エリック・クラプトンのライブに行ってきたよ 【2009/2/15 日本武道館】
ERIC CLAPTON 2009
2009年2月15日 日本武道館 1階スタンド南西C列5番
エリック・クラプトンのライブに行ってきたよ。
チケットはUDO先行で入手。
さすがにジェフベックと違って、クラプトンを知らないって人は少ないでしょ。
ヒット曲もたくさんあるし。最近ではあのスマップに曲提供してたりするし。
そんなクラプトンだから最近はギタリストというより、ポピュラーシンガーといたイメージの方が強い。
ポピュラーシンガーとはいっても、やっぱりやってる曲はブルースを基調とした曲。
日本だとブルースを本格的に聴いてる人意外は、
こういうブルースの雰囲気を感じさせてくれる曲を聴く機会ってほとんどないだろうから、
そういう意味では「ブルースの伝道師」とも呼ばれてるクラプトンの存在は貴重なのかも。
「Hoochie Coochie Man」とか「Before You Accuse Me」とか、
普通のポピュラーミュージック聞いてる人達には、耳に入らないタイプのサウンドだし。
特にここ数年はBBキングとの共演アルバム、ロバートジョンソンのカバーアルバム、
ブルースのカバーアルバムなどと、ブルースに関係した作品を多く出したりして、
ますます自分のルーツであるブルースへと立ち返ってるクラプトンです。
そしてもちろん、ギタープレイにも注目。
ジェフベックほど派手なプレーはないけど、ブルースならではの、
ほぼペンタトニック一発で弾ききっちゃうようなアドリブが見所。
ちなみにペンタトニックスケールとはごく簡単に言うとブルース特有の音階のことです。
あんまり詳しく書くと墓穴を掘るのでこれぐらいで・・・。
今回の来日のバンドメンバーは、ちょっと地味な印象。
最近のクラプトンご贔屓のドイルはいるものの、スティーブ・ガッドはいない・・・。
かわりに、フュージョンファンにはおなじみのベース奏者、
あのエイボラハム・ラボリエルの息子がドラムらしい。
会場である日本武道館へは開演30分ぐらい前に到着。
ちょっと早く到着しすぎたのでブラブラして時間をつぶしてから入場し席へ。
今回の席はなかなかいい席。1回のスタンド南西の前から3列目。
このあたりは音がいいし、見やすいから最高の席。
上の方を見回してみると2階北西や北東の一部にも客が入ってる様子。
見切れ席だからあそこは普通は入れないんだけど・・・。
一応、ステージ上は柱などが少ないので、
意外と北西北東のステージ斜め後方からもステージ上は見えてるのかも。
そんなステージ後方の人達のためにか、PAスピーカは数多く釣ってある模様。
メインのデカい正面スピーカの他に、2階サイド用と北西北東用らしきのが1つづつ。
そして、ステージ後方と前方の上の方には、映像演出用の短冊上のLEDパネルが数枚。
前方の上の方のLEDパネルは、おまけみたいな小さいものだけど。
開演予定時間から15分ほど過ぎた頃照明が落ち、クラプトン他メンバーがステージに登場。
クラプトンが出音を確かめるようにギターをちょろっとつま弾く・・・。
そしておもむろにギターリフを弾きだし、1曲目は「Tell The Truth」でスタート。
クラプトンはここでは軽くウォーミングアップなのか、
サポートのドイルにボーカルとギターのパートの一部をまかせたりも。
2コーラス目のボーカルを任せたり、ギターソロを任せたり・・・。
新しいツアーメンバー(たぶん)のドラムもパワフルでなかなかいい感じ。
クラプトンは今回初お目見え?の鮮やかな水色のボディーのストラト。
初お目見えとはいっても、電気関係はレースセンサー&ミッドブーストで、
いつもの仕様と変わらないんだろうなぁと想像。
(追記:どうやら今はレースセンサー乗せてないみたいです・・・。)
ステージ上を見てみると、下手後方にコーラスのお姉さま方、
下手前方にギター、真ん中後方にドラム、上手後方にべースと鍵盤といった配置。
「Tell The Truth」が終わるとそのまま続けて「Key To The Highway」へ。
この辺のギターソロあたりで、徐々にエンジンがかかり始めたようなクラプトン。
続けて、イントロのリフとブレイクが印象的な、
ド直球こてこてブルースナンバー「Hoochie Coochie Man」へ。
途中、ソロを鍵盤へとまわすが、なんかいまいち・・・。
そんなイマイチな鍵盤ソロも終わりに近づくと、
するどく切り込むように始まるクラプトンのギターソロ!
