聖書の歴史を裏付ける考古学的証拠品が豊富な大英博物館 | ヨハネのブログ

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Katahira, age 66.

I stay at Kagoshima,Japan after 2-year-stay of Yerevan, Armenia from September 2022.
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 大英博物館には聖書の歴史を裏付ける考古学的な証拠が豊富に展示されています。大英博物館はロンドンのグレートラッセル通りにあります。古今東西の美術品書籍や略奪品など約800万点が収蔵されています。そのうち常設展示されているのは約15万点です。 来館者の約56%が外国人観光客といわれています。このため各国語版の案内書も充実しており、この中には日本語版(£6)もあります。



 
 
最寄の地下鉄駅はTottenham Court Road (500m) Holborn (500m) Russell Square (800m) Goodge Street (800m) です。見学は無料で10:00から17:30まで毎日開館しています。金曜日は2030までです 。閉館日は、元旦、24日、25日、26日。 電話は+44 20 7323 8299       



British Museum by moria (BritishMuseum)
大英博物館の入り口-ここには聖書の記録を裏付ける考古学的証拠品が豊富にあります



  大英博物館に正面入り口から入ると広間のGreat Courtに出ます。この円形の広場天井には、格子のガラス張りがあり、ここに販売店などがあります。それより左の展示室群は古代ギリシア、古代エジプトコーナーとなっています。古代エジプトの展示物が一階のルーム4にあります。古代アッシリアの展示物が一階と二階の一部にあります。古代ギリシャと古代ローマの展示物も一階にあります。



TheBritish Museum by wwarby (britishmuseum1)

大英博物館のグレートコート


大英博物館館内図



 広くて1日では回りきれないので、パンフを手に入れた後、Room94まである各部屋のどこを回るか決めていく必要があります。



  エジプトの展示物には、ラムセス二世の関連の石と有名なロゼッタ石があります。教会史家の中にはラムセス二世がモーセが対決したファラオではないかと考える人がいますが、そのファラオは紅海で死んでしまったので、長生きしたラムセス二世ではないでしょう。しかし、ラムセス二世の繁栄は聖書が述べる通りエジプトのファラオが権勢を振るったことを証明しています。



 ロゼッタストーンは、ナポレオンのエジプト遠征で発見した黒色の記念碑でエジプトの神聖文字(ヒエログリフ)と民衆文字(デモティック)と古代ギリシャ語の3種類で文字が彫られていますロゼッタ石はエジプトのプトレマイオス五世を崇拝するように勧めています。聖書が述べている通りロゼッタ石もファラオがエジプトで権勢を振るっていたことを証ししています。



British Museum by coolinsights(rosettastone1)

ロゼッタ石の記録はエジプトのファラオの権勢を物語っている

 


  古代アッシリアのコーナーには、シャルマネセル三世Shalmaneser IIIの銅の門があります。またその同じ王の黒いオベリスクがあります。そのオベリスクには、イスラエル王エヒウがシャルマネセルに平伏し、貢物を献上する様子が刻まれています。その石碑は、ニムルド(アッシリアの首都カルフの遺跡)から出土しました。エヒウは『オムリの家のイエフ』と、エヒウ自身が滅ぼした前王朝の名前の下で紹介されています。聖書の述べるとおり、聖書に記録されたエヒウやオムリというイスラエルの王が実在したことを証明しています。  




Jehuon the Black Obelisk of Shalmaneser III by Averain (ShalmaneserIII1)   

シャルマネセル三世の黒いオベリスク-エヒウがシャルマネセルに平伏する様子-エヒウとオムリが実在したことを裏付けている




  また、ティグラトピレセル三世Tiglath-pileser IIIの石板があります。彼は聖書に出てくるプル王だと考えられています。(列王第二15:19。歴代第一5:26)イスラエルの王メナヘムはアッシリアが攻めてきたとき、アッシリアの王プルに銀を払ったので彼は引き返しました。(列王第二15:20)          
     




(pul1)Stonepanel from the Central Palace of Tiglath-pileser III

ティグラトピレセル三世の王宮の石板-彼は聖書中のアッシリアの王プルだと考えられています




また、大英博物館には、サルゴン二世の王宮に関連した展示物もあります。サルゴン王に関しては、彼が
フィリスティア人の主要な都市のひとつアシュドドを攻め取ったというイザヤ書の記述があります。(イザヤ20:1)サルゴンの王宮の入り口には、王宮の守護者とみなされていた人間の頭をした翼のある二頭の雄牛の彫刻があります。




