エホバの証人の1976年目ざめよ誌12/22号には、「私はブードゥー教の祈とう師だった」というあるブラジル人の男性の経験談が掲載されています。その経験談は、ほとんど20年間、ブードゥー教の心霊術の集会に通い、12年間は祈とう師として過ごした男性の経験談です。彼の経験談は悪霊の存在、悪霊崇拝の特徴がよく分かります。

 

(1)ブードゥー教の祈とう師の間で見られる性の不道徳

 

 ブードゥー教の祈とう師の間ではなはだしい性の不道徳がありますその祈とう師によると、霊が崇拝者に衣服を脱いで,あるいは胸をはだけ,性行為を行なうよう命令することが時折あります。

 

ブードゥー教の霊たちは霊媒にセックスするよう命令することがある

 

 

 

 特にその祈とう師が悩んでいたのは、ブードゥー教の霊媒者たちの行ないであったということです。不和,しっと,偽り,性の不道徳ははなはだしいものがあり,ひとりの霊媒が他の霊媒にのろいをかけて盲にしようとすることなども良くありました。ねたみや闘争心は、悪霊的だと聖書は述べています。(ヤコブ3:14-16)

 

 

 その祈とう師の生活自体も、乱れ切っていました。その祈とう師のもとから妻が去り、しばらくの間その祈とう師の男性はある若い女性と同棲していました。

 

 

 ところが、たまたまその女性の母親がエホバの証人でした。彼女はその男性祈とう師に,霊は邪悪なみ使いたちで,死んだ先祖の霊を装っているに過ぎないということを言い続けました。

 

 その男性は、彼女の言うことを無視しようとしましたが,疑問は深まっていきました。霊たちはなぜ恐ろしい感じがするのだろうか。彼らが利己的で,崇拝者たちの福祉にひどく無関心なのはなぜだろう,とその男性は考えました。

 

 

 また、その母親は、霊が崇拝者に性行為を行なうように命令することがあるのは、霊が倒錯した欲望を満足させようとしているからだと言いました。その男性もそうなのかもしれないと考えるようになりました。

 

 

(2)男性の女友だちの聖書を裏付ける悲惨な経験

 

 サンパウロにいる彼の女友だちは、“神の母”という一般の祈とう師よりもさらに高い立場にありました。彼女の家はブードゥー教の祈とう所になっていました。彼女は、非常な能力を持っていたので、サンパウロ精神病院の医師たちでさえ,悪魔払いをしてもらうために彼女を招き,患者たちがそれで病気が治ったらしく退院することもありました。彼女は“光の霊”と契約を結び,自分の血で契約に署名しました。

 

 しかし,やがて彼女は自分が,目に見えない邪悪な力の言いなりになって、ひどい目に遭わされていることを気づくようになりました。霊の命令により,彼女は不道徳な女たちが彼女の夫を家から連れ出すように事を運ぶよう強制されました。ですから彼女の夫はそれらの女たちと姦淫を行ないました。なんと、自分の大切な夫が姦淫を行なって自分を裏切るように取り計らうよう霊に命令されて行動しなければいけなかったのです。

 

 

 さらに、霊は,彼女が家で行なういやしの儀式に性関係を持ち込むよう命令しました。性交によって病気が霊媒に移され,病人はいやされる,と言うのです。霊はまた,治療のために女性の患者が彼女らと同性愛行為をすることを命令しました。若い人々の場合には,霊は“性の抑制”を勧めましたが、それは自とくつまりマスターベーションをするように勧めたのです。

 

 

 この女性の生活は,その男性の場合と同様,ひどく乱れたものになり,家庭は争いとしっとで破壊されました。霊たちは,彼女が自分たちの命令を拒むと,彼女の体をいためつけることさえしました。

 

 しかし,その女友だちは後になってけんそんな近所のエホバの証人の奥さんと知り合いになり、エホバの証人の集会に行くようになり、聖書研究をして、霊の束縛から脱して、1972年にエホバの証人としてバプテスマを受けました。幸いなことにその女性の夫は、家に戻ってきたくれたそうです。