まさに「キターーー!!」って感じで、一人盛り上がる・・・。
ブルースな曲でひとしきり盛り上がった後は、次は「I Shot The Sheriff」へ。
これは意外な選曲だったのか、客席からは歓声が上がる。
この曲の後半にはドラマチックな、かなり長いギターソロが。
最初はクリーントーンで静かにスタートするも、盛り上がるアレンジに呼応するかのように、
だんだんと盛り上がりをみせるクラプトンのギター。
そして最後はドラマチックand大盛り上がりに!
いやー、ここでのギターソロは熱かった・・・。
マイナー調の曲調・アレンジに泣きの熱いギターがぴったり。
ここまで聞いて、なんだ、まだ全然枯れてないじゃんクラプトン。と思う。
枯れてるとかつまらなくなったとか言われてるけど、そんなことないじゃん
ということで、ここでのクラプトンの後半のギターソロはさすがといえるものでした。
ここでちょっと熱くなった会場をクールダウンさせるような雰囲気の曲「Isn't It A Pity」へ。
聞いたことが無かった曲だけど、盟友ジョージ・ハリスンの曲だそうで。
ちょっと物悲しい雰囲気のバラードでした。
続いては16っぽいギターのカッティングからスタートする「Why Does Love Got To Be So Sad」。
コーラスのお姉さま方がいい感じ。ギターソロも熱い。
ギターソロは最初ドイルに回して、そのあとはクラプトンも交えて。
最後はだんだんリズムの音量落としてセッション風and南国風?の雰囲気に。
狙ったアレンジなのかよくわからないけど最後はグダグダな感じで終了。
ここでバンドメンバーはいったん退場。
そして、クラプトン一人アコギを持ってステージ中央の椅子に座り、
ブルージーなフレーズをちょろっと奏でてそのまま曲へ。
ここから数曲はアコギブルースタイム。
聞いたことが無い曲だったけど、スタンダードなブルースナンバーだった模様。
ちなみにこのコーナーで演奏された曲は公式サイトのセットリストによると、
「Driftin'」「Travelin' Alone」「That's Alright」とのこと。
「Driftin'」はクラプトンのギターと歌だけ、
「Travelin' Alone」「That's Alright」は他にギター、ベース、ドラムを加えての演奏でした。
ブルースタイムが終わると、クラプトンは12弦ギターに持ち変え「Motherless Child」、
続けて、せつないメロディーが染み入る「Running On Faith」へ。
ここではまだ椅子に座ったままのクラプトン他メンバー。
「Motherless Child」の12弦ギターはオープンチューニングだったかな?
ドイルはセミアコ?で、しかも右利き用。
ボリューム・トーンのつまみやケーブルを挿すジャックが、
上のほうにきちゃって腕に当たって扱いずらそう・・・。
ここでアコースティックな曲でまったりとした会場の雰囲気を打ち破るような、
ドラムの元気なフレーズがはじまる。
このドラムのイントロで場をつないでる間に、クラプトンは椅子から立ち上がってエレキに持ち替える。
そして、元気なギターリフからはじまる「Motherless Children」へ。
ここでは例のトレードマークにもなってる黒のボディーに白いピックガードのストラトが登場。
ボトルネック使ってたし、オープンチューニングだったかな。
次は一気にレイドバックした雰囲気でブルースな曲。
ロバートジョンソンの「Little Queen of Spades」。
渋い・・・。
ここでもソロを回す。鍵盤→ドイル→クラプトンだったかな。
続いても、いかにもブルースといった曲「Before You Accuse Me」。
そして、「Wonderful Tonight」へ。
「Wonderful Tonight」はイントロのギターのフレーズが始まると、
さすがに観客は何の曲だか察して歓声が起こる。
ギターのアルペジオのコードの響きが色っぽい。
会場はほんわかとした雰囲気につつまれる。
曲も終わると、そのほんわかした会場の雰囲気を打ち破るように、
ギターの「テレレレレレ レーン♪」というギターリフがはじまる。
そこで、観客は総立ちに!
