最近知り合ったアコギ弾き語りのおねいさんと話をしていたら
夏までに正式にジャケット撮影をすることになりました。
まだ二十代前半ですがとてもエモい曲を歌う面白い子です。
機材は限られていて持っているのはカメラ本体、レンズ、三脚のみ。
APS-CサイズのEOS-60Dと格安標準レンズのEF50mmF1.8STMの
性能を最大限に引き出して撮影する以外ありません。
スピードライトがないので室内での複雑な光の表現は無理。
となると野外の自然光で撮る方が有利。
明るい野外でレンズの開放を使うならNDフィルターだけ調達するか。
レフ板の代わりに海水浴用のアルミシートがあれば何とかなるかな。
その前にまずどの曲のCDになるのか音源ももらわないと
どんな写真を撮ればいいのか分かりません。
それとまだ知り合って間もないのでもう少し仲良くならないと
ぎこちない表情でカチコチの写真しか撮れないでしょう。
こちらもどんな時に一番いい顔をするのかまだ知らないですしね。
撮影のスキルは残念ながらまあたかが知れています。
(もちろんポートレートの教科書的なものは読破してから挑みますが)
撮影データの現像スキルもプロには敵いません。
ロケの下見に行こうと言ってふらっと連れて行った先で
構えていない無防備な表情を本人にはナイショでこちらは本気撮影したり
奇跡の一枚のために考えられることは何でもやるつもりです。
アーティスト本人がどんなメッセージを込めてどんな人に向けて
伝えたいと思っているのか。
曲の内容も大事ですがそれ以上に伝えたいのは彼女がどんな人なのか。
初の音源を発表しようとしている今の彼女だけが持っている空気感。
それを少しでも感じられたら成功だと思っています。
さてここまで読んで良からぬ想像をしている健全な読者のみなさま。
人生初の偉そうな撮影になるので、偉そうに助手を一人連れて行きます。
つまり二人きりにはならないのでこのブログ初のアメンバー限定で
ムフフな報告記事とかが上がることはありませんのであしからず(笑)。