「エネルギーの選択肢から原発を外そう!」〜サンデーアクションNO.321 | 『つながる』ことからはじめよう!

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先週の日曜日に放送されたNNNドキュメント「お笑い芸人VS原発事故 マコ&ケンの原発取材2000日」はご覧になったでしょうか?
普通の市民感覚で湧いてくる疑問を、理系の強みと芸人の突っ込み感覚を活かして、プロのジャーナリストも驚くほどしつこく追求してきたおしどりの二人。この番組は僅か1時間弱の時間で、その2000日を分かりやすく見せてくれた価値ある番組でした。
重要な情報も色々出て来ます。まだご覧になっていない方は是非見ていただきたいです。

■ お笑い芸人VS原発事故 マコ&ケンの原発取材2000日:Dailymotion動画
http://www.dailymotion.com/video/x5ap0rc_お笑い芸人-vs-原発事故-マコ-ケンの原発取材2000日_tv

そして出来ましたら、番組制作に感謝のメッセージを送っていただけたらと思います。
直接、感謝を伝えることで、この先メディアから情報が出て来やすくなると思います。

■ 日本テレビ『nnnドキュメント』に賞賛の声を!
https://www.facebook.com/events/161921150974223/

先週お伝えした福島2号機ですが、9日の観測では650シーベルトでした。
前回より120シーベルトも高いです。
放射線管理区域の規定は毎時0.46マイクロシーベルトです。
これ、14億倍?!
年間1ミリシーベルトで考えると、57億倍?!
計算弱い私ですが、間違っていないと思います。。。たぶん。

■ 福島2号機 調査計画見直しへ 廃炉作業にも影響:毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20170210/k00/00m/040/144000c

「日本の原子力政策は失敗しました」と認めるべきではないでしょうか。
昨年の記事ですが、除染の専門家が振り返りの中で、「放射線管理区域の外にあるはずのないものが見渡す限り広がっていたのです。」と話されています。
「除染自体が環境破壊を引き起こすのです。」とも話されています。

■ 福島支援に入った放射線専門家の反省:WEBRONZA - 朝日新聞社
http://webronza.asahi.com/science/articles/2016051800001.html?iref=wr_fbsp

平成26年4月、新しい「エネルギー基本計画」が閣議決定されました。
http://www.enecho.meti.go.jp/category/others/basic_plan/pdf/140411.pdf

そのなかで、再生可能エネルギーについては、以下のような位置づけになっています。

(1)再生可能エネルギー 1位置付け
現時点では安定供給面、コスト面で様々な課題が存在するが、温室効果ガスを 排出せず、国内で生産できることから、エネルギー安全保障にも寄与できる有望 かつ多様で、重要な低炭素の国産エネルギー源である。
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原発については以下のように書かれています。

(2)原子力 1位置付け
燃料投入量に対するエネルギー出力が圧倒的に大きく、数年にわたって国内保有燃料だけで生産が維持できる低炭素の準国産エネルギー源として、優れた安定供給性と効率性を有しており、運転コストが低廉で変動も少なく、運転時には温室効果ガスの排出もないことから、安全性の確保を大前提に、エネルギー需給構造の安定性に寄与する重要なベースロード電源である。
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少ない燃料で圧倒的なエネルギー出力...
つまり、だから爆発したのでは?ということだと思います。
だって、元々原子爆弾をつくる工場ですから。
準国産...だから危険な施設がたくさんあります。
優れた安定供給性と言いますが、調節不能なので、ピーク時に合わせて発電すると、電気が余ってしまい結局捨てることになります。
地震の多い国です。安全性の確保は出来ないでしょう。

以下も基本計画から抜粋です。

2政策の方向性 いかなる事情よりも安全性を全てに優先させ、国民の懸念の解消に全力を挙げる前提の下、原子力発電所の安全性については、原子力規制委員会の専門的な判断に委ね、原子力規制委員会により世界で最も厳しい水準の規制基準に適合すると認められた場合には、その判断を尊重し原子力発電所の再稼働を進める。その際、国も前面に立ち、立地自治体等関係者の理解と協力を得るよう、取り組む。
原発依存度については、省エネルギー・再生可能エネルギーの導入や火力発電所の効率化などにより、可能な限り低減させる。その方針の下で、我が国の今後 のエネルギー制約を踏まえ、安定供給、コスト低減、温暖化対策、安全確保のた めに必要な技術・人材の維持の観点から、確保していく規模を見極める。
また、東京電力福島第一原子力発電所事故の教訓を踏まえて、そのリスクを最小限にするため、万全の対策を尽くす。その上で、万が一事故が起きた場合には、 国は関係法令に基づき、責任をもって対処する。
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新規制基準に適合すれば再稼働を進めると言いつつ、原発依存は可能な限り低減させるとあります。
どちらを優先するということなのでしょう。
新規制基準に適合したとしても、他の電源で電力供給に支障がないなら、原発は稼働しないのが「可能な限り低減させる」ことになるのではないでしょうか。
福島の事故は終わっていないどころか、増々厳しい状況が明らかになっています。
脱原発を望むのは常識的な感覚です。
エネルギーの選択肢に原発が入っていることは間違っているのではないでしょうか。
今後、事故が起きない可能性はゼロです。
むしろ、また起きる可能性の方が高いのではないでしょうか。
しかも40年を超える古い原発も再稼働させようとしています。

今週の脱原発ニュースでは、サウジアラビアが脱原発を目指すとか、韓国では運転延長を裁判所が取り消したニュースがありました。

■「『脱石油』目指すサウジ、国内初の風力発電タービン稼働」(1月30日 AFP)
http://www.afpbb.com/articles/-/3114693

■「月城原発1号基の運転延長  行政裁判所が取り消す」(2月8日 KBS)
http://world.kbs.co.kr/japanese/news/news_Po_detail.htm?No=62447

原発事故のツケが未来への負担になることは、もはや否定出来ません。
せめて、今私たちの時代に、原発を永久に動かさない約束をし、事故の収束と残る廃棄物の処分問題に、本気で取り組まなければならないと思います。
原発は止めて、100%国産で自給出来る再生可能エネルギーへとシフトを急ぐように、働きかけを続けていきましょう。

最後に、ぜひ読んでいただきたい記事を掲載します。

■ <時代の正体>避難者の「11の質問」から見えるフクシマの現実:カナコロ:神奈川新聞ニュース
http://www.kanaloco.jp/article/230521

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★サンデーアクションNO.321
「エネルギーの選択肢から原発を外そう!」
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■ ご意見・お問合せ:資源エネルギー庁
https://wwws.meti.go.jp/enecho/about/form.html

■ ご意見・ご感想:首相官邸ホームページ
http://www.kantei.go.jp/jp/iken.html

あなたの地元の国会議員にも伝えましょう。
■ 国会議員検索 ぷぶりすてら http://publistella.jp/

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お読みいただき、ありがとうございました。
ほんの少し、サンデーアクションに
時間を使っていただけたら、幸いです。
子どもたちの未来のために。
未来の子どもたちのために。

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発信元:「つながる」ことからはじめよう!
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