もちろんあの曲、「Layla」のはじまり。
ここまでじっと座ってたお客さんも立ち上がって盛り上がる。
ちなみに、クラプトンの歌中はテーマフレーズはドイルが弾いてました。
後半のピアノから始まる別曲部分みたいなパートももれなく演奏して終了。
そして印象的なギターリフが始まると「Cocaine」へ。
サビの「コケーイン!」のところでは観客は大合唱。
曲終わりの「コケーイン!」も大合唱。
そして「ドウモッ!サンキュー!」という言葉を残して、クラプトン他メンバーは退場。
本編はここで終了。
しばらくするとアンコールの拍手に答えて、クラプトン他メンバーが再登場。
アンコールの曲は「Crossroads」。
クリームの攻撃的なアレンジではなく、まったりとしたアレンジでした。
やっぱり、あのクリームのライブバージョン聞いたことあると、
ちょっと物足りない・・・。
「Crossroads」も終わると、最後はクラプトンとバンドメンバー全員が
前に出てきて一列に並んで一礼。そして退場。
もう1回くらいアンコールがあるかなぁとちょっと期待して待つも、
あっさりと客電がついて終了のアナウンス。
えー、アンコール1曲って・・・。
もうちょっとやってよと思うも、これでアンコールも終了。
約2時間のライブでした。
もうちょっとおとなしい雰囲気のライブになるかと思ってたけど、意外と熱いライブでした。
後半の定番曲も盛り上がったけど、やっぱりどの曲でもクラプトンのギターソロになると盛り上がります・・・。
欲を言えば中盤のアコギブルースタイムの曲のかわりに、クラプトンの曲をやってほしかったかな。
まあ、何度も来日してるからネタ切れ感があるからしょうがないんだろうけど。
それと、クラプトン、もうちょっとギター変えたりしてよ。
ドイルの方はちょこちょこギター変えてたのに。
アコギと1曲だけギター変えただけで、あとはずっと水色のストラトだったし。
できれば、また335を弾いてほしいなぁ。
その他にステージ上のクラプトンの周りで面白かったのが、モニタースピーカの数と位置。
普通は立ち位置の前の方にステージ前方から後方に向けての方向で1組あるんだけど、
それに加えて、ドラムセットの前辺りに客席方向に向かってもモニタースピーカが一組。
たぶん、ボーカルを取ってる以外の時、ちょっと下がった位置で演奏する時用のじゃないかと。
それとも、ギター専用のモニターかな?ギターアンプから出すんじゃなくて。
っていうかまだイヤーモニターじゃないの?クラプトン。
サポートのドイルはあちこち動き回っててたから、こっちはイヤモニっぽいけど。
次はさいたまにベックとの共演を見に行く予定。
クラプトンもベックも今回の単独公演を見ちゃったから、
それぞれのセットリストはだいたい予想がついちゃうけど、
共演の方は、はたしてどんな曲をやってどんな雰囲気になるのか・・・。
意外と定番のブルース曲をセッションして終了とかだったら、拍子抜けだなぁ。
UDOさん、あれだけ散々奇跡の共演!とか煽ってたけど。
=セットリスト=(公式サイトより転載)
01. Tell The Truth
02. Key To The Highway
03. Hoochie Coochie Man
04. I Shot The Sheriff
05. Isn't It A Pity
06. Why Does Love Got To Be So Sad
07. Driftin' (EC Solo Blues)
08. Travelin' Alone
09. That's Alright
10. Motherless Child
11. Running On Faith
12. Motherless Children
13. Little Queen of Spades
