あたしの海にさよならを

あたしの海にさよならを

あなたはあたしのすべてだったの。 だからさようなら。 さよなら、あたしの海。

ここは厨二臭たっぷりな創作話だったり、Vの話だったり、版権だったりと
ものっそい雑多なブログです。
今は主に創作ばっか。

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「あたしの海にさよならを」内のイラストの著作権はりんりんにあります。
このブログ内のイラストの無断転載・加工・二次配布を固く禁止致します。
イラストの使用に関しましては、りんりんまでお問い合わせ下さい。

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$あたしの海にさよならを-誘拐バナー

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  ・私のブログ記事に何回かコメントをくださった方
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創作作品greedシリーズまとめ記事?作ってみました。(2012/02/21更新)

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絵茶場所

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現在参加させて頂いている企画:
「男子校作ろうゼっ!」
そんな超素敵な男子校企画はこちらより。

「女子学校をつくろう企画!」
そんな素敵な女子校企画はこちらより。

「創†Mafia†作」
そんな超素敵なマフィア企画はこちらより。
また、りんりん作品(笑)はこちらに全てまとめております。
Amebaでブログを始めよう!
こうして、生きて来られたんだなあと。
そうしみじみ感じる年末年始でした。


昨年はお世話になりました。今年も宜しくお願い申し上げます。

そんなかんじでまったり生きてます、りんりんです。死んでません。死にそうだけど。←←←←

久々におえかきを。1日もかかってないけど。






2部リリィ。わりと描き易いのよね。ぶっちゃけランサーより描き易い。色がないからか!←
しかし最近カラーでしっかりおえかきなるものを怠っていたせいで…ひどいな…←いつもだ
凝った構図も思いつかなかったのでひとまず今年はこれで…^q^wwww

昨年は大変お世話になりました。
なんか四月馬鹿で一気にお知り合いになった方々が今でも構ってくださるのがほんと奇蹟としか言えません…^q^

ありがとうございます、皆様のお陰で…りんりんはこうして…またひとつ年を食いました…(嘔吐)←←←←←←
今年も四月馬鹿なんかやりたいなーとは思いますけれど、なにをしようかはまだ決めてませんし、そもそもできるかどうかもわかりませえええええん!!!!!!
…なんてこったい…四月馬鹿くらい楽しませてくれよ…←


そんなこんなで、どうぞこれからも構ってくださいましたら嬉しいです!!
じゃあの!またなうとかで!

2014/01/07 Linlin

こんばんはりんりんです。

早速なんですけどお年賀企画です。←←←←
ぼっちりんりんのどうしようもないお年賀です。


今年はPCメール添付・ハガキともに募集をかけさせて頂こうと思っております。
ただメール添付ですと1/1当日に届かなくて、1/3とかくらいに届くかもしれません。


メール添付の長所としては、
・個人情報バレしない
・りんりんの手描きのきったない字を見なくて済む

ハガキの長所としては、
・どうしようもない残念なおまけが描かれてます←



………。メールがオススメ…ですかね…←←←←←



但し注意事項としまして、
 ※りんりんと少しでもお付き合いのある方限定でお願いします。
 ※今回は【交換限定】とさせて頂きます。
  しかしりんりんのお年賀の絵柄はデフォルメイラスト1種類しかございません、
  ご了承ください。




えーと、欲しいと仰ってくださる希有な御方は、

ハガキご希望の場合
■HN
■住所
■お名前(本名)
■りんりんへひとことございましたら



メール添付ご希望の場合
■メールアドレス
■HN
■りんりんへひとことございましたら



以上を記入して頂いて、
後述するPCメールに、
12/10までに
りんりんまでくださいませー。


メールアドレスはこちら

lintyan0107♡gmail.com(♡→@)



折り返しこちらも受付確認と\こんな奴からお年賀いくよー/という事も兼ね、
住所を記載したメールを折り返し送信させて頂きます。

もし3日以上私からの返信が来ない場合は、
お手数ですがなうやコメなどでお知らせ頂けますと嬉しいです。



あと申し訳ないのですが、
絵柄はりんりん創作デフォルメキャラクターイラスト集合絵の1種類しかございません。
あと馬ほぼ関係ないでs←ダメだろ


尚、毎年りんりんはお年賀の時に頂いた皆様の個人情報をきれいさっぱり抹消しております。
ですので大変申し訳ございませんが、去年送ったよ!って皆様は住所を再送頂けますと嬉しいです…^q^お手数おかけして申し訳ない

