詩_狼月ノ夜想曲[満月ノ寫眞]All Sides of the Small Stone | 天界ブログ

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たまゆらな神秘に浸りながら






狼月ノ夜想曲











冬の夜、静寂に包まれて


遠くの森からオオカミの声が聞こえる


 その叫びは空高く輝くウルフムーンへと昇っていく













新年の始まりを告げる


白銀の光が静かに世界の扉を叩く


一月の凍った夜


ウルフムーンが私たちを照らす


透き通る空の下で月が古い言葉を囁く   


星々を渡る望遠鏡の視線を通して


月は遠くの物語を語りかける


ウルフムーンの下で時間は止まり


夜の静けさが心に深く響く











その光は終わりなき物語を語り続け


ウルフムーンの夜


私たちは遠い宇宙の声を聴く


その輝きの中で新たな旅が始まる




  冬の夜空に浮かぶ


ウルフムーンの魔法に導かれ


静かに新しい世界へと歩き出す


  


 その光は永遠の物語


私たちにささやく


 遥かな宇宙の呼び声に耳を傾ける


その輝きの中で新たなる旅が静かに始まり




冬の夜空に浮かぶ


月あかりの魔法に導かれ


哀しい心が


行き場のない想いだけが氷結して


やがて訪れる春風と共に


溶けて無くなるように










冬夜長し森より響くオオカミの声


空高くウルフムーン輝く静かに


 新年の始まり告げる白銀の光


  凍る夜ウルフムーン照らす世界を


 透き通る空の下月が囁く


 星渡る望遠鏡の視線彷徨い


月語る遠い物語静かに


ウルフムーン時を止めて夜の静寂


 光に終わりなき物語語り続け


新世界


ウルフムーン導く静かな夜






けふの丑三つ時 狼月 筆者撮影






小石の全面に刻まれた、エリック・サティへの讃歌



ジョン・ケージの、小石のすべての面を探るようなピアノ曲、「All Sides of the Small Stone, for Erik Satie」。  

サティへの深い敬意を込めて、音の間に浮かぶ沈黙と対話を織り成す。  

禅の公案のごときこの曲、 秘められたメッセージを持ち、友であり同僚でもあるジム・テニーへも 静かに捧げられた音の花。  

演奏するピアニストは多いが、ベルトラン・シャマユーが選んだ2023年のアルバム、「Letter (s) to Erik Satie」にて、再び光を浴びるサティへの手紙。  

サティの名曲とケージのオマージュが交差し、フランスのピアニスト、シャマユーの手により、ラヴェルやサン=サーンスを彷彿とさせる  繊細な音のタペストリーが展開される。  

このアルバムは、過去と現在、音と静寂、伝統と革新が 不思議な調和を成す場所。  


エリック・サティへの、永遠の讃歌として。







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万華鏡の月夜より、米[mai]
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