14. Before You Accuse Me
15. Wonderful Tonight
16. Layla
17. Cocaine
~Encore~
18. Crossroads
ジェフベックのライブに行ってきたよ 【2009/2/11 パシフィコ横浜国立大ホール】
JEFF BECK
2009年2月11日 パシフィコ横浜国立大ホール 1階A14列12番
(Jeff Beck:Guitar / Vinnie Colaiuta:Drums
/ Tal Wilkenfeld:Bass / David Sancious:Keyboards)
ジェフ・ベックのライブに行ってきたよ。
チケットはUDO先行で入手。
ジェフベックといえば、三大ギタリストの内の一人。
三大ギタリストとは、エリック・クラプトン、ジミー・ペイジ、そしてジェフ・ベックのこと。
そんなこといっても、知らない人が多いんだろうなぁ・・・。
一応、そういうことで伝説のギタリストみたいな扱いなんです、この人。
70年代からロックを聞いてたオヤジ世代か、
ギターやってる人やギターフェチの人意外は聞いたこと無いかもしれない。
クラプトンは知ってても、ベックは聞いたこと無いって人も多いでしょう。
ということで、今回はちょっとマニアックな話に・・・。
今回の来日はニューアルバムに伴うツアーでもないので、
どんな内容になるのかチケットを取る時にはわからなかったけど、
最近のライブのセットリストを見ると、どうやらベストヒット的な内容になる模様。
ここ数年のテクノ・打ち込み路線はあまり好きじゃなかったので、
あの曲!や、あの曲!をやってくれるのかとワクワクしながらライブの日を待つ・・・。
会場のパシフィコ横浜は、かなり大きいホール。
3階席まであるし横にも広いから、できれば席を選んでチケットを取りたい会場。
しかし、先行予約で取ったので席は選べず・・・。
ということで、実際に会場に行って席についてみるとハズレ席でした・・・。
端のほうの席なので、PAスピーカに隠れてステージ上の下手半分がほとんど見えない。
いわゆる見切れ席。前の方だし音も悪そう。
もう、発売日に完売するようなライブじゃなければ、
UDO先行で取らないぞ、チケット・・・。
ステージ上は真ん中にドラム、そのすぐ隣上手側にベース、
上手前に鍵盤、そして下手後方にギターアンプといった感じ。
ベックはセンターにマイクがあるから、そこに立つのかと。
周りを見渡してみると、やっぱり客の年齢層はかなり高い。
若い女性はほとんどいなく、むさいオッサンやら、長髪パーマのいかにも音楽やってます的な人ばかり。
ロビーには一人でいる若い女性もいたけど、あれは誰かに無理やり連れてこられたんだろうか・・・。
そんなこと思いながら席に座って待っていると、
開演時間から5分ほど過ぎたころ照明が落ち、ベック他メンバーの登場。
バンドメンバーはドラムがお馴染みヴィニー・カリウタ、鍵盤がデヴィット・サンシャス、
そして、ベースは一部ファンの間でアイドル的人気?のタル・ウィルケンフェルド。
なんと、驚いたことに22歳のうら若き乙女がジェフベックのバックバンドのベース。
そりゃ、ベックファンのオヤジどもの目を引くわなぁ・・・。
一応、チックコリアのバックでやってたこともあるらしいので、
そのルックスだけが売りじゃなくて、ベーシストとしての才能も十分持ってるみたい。
今回のライブは派手なステージセットもなし、オープニングSEもなし。
ということで、登場してメンバーが各持ち場に着くといきなり演奏開始。
スネアドラムからはじまる、あの曲でライブはスタート。
1曲目は「Beck's Bolero」。往年のファンには涙ものの曲でしょ。