 

 

(3)男性はブードゥー教という心霊宗教とどのように手を切ったのか

 

 

 その男性は、聖書を学び始めたころ,ついにブードゥー教と手を切りました。それは、その男性の留守中に,祈とう所の一番位の高い祭司が家に来て,連れ合いに言い寄ったからです。その男性は、その時に帰宅してその祭司と対決し,祭司の腕をつかみ無理やり外に追い出しました。

 

 ブードゥー教を離れるに際しては,その男性の生活はあらゆる形で脅かされましたが,男性は、祈りにより、エホバ神から守っていただいたと感じています。

 

男性は祈りでエホバ神の保護を得たと感じています

 

 

 

 その男性と連れ合いは,神のみことばを研究するにつれ,争ったり,けんかをしたりしなくなりました。(ガラテア 5:2223)そして,結婚関係を正式なものにし,19731月,聖書に記されている方法で水によるバプテスマを受けて,エホバ神への献身を象徴しました。

 

 

 残念ながら、私は、エホバの証人の教えすべてに同意しているわけではないのですが、ブードゥー教の最高位にあった女性や祈とう師だった男性が心霊宗教とのつながりや、不道徳な生活を一切やめてエホバ神の是認を得るように生活を改めたのは良いことだったと思います。

 

 

(4)男性が聖書から学んだ事柄-悪霊が性的に堕落していること

 

 

 その男性は聖書を学び始めました。聖書を学ぶにつれ,男性は、目から覆いが取り除かれるかのような思いをしました。ブードゥー教の教えによると、霊は死んだ人から離れた魂であると言われています。しかし,そのようなことはあるはずがありません。聖書によると,死によって人は無意識になり,魂がどこかで生き続けることなどありません。

 

 

 

死んだ人は意識がありません・・・なぜなら

 

 

脳が死ぬと意識は無くなるから

ブードゥー教の神は死者の霊ではない

 

 

 

 では,ブードゥー教の祈とう師にとりついて,彼らに超自然の行為を行なわせる霊とは何者でしょうか。男性は、自分で聖書から学びました。

 

 

 聖書は創造者エホバ神が人間を創造する前に多数の霊者を創造したことを述べています。ひとりの地位の高いみ使いは神の組織にいたのですが、神に反逆して悪魔サタンになりました。

 

 

 この男性は、サタンは聖書の中で「初めからのへび」とされており,したがって,エデンの園でへびにとりつき,友人を装ってエバを欺いた天使であることを知りました。(啓示 12:9。創世 3:1‐5

 

エデンの園でひとりのみ使いは蛇を使って・・・

 

エバを騙しエホバ神に背かせた

蛇を使った霊者は悪魔サタンになった

 

 

 

 また,他の「神の子たち」もサタンに荷担して真の神エホバを捨て,邪悪な天使,すなわち悪霊たちになりました。聖書には、「天の場所にある邪悪な霊の勢力」について述べられています。(エフェソス 6:12 )

 

 

他のみ使いたちの一部も悪霊になった

 

 

 しかし,天使たちが神の天の組織内の立場を捨てる原因となったのは何でしたか。その答えにその男性は、本当に驚きました。それは彼が実際に観察した事柄とぴったり合っていたのです。聖書によれば,ノアの日の洪水の前,「〔真の〕神の子たちは人の娘たちの美しいのを見て,自分の好む者を妻にめと(り)」ました。(創世 6:1‐4)

 

 

ノアの洪水の前に一部のみ使いたちは娘たちが美しいのを見て・・・

地上の女たちを妻にした

 

 

 

 ところで,これらの「神の子たち」は人間ではあり得ませんでした。というのは,最初の人間であったアダムは反逆によって自分自身ばかりか,まだ生まれていなかった子孫についても,「神の子たち」という恵まれた関係を失っていたからです。ですから,それら「〔真の〕神の子たち」は,人間の肉体を備えて現われた天使たちでした。

