんとリーダーに報告できること。
・「どうすればいいですか」ではなく「こうすればいいとおもいますが」の提案ができること。

共通に求められること
・仕事に対して頑張れる人であること。
・プロパー、協力会社の垣根を越えて本音で話し合えること。
・ルーチンワークを怠慢だと感じられること。
・楽できることは楽しよう!のマインドを持っていること。
・互いに気遣えること。

プロジェクトに関わるってことは、お祭りの御神輿をみんなで担いでいるようなもので、
老若男女問わず、一つの目的に向かって汗を流すことなんです。
自分が割り当てられた分を終えたらいいやなんてクールな顔しているようじゃ、
絶対に成功しませんよ!

…って熱血系の学園モノみたいに熱く語ってみたいものです。

まずは現状把握

霧が少しずつ晴れてくるように、
1週間をかけて、今のプロジェクトの問題点が少しずつ見えてくる。
予定どおりに進まない作業は人が足りないからなのか、作業内容に問題があるのか。
単純に人を放り込むだけの今のやり方に少し違和感を覚える。

明日の朝会では作業の問題点を挙げることになっている。
僕も材料はそれなりにそろえてみた。

メンバーのいろんな意見を参考に。
そして、これをきっかけに好転するよう、影ながら頑張ろうと思う!(^^)!