続けて「The Pump」「Eternity's Breath」「You Never Know」「Cause We've Ended as Lovers」と演奏。
「Cause We've Ended as Lovers」は邦題が「悲しみの恋人達」。
こっちの曲名の方がなじみがある人が多いかも。
ベックの泣きのメロディーが炸裂するバラードで、
ギターやってる人なら一度はコピーに挑戦したことあるでしょう。
ボリューム奏法を多用して、なんともメロウな感じでした。
↓「Cause We've Ended as Lovers」
http://www.youtube.com/watch?v=mIFFRHBCPzA
しかし、この「悲しみの恋人達」あたりから、
ギターの音にジリジリとノイズが乗り出し、あちこち周りを気にしだすベック先生・・・。
お手上げだ!みたいなジェスチャーをしたり・・・。
スタッフもベックの足元やらアンプのあたりを盛んにいじるも、状況は変わらず。
そんなそわそわした雰囲気の中でも演奏は続き、
「Behind the Veil」「Blast from the East」「Stratus」と披露。
途中、やっぱりギターのノイズが気になってか、スタッフが対処してるのを待ってか、
ベックが演奏をやめ、ドラムとベースだけの演奏で場をつないだりする場面も。
その場つなぎ場面でベースソロみたいな展開になった時には、
ベースのタルが1弦・2弦あたりを使って弾いてる中、
ベックがその演奏中のタルの後ろ側に回り後ろから低音部の弦を押さえて、
1台のベースを二人で一緒に演奏するなんていう珍しい場面も・・・。
「Stratus」が終わるとベック先生が、
「ギターがフィックスされたら戻ってくるよ」とマイクでボソッっとつぶやくと、
ベック他メンバーがステージから退場・・・。
ここで一時ライブを中断してトラブル解決を図る模様。
会場内は客電こそついてないけど、BGMが流れ出してなんとも緊張感のない雰囲気に。
ここぞとばかりにトイレに立つ人も多数。
その間にスタッフがベックの足元のエフェクターやケーブルをいじってなんとか復旧させ、
10分くらいの中断で再びベック他メンバーがステージに登場。
手を前に合わせてゴメンナサイと何度もお辞儀をするベック先生・・・。
そして無事にライブは再開し、
「Angel」「Led Boots」「Nadia」「Space Boogie」と続けて演奏。
「Led Boots」「Space Boogie」は、ぜひライブで聞きたかった曲。
カリウタの怒涛のドラムがすごかった・・・。
ベック先生の切り裂くようなギターも炸裂。
ちょっとシンセがよく聞こえなくて残念だったけど・・・。
↓「Space Boogie」
http://www.youtube.com/watch?v=Y6YxhAByDbw
「Angel」では、ベック先生の超絶技を目撃!
なんと、ギターの21フレットより上のフレットがない部分、つまり、ピックアップの上辺りを、
ボトルネックで叩いて音を出して、細かい音程まできちんと取ってメロディーを弾いてます!
あの部分を弾く人はいるにはいるけど、ちゃんと音程とってフレーズにしちゃう人は他にはいないでしょ。
昔見たライブ映像で、細かいアーミングで音程取ってるのにも驚いたけど、
今回はさらにそれの上を行く驚き・・・。
↓「Angel」 すご技は4分辺りから。
http://www.youtube.com/watch?v=EbhngojbrzQ
そして「Goodbye Pork Pie Hat / Brush with the Blues」
「Blue Wind」「A Day in the Life」と続けて、本編は終了。
今まで座っていた客も、ここではスタンディングオベーション!