 

 

 キリストの弟子の一人は彼らのことを,情欲を満足させるため天における「自分本来の立場を保たず,そのあるべき居どころを捨てた使いたち」と述べています。(ユダ 67)

 

 

ノアの洪水の前に現れた神の子たちとは不忠実になったみ使いたちー性的に堕落している

 

 

 

   それらの邪悪な天使たちは,大洪水が起きた時に霊の領域に戻り,再び人間の肉体を備えることができないようにされたようです。しかし、その元祈とう師の男性は、その霊たちが性的に堕落していることは自分の経験からそれがはっきり分かります。

 

 

 霊者のみ使いたちは、もともと結婚しないで天で生活し、エホバ神のご意志を行なう事になっていました。(ユダ6)ですから、霊者たちが自分たちの立場を捨てて、地上の人間の女たちと性関係を持ったのは間違っていました。それは、彼らがエホバ神の崇拝を捨ててしまったことを意味しました。

 

 

 ですから、今日、ブードゥー教の霊たちがその崇拝者たちに性行為を要求するのは、それらのみ使いたちが性的に堕落しており、いまだに性的な欲望にふけりたいと願っていることを示しています。ですから、ブードゥー教で崇拝されている神たちは、実際には、真の神ではなく、ノアの洪水の前に神に仕えるみ使いの立場を捨ててしまい性的に堕落しているみ使いたちです。

 

 ブードゥー教の宗教の特徴が、性の不道徳であることは、聖書の記録が真実であることを示しています。また、聖書は性関係を禁じているわけではありません。エホバ神は、きちんと結婚した夫と妻の間で性関係を認めていて、夫婦に子供たちを育てる特権を与えています。淫行や姦淫は悪霊崇拝の特徴です。

 

 

 また、心霊宗教の特徴は性の不道徳であることは、日本のオウム真理教の教祖麻原が百人の愛人を持ち十五人の子供を産ませ、自分の精液を飲ませるような異様な行為を宗教儀式の一貫として行っていたことからも明らかです。どこの宗教で崇拝されていても、悪霊たちの特性は共通しています。

 

 

オウム真理教の教祖麻原も百人の愛人がいたとされ悪霊の性的堕落の傾向を示す

 

 

 

(5)男性が聖書から学んだ事柄-悪霊たちが自らを良い神に見せていること

 

 

 聖書は次のようにも述べています。「サタン自身が自分をいつも光の使いに変様させているからです。したがって,彼の奉仕者たちが自分を義の奉仕者に変様させているとしても,別にたいしたことではありません」(コリント第二 11:1415)

 

サタンは自らを光の使いに見せているかもしれない

 

 

 

    ですから、ブードゥー教の神たちが、一見して義の奉仕者に見せかけているとしても不思議ではありません。悪者は、自分の正体を隠し、人々を騙して人々が自分たちを受け入れやすいようにするのです。

 

 

 人間は不完全なので、私たちはエホバ神の崇拝者に完全性を求めることはできないと思います。しかしながら、エホバ神はご自分の崇拝者たちに、殺人や淫行や姦淫を退けるように求められます。

 

  もし、その宗教が人々に助けを差し伸べていたとしても、もし、淫行や姦淫や同性愛を退ける神の律法を守らないように勧めるとしたら、それは、その神が悪霊であり、偽善を装っていることを示しています。そのような宗教に騙されないようにする必要があります。

 

 

  その宗教がそのような特徴を持っているとしたら、その宗教組織が聖書の神のみ名を用いていても、その組織の成員にならないようにするのが賢明です。

 

 

 私たちは、エホバの不興を買う心霊術や淫行や姦淫や同性愛を一切退けて、真の神エホバ神の崇拝と混合しないようにしましょう。エホバ神に是認されるよう努力を払いましょう。

 

 

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