もし今後「来年も貰ってやるし同じ住所の予定だから保存してていいよ!」と仰ってくださいます方は、その旨をメールでお知らせいただけると嬉しいです。



※送られました個人情報は年賀状をお送りする為にのみ使用し、
 送り終えた後、住所保存のご希望がない限り、直ちに破棄することを確約致します。






以上、りんりんでしたーノシ
さぺ様宅で、【タロットアソート】という企画を開催していたので、
りんりんも参加するー!と意気揚々と描かせていただきましたけど。

うん。

りんりんの絵柄だとどうしてもガッツリ浮くよね^q^wwwwww

というわけで、りんりん担当の4枚ー。





【XIII : DEATH】

あたしの海にさよならを-tarot_death_01

シニーとナダ(@この時のためだけに若干肌を焼いたver.)です。←←←←←←
構図として、ジプシーの罪を問う死神ーみたいな構想を持ってたんですよね。だから最初はナダさんの衣装はひらひらつける予定でした。でした。
…うん、いざラフ描いてみて、ペン入れしたら、すっかり忘れてたよねwwwwwwwwww
というわけでただの露出の多い服に。なんか思い出したのがF/F/7のシヴァ?あんな服してなかったっけ、何年も前すぎてもう完全に忘れたんですけど。←
シニーはエロティックな雰囲気重視してたんですよねー・∀・



【V : THE EMPEROR】

あたしの海にさよならを-tarot_lancer

ランサーですね。言わずもがな。…左頬の刺青くらいしか大きな特徴ないですけどね^q^www
皇帝!エンペラー!というイメージを持たせるため、タロットの絵柄とか雰囲気とかめちゃくちゃ意識しましたん。崖とか。冠とか。まあ潰れry
塗りに関しては宝石類の差とか結構意識して塗りましたかね。そのくらい?あー、あといつもどおり素材感。布と金属の差とかね。
ラスボスがここにいますよー!みたいな雰囲気出したかったのん(説明が雑)…見えるかしら?^q^wwwwww



【IV : THE HIEROPHANT】

あたしの海にさよならを-tarot_yukigakure_01

まだ紹介なんて一切していないgreedシリーズ最後のお話の登場人物、雪隠(ユキガクレ)さん。
まあ教皇ってタイプじゃないんですけど^q^www←
こちらは勝手に雨雪しずく様の【XV : 悪魔】の構図の対になるような構図にしてみたつもりです…が、どうもそうには見えねえ!^q^wwwwww
いやほんとむちゃくちゃ試行錯誤しました。結構描いてたんですけどどうもしっくりくるような構図にならなくて…^q^
ある程度タロットの絵柄を意識してるんですけど、なんというか…うん、難しい!^q^こ、これでもがんばったんだよー!;q;
あ、これだけは背景は、しぶでお借りした素材を利用させて頂いております。


【XI : JUSTICE】

$あたしの海にさよならを-tarot_ryu_01

リュウさんです。見え難いけどリュウさんです。乳で察してくだs←←←←
正義って言うからにはりんりんの正義をつめこんどこうと思って、ファンタジーながらも乳とか腿とかのラインが見えるような服装にしましたん////←
天秤とかの持ち方はなんとなーく描いてみたってかんじです。これはわりと構図に悩みながらかきかきしましたん。
背景は勝利の女神らしく旗でも翻そうと思ったんですけど、ただの布になっちゃいました^q^wwwwwwだめじゃん←
しかも顔も見えないので、びみょうな感じになってしまったかなとちょっと後悔の一枚、でもがんばったんだからね!←←←←←






というわけで、死神と皇帝と教皇と正義でした。
…ど…、どれもりんりんのほぼ全力でね…^q^まだまだだなあと思い知らされたでござるorz
ちなみに色としてはどれもダークなかんじにしてます。べ、別に明るい色が使えないわけじゃないんだからなー!なんだよこっちみんなー!;q;←←←←←←←


以上!まあ今までもそうでしたけどこれから暫く更新しないかも!なうにはいるんじゃないかなあとはおもうけど!^q^




なうにて水着描く流れになったので、とりあえずリュウさんの水着かいたのん。
アレでソレな水着にしてみたよ//////


あたしの海にさよならを-ryu_mizugi_01



_人人人人人人人_
> ウェットスーツ <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


これは期待はずれだろうフフンと思って描いたのに
思いの他好評でした。←




ついでに飛鳥様のお宅のお子様を誘拐してちょっと小ネタをば。
リュウ君って子です。クール系ツッコミだそうなのでちょっとネタを←←←←




あたしの海にさよならを-ryuryu_01


あたしの海にさよならを-ryuryu_02
(描き手:りんりんのことです)

_人人人人人人人_
> すまんかった! <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄



や…あの…皆リュウ君のビキニ期待してたんじゃないかなっt



あたしの海にさよならを-dg_shugoh_drgr_01






何百、何千もの年数を重ね、
何万、何億もの死を見届けてきた。

そうして辿り着いたこの世界の中。

巡り巡って 今 私達はここにいる。



ひとつの花は知っていた。

彼等が辿り着いたその答えを。



-- Dragon's grave --


少年はひとりの女性を助けてあげたかった。
ただそれだけで神様を壊そうと決めた、
とてもとてもくだらなくてうつくしいお話。








【ドラゴンズグレイブ】
紅色と橙色の二重の花弁を持つ花。アウテラ歴6年に発見される。
多量のアマツニウムを含む。特に橙色の花弁と雌蕊・根に多量に含み、触れるだけでかぶれ・湿疹を発症するが、煎じて飲むとアマツニウム硬化症の薬になる。
紅色