その大喝采に見送られてベック他メンバーは退場。
客はそのまま立ち上がったまま拍手し、アンコールを求める。
ほどなくして、アンコールに答えてメンバーが再登場。
そして、アンコール1曲目は「Where Were You」で静かにスタート。
この曲、ベック先生のアーミングが細かい・・・。
アーミングのアップダウンだけで、メロディーを奏でてます。
続けて「Big Block」「Scottish One」と披露し、
最後は意外な選曲「Peter Gunn Theme」でアンコールも終了。
メンバー全員ステージの前に並び、観客の拍手に答える。
ここでベック先生も気分がよかったのか、客席でプレゼントを持ってた人に向かって、
こっちによこせ!的なジェスチャーでプレゼントを受け取ったりも。
ということで、約1時間半でライブも終了。
途中のトラブルのおかげで色々と珍しいものを見させてもらったライブでした。
セットリストもあの名曲達を聞けて満足。
ベック自身のパフォーマンスはどうだったのかなぁ・・・。
途中のトラブルがあった辺りは、集中してないような感じだったけど。
客も演奏よりそっちのほうが気になっちゃってたかも。
とはいえ、コピー不可能ともいわれてるベック先生のギターを堪能できて満足。
全て指で弾くスタイルももちろんだけど、その他のトリッキーともいえる技の数々・・・。
特に目に付いたのアーミング。
フローティング(浮いてる)状態にセットされてるブリッジを遺憾なく活用。
アームダウンはもちろんだけど、あれだけアームアップする人もそうそういない。
他にブリッジやボディーをゲンコツで叩いてブリッジ・アーム部分に振動を与えて、
微妙にビブラートさせる、いわゆる「クリケット奏法」を多用してました。
ちょっと残念だったのがベックの立ち位置というか演奏中の向き。
バンドがベックより上手側にみんないるので、どうしてもそっち向いて演奏しちゃう・・・。
だから、下手側の席にいる人はベックの背中ばかり見ることに。
ちょっとこっち向いてよ!と何度思ったか。
音の方は前過ぎて音が悪くて、イマイチ楽しめないところもあったかな。
低音がうるさいうるさい・・・。まあ、これはしょうがないか。
次はさいたまスーパーアリーナでクラプトンとの共演を見に行く予定。
さすがにあの規模の会場だと、ここまで細かいニュアンスはわからないかも。
というより、あのでかい会場の音響でベックの音楽は映えるんだろうか・・・。
=セットリスト=
1. Beck's Bolero
2. The Pump
3. Eternity's Breath
4. You Never Know
5. Cause We've Ended as Lovers
6. Behind the Veil
7. Blast from the East
8. Stratus
~ギタートラブルのため中断~
9. Angel
10. Led Boots
11. Nadia
12. Space Boogie
13. Goodbye Pork Pie Hat / Brush with the Blues
14. Blue Wind
15. A Day in the Life
-アンコール-
16. Where Were You
17. Big Block
18. Scottish One
19. Peter Gunn Theme
↓一番好きなアルバム。ベックのアルバムの中では聞きやすい方なのでオススメ。
- ¥1,589
- Amazon.co.jp
Salyuのライブに行ってきたよ 【2009/2/10 日本武道館】
Salyu Tour 2009 Merkmal
2009年2月10日 日本武道館 1階スタンド南西J列6番
Salyuのライブに行ってきたよ。
チケットは公式サイト先行で入手。
今回のライブはベストアルバムを発表してのツアーの初日。
初日が武道館という一番大きい会場でのライブ。
内容はこのベストアルバムにそった内容になるんだろうか・・・。
会場へ着くとグッズ売り場をスルーして、さっさと席へ着く。
今日の席は1階スタンドのJ列。
事前に調べた情報だと、2階席が視界の上にかかって見にくいということだったけど、
実際座ってみるとそうでもない感じ。