Colossalwinged bull from the Palace of Sargon II byportableantiquities sargon2

Thecity and palace at Khorsabad (in modern northern Iraq), was built forthe Assyrian King Sargon II (721-705 BC). The palace entrances wereoriginally dominated by pairs of colossal human-headed winged bulls,which were intended as guardians, accompanied by protective spiritswith magical powers.
アッシリアのサルゴン二世の宮殿の入り口にあった人間の頭をした翼のある雄牛の像



 
 ルーム
9には今の北のイラクにあるニネベのセナケリブ王の宮殿展示物があります。セナケリブは聖書によるとユダのヒゼキヤ王の時に、ユダに攻めてきました。聖書によるとアッシリアはラキシュをまず攻めました。アッシリア側のラキシュレリーフがあります。(イザヤ36:1,2。歴代第二32:1-2)その時のアッシリア側の説明となっているテイラープリズムも大英博物館あります。



Lachishrelief: Stone panel from the South-West Palace of Sennacherib (Room36, no. 10)(sennacheriblachish)
アッシリアのセナケリブがラキシュを攻撃したという聖書の記述を裏付けるラキシュレリーフ


 


BritishMuseum London 328 Th Neo-Assyrian, 691 BCe Taylor Prism
by DavidHolt London
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テイラープリズムはアッシリアの王セナケリブがユダの王ヒゼキヤの時エルサレムを攻撃したことを確証している





 ナホム書の中で、アッシリアは獲物をかき裂くライオンとして描かれていますが、古代アッシリアの王たちはライオン狩りをスポーツとして楽しみ、他の国家をライオンのように襲いました。(ナホム2:11-13)大英博物館にはアッシリアの王がライオン狩りを楽しむレリーフが見られます。



londres enero 2012 31 British Museum. Cacería de leones palacio de Nínive, Asiria by Mataparda assyrialion)

アッシリアの王のライオン狩りの様子を描いたレリーフ

聖書の中でアッシリアは獲物を狩るライオンとして描かれている


 

 2012年には大英博物館のルーム52長さ約22センチ太さ約10センチキュロスの円筒印章が所蔵されていました。イザヤ書の中では、キュロスは「油そそがれた者」と呼ばれ、神はキュロスにバビロンを倒させ、エルサレムを建て直し、神殿の基を据えるように取り計らわせることが預言されていました。(イザヤ44:28;45:1)キュロスの円筒印章には楔形文字で、キュロスバビロンを倒したこと、諸民族を解放し、弾圧や圧政を廃することが書かれています。



 

British Museum_135 by bluerasberry (cyruscylinder)

キュロスの円筒印章-キュロスは聖書の中で油そそがれた者と呼ばれバビロンを倒した



 また大英博物館には、ギリシャのアレキサンダー大王が支配した時代とその後にインドに流通していたギリシャ流のコインが展示されています。また、アレクサンダー大王の頭像もあります。


 
 アレクサンダー大王の名前は、聖書には出てきませんが、彼のことは、雄ヤギの頭にある一本の大きな角として預言的に描写されていました。その角は、折れることになっており、その後四つの王国に分かれることになっていました。
(ダニエル8:8)確かにアレクサンダー大王は、若くして死に、その後に彼の建設したギリシャの帝国は、彼の部下の四人の将軍によって分割されました。



Alexandre le Grand (British Museum)by dalbera (alexandergreat)

アレキサンダー大王の頭像-彼は聖書の中で雄やぎの一本の大きな角



 大英博物館には、他にも古代ローマに関連した展示物もあります。このように大英博物館の考古学的な展示物を観察するならば、聖書に出てくる歴史が決して作り話ではなく、実際にあった出来事であることが分かります。



 機会があったら、大英博物館に足を伸ばされてください。また、大英博物館の展示物は、他の国の博物館や美術館に巡回展示されることがあるので、そうした機会を捉えることもできます。そのようにすると、聖書の記述に対する信仰が強まります。聖書を読むとき、その背後に実際の出来事があるということが分かります。



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