Bible by LabyrinthX(bible3)
神のみ言葉聖書は真理です
聖書は、作り話であり、神話であるという人がいます。しかし、実際は聖書は、信頼できる真実の記録です。イエスは、「あなたのみ言葉」つまり聖書は、「真理です」と言われました。(ヨハネ17:17)
例えば、聖書の記録と、古代の考古学的証拠が一致しない場合、聖書の記録が非難される場合がありました。しかし、時が経って、さらに考古学的証拠が発見され、聖書が詳細な点まで、正確であることが裏付けられる場合も少なくありません。
一例として、聖書の記録によれば、アッシリアのセナケリブ王はエルサレムに対する軍事行動から逃げ帰った後、二クロスの神殿で崇拝をしていた時に、二人の息子に殺されたと記録しています。また、聖書はもう一人の別の息子エサル・ハドンEsarhaddonがセナケリブを継いで王座に就いたと述べています。(列王第二 19:36,37)
British Museum London 328 ThNeo-Assyrian, 691 BCe Taylor Prism by David Holt London (taylorprism2)
大英博物館のテイラープリズム-アッシリアのセナケリブがユダの諸都市を征服しヒゼキヤから貢を受けエルサレムを包囲したことを記録している-セナケリブはニネベに逃げ帰り息子に殺された
ところが,別の三つの世俗の歴史資料は、セナケリブは一人の息子に殺されたと述べていました。そのひとつは、バビロニアの年代記です。また、西暦前6世紀のバビロンの王ナボニドスと西暦前3世紀のバビロニアの神官ベロッソスは、どちらも,セナケリブはただ一人の息子により暗殺されたと述べました。
しかし,もっと最近になって発見された,セナケリブの跡を継いだ息子エサル・ハドンの角柱(プリズム)の断片の中で,エサル・ハドンは自分の兄弟たちが反乱を起こして父親を殺し、その後逃亡したとはっきり述べています。
ですから、バビロニア年代記も、バビロンの王ナボニドスおよびベロッソスも間違っていました。セナケリブが複数の息子たちにより殺されたという聖書の記述は正確なものだったことが裏付けられました。それで、ユダヤ史の専門家のひとりは、「(聖書)その記述は詳細な点においてもすべて正しいことがエサルハドンの碑文により確証され,またバビロニア・アッシリア史のこの出来事に関してバビロニアの資料そのものよりも正確であることが証明された。」と述べています。ですから、聖書の記録は、一般の世俗の資料よりも正確で信頼できます。
エサルハドンの碑文はパブリックドメインのものを見つけることができなかったので、ここに画像を表示できなくて、残念です。大英博物館にあるらしいので、機会があったら確認されてみてください。
聖書が信頼できる書物であることの理由のひとつは、その筆者たちがとても正直であったということです。諸国家の政治指導者の記録は、古代においても、現代においても、国益を推進するために、正直さが犠牲にされることもありました。
現代でも、第二次世界大戦中に、日本政府は新聞やラジオなどのメディアに対して言論統制をしました。メディアの報道は厳しく監視され、日本軍の敗北など日本政府にとって不都合なことは削除され、偽りの勝利の報道がなされました。結果として、日本政府の中心にある指導者たちも、重要な事実を知らなかったり、政府が賢明でない判断を下したりしました。例えば、当時の内閣総理大臣東条英機はミッドウェー海戦の敗北を知りませんでした。それで、彼は事実を知らなかったので、無謀な作戦を強行し大敗を喫しました。それで、諸国家の記録は、一時的な国益の推進のために、不正確である場合があります。
大本営陸軍部による発表(
1942年
1月3日
)(Announcement1)
毎日新聞社「昭和史第10巻 太平洋戦争開戦」より。
太平洋戦争中の政府の発表は偽りが含まれていた
東条英機内閣(cabinetoftojo)
当時の首相東条英機は不正確な報道のために判断を誤ってしまった
一方、聖書の筆記者たちの記録は、当時の指導者たちや自分を高めることが動機ではありませんでした。聖書は、人間が皆過ちをすることを述べています。(ローマ3:23。ヤコブ3:2)また、聖書が記録されたのは、その記録から後の時代の人々が警告や教訓を得るために記されました。(コリント第一10:11。ローマ15:4)そのために、その記録は、現実をはっきり見据えた真実の記録でした。ですから、聖書の記録は正確で信頼できるものです。
聖書の記録は、非常に正直であり、間違いや失敗も隠していません。聖書は、多くの神の僕が偶像崇拝や淫行に陥ったことを記録しています。例えば、有名な神の僕であり国家の指導者であったダビデも他の人の妻と姦淫に陥ったことを隠さず正直に記しています。(サムエル第二11:3,4)
Nathan condemns David because ofBathsheba.(davidnathan)
聖書は国家の指導者ダビデが姦淫を犯して預言者に戒められたことをはっきりと述べている
また、使徒のひとりペテロがイエスを三度否認したこと、パウロと彼の親しい宣教者仲間が感情的になってぶつかりあい、仲間割れをしたことを記録しています。(ルカ22:60-62。使徒15:39)また、初期クリスチャンの間にも一般の人々の間にもないほどのはなはだしい不道徳が存在したことを記録しています。(コリント第一5:1)
また、聖書の最後の本啓示の書には、初期クリスチャンの中には、死に至るような厳しい迫害を受けたこと、貧しかったこと、偶像崇拝と淫行を行なう者たちがいたことなど、人間的な見方からすれば、望ましくないことも正直に記録しています。(啓示2:9,10,14) 聖書の記録は、一見してキリスト教にとって不都合な情報も、正直に記録しています。
もし、聖書が作り話であれば、それから警告や教訓を受けられないでしょう。しかし、今日の私たちは、そうした実際にあった現実の出来事から教訓を得ることができます。聖書の記録は、正直な真実の記録であるために、勇気を得て後に「良い結果になる」ように賢明に行動する助けになります。(伝道の書8:12)
聖書が信頼できる歴史の記録であることを裏付ける遺物、碑文、美術品、古代の歴史記録などの考古学的証拠は、大変豊富にあって世界各地の博物館や美術館でその展示を見ることができます。例えば、ロンドンの大英博物館、フランスのパリのルーブル美術館など多くの施設があります。また、日本の東京都美術館でも、そうした展示物が巡回してくる時見ることができます。機会があれば行かれて聖書の真実性を裏付けるそうした証拠を確認されてください。
大英博物館by mersy(BritishMuseum1)
Musée duLouvre(Louvre)ルーブル美術館DSC_2214.JPGby imgdive
大英博物館やルーブル美術館には聖書の真実性を裏付ける豊富な展示物が存在する
東京都美術館でも聖書に関係した巡回展示があります
機会があれば確認されてください
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