なんとか、ステージの最上部まで見えるし。
席に着きステージを見てみると、ステージの左右にスクリーン、
そしてステージ前方に幕がかかっててステージは隠されてます。
あそこに映像を映したりするんだろうかと想像・・・。
それと、カメラがたくさん!あとでDVDとかで出すんだろうか。
開演時間から15分ほど過ぎると、照明が落ち歓声が上がりいよいよ開演。
ドク、ドクという心臓の鼓動のようなリズムに、salyuのハミングのような歌声が重なり、
その鼓動のリズムにあわせて木の根?か血管?のようなのがドクドク脈打つ映像が、
ステージ前方に垂れ下がっているスクリーンに映し出される。
幻想的な雰囲気・・・。
ほどなくすると今回のライブのテーマである「Merkmal」の文字がスクリーンに浮かび上がり、
その「r」の部分だけがクローズアップされ「rhythm」という文字に変わる。
そこから、散文詩のような内容が次々と映し出される。
そして心臓の鼓動のようなリズムが止まると、
ステージを覆い隠してた前方の幕がパッと落ちステージがあらわになり、
ステージ上のsalyuが暗闇から浮かび上がる。
ピアノのやさしいイントロから「あの頃はーー」と歌いだすsalyu。
1曲目はベストアルバムと同じく「プラットフォーム」でスタート。
歌詞も始まりを感じさせる内容だし、オープニングにはぴったりの曲。
ここでステージを見てみると、なんとも変則的。
1曲目の「プラットフォーム」にかけてか、
ステージ真ん中から上手後方にかけて斜めに一段高くなった、
まさしくプラットフォームを表現したかのような長方形のお立ち台ステージ。
そのお立ち台ステージはステージの奥に向かって階段状になってて、そこにsalyuが乗り歌ってます。
曲の途中、salyuがその階段を登っていくと、登るたびにお立ち台が順番に光っていったり・・・。
バンドメンバーは下手前方にギター、下手後方にコーラスと鍵盤、
真ん中辺りにチェロ、上手後方にベース、上手中央にギター。
そして、上手のギリギリのところにステージ中央に向かって横向きにセットされたドラム。
ということで、かなり志向を凝らしたステージセット。
そんなことを観察してるうちに「プラットフォーム」も終了。
次は元気のいいドラムとピアノのイントロから「be there」へ。
テンポのいいリズムに乗ったサビの高音とハモリが気持ちいい・・・。
後半にはリズムがテンポアップ。ドラムの疾走感がかっこいい。
続いて「彗星」「TOWER」とポップな曲を続けて、会場がほんわかとした雰囲気に包まれる。
キャッチーな曲を続けて演奏し、会場にいる客をライブへとガッチリ引き寄せる。
次は「今日は10年の中で出会ってた曲をできるだけお届けするというライブです」というMCから、
チェロの荘厳な響きではじまり、リリイ・シュシュの「飛べない翼」へ。
ここからしばらくはリリイ・シュシュタイム。
ということで続けて同じくリリイ・シュシュの「飛行船」「エロティック」と披露。
うーん、なんとも退廃的で耽美的な雰囲気・・・。
続いてはその退廃的な雰囲気を打ち壊すように美しいメロディーのピアノが鳴り出し「name」へ。
この曲はライブで聞くとまたいい。サビの叙情的なフレーズとコード進行が素晴らしい・・・。
こういうの、小林武史は得意だよね。荘厳で叙情的なメロディー・アレンジが。
次はギターの歪んだ音色のかき鳴らしから「夜の海 遠い出会いに」へ。
salyuの叫びにも近い歌声が印象的。ギターソロはジャジーでオシャレな雰囲気・・・。
ここでsalyuによるバンドメンバーの紹介。
ドラムはあらきゆうこ、ベースはキタダマキ、
ギターは名越由紀夫とシミーこと清水ひろたか、そして鍵盤はサニー。他コーラスとチェロ。
ちなみに、シミーはあらきゆうこの旦那さんです・・・。
「次はチェロの響きをお楽しみください」というMCからsalyuは一度引っ込む。
チェロが鳴り響く中、途中からオープニングと同じようにステージ前に幕が下りてきて、
そのスクリーンに散文詩のようなのが映し出される・・・。
そして、その幕が落ちるとsalyuがステージに椅子に座ってます。
「砂」「光りの束」と続けて歌う。
「砂」ではステージ後ろにはいつのまにか出てきたLEDに、
桜の花びらの映像が映し出されてきれい・・・。
曲が終わるとsalyuがデビューまでの道のりを説明。
オーディションに落ちまくって、ライブハウスにでるようになって、
そこできっかけをつかんでデビューまでいたったという話。
このMCで、今28歳だけどという話も。
あれ?年齢非公表だったはずだけど・・・。
小林武史への感謝を述べたあと、
19歳の頃のニューヨークでレコーディングした曲という紹介から「再生」へ。
レトロで退廃的な雰囲気の曲。ちょっと無機質な感じもする。
続いては、「landmark」「Dramtic Irony」と続けて。
「landmark」はきらびやかなシンセとエレピのイントロからスタート。
サビの「Ring Ring」というフレーズが印象的。
しかし、ダウナーな曲・・・。詩もサウンドも。
間奏ではバンドのフリーセッションみたいな展開になり、
エレピと激しいドラムがドラマチックに盛り上げる。
次はシンセとギターのアルペジオから「VALON-1」。
この曲はサビのメロディーがいい・・・。
E-BOW(たぶん)をつかったロングトーンのギターのテーマフレーズも印象的。
ここで会場はちょとしっとりと落ち着いた雰囲気に。
しかし、「VALON-1」ってどういう意味なんだろ・・・。
歌詞の中にもそれらしき言葉は出てこないし。
次はバンクバンドで有名な曲「to U」へ。
ここではドラム無しのベストアルバムに収められてのと同様のsalyuバージョンで。
しかし、この曲はいいね。歌詞もいいけど、なんといってもメロディーとアレンジがいい。
続いては「I BELIEVE」、新曲の「コルテオ ~行列~」と披露。
「I BELIEVE」は静かな感じで始まるも、途中からはアップテンポになって盛り上がる。
ドラムがカッコイイ・・・。
「コルテオ ~行列~」は、小林武史節が大爆発の曲。
こういうポップだけど荘厳な曲作らせたらうまいね。
ミスチルでもこういう雰囲気の曲いっぱいあるけど。
間奏からサビに戻ってくるところのアレンジがおいしい・・・。
そして、荘厳なチェロのイントロから「グライド」へ。
ちょっとビートルズっぽいメロディーがアンニュイな雰囲気。
これで本編は終了。
アンコールの拍手に答えてsalyuが再登場すると、最初の曲は「トビラ」で元気にスタート。
コーラスのお姉さんが手拍子を観客に求め、salyuも立ち上がれとジェスチャーで煽る。
もちろん、観客は総立ちになり手拍子で盛り上がる。
「トビラ」は突き抜けるような歌声のサビが印象的。
間奏ではsalyuがステージに立てる喜びを爆発をさせるかのように、
ステージ上で踊ってます!楽しそう!
アンコール2曲目は「コルテオ」と両A面になってて、
映画の主題歌にもなってるという「HALFWAY」。
爽やかなフォーク・カントリーっぽい感じで、
アコギが中心の爽やかなアレンジで、かわいらしい曲でした。
そして最後の曲は、「どうぞ立って盛り上がってください」というMCから「風に乗る船」へ。
観客はもちろん総立ちで手拍子で盛り上がる。
これでアンコールも終了。
拍手が鳴り響く中バンドメンバーとsalyuが並んで挨拶し、
最後はビートルズの「In my life」をBGMに退場。
アンコールも含めると、約3時間の長丁場ライブでした。
いやー、素晴らしいライブだった・・・。
ここまでいいライブやるとは、正直思ってなかった。
salyuのパフォーマンスもよかったし演出・構成もよかった。
バンドメンバーの演奏も素晴らしかったし。
そして、なんとも素晴らしい音響で満足。
低音がすっきり聞こえてバスドラ・べースなんかもよく聞こえた。
次は三郷の公演にも行く予定。
あまりにも素晴らしかったので、追加公演の渋谷へも行こうかどうか・・・。
=セットリスト=
1.プラットフォーム
2.be there
3.彗星
4.Tower
5.飛べない翼
6.飛行船
7.エロティック
8.name
9.夜の海 遠い出会いに
10.砂
11.光りの束
12.再生
13.landmark
14.Dramtic Irony
15.VALON-1
16.To U
17.I BELIEVE
18.コルテオ ~行列~
19.グライド
~アンコール~
20.トビラ
21.HALFWAY
22.風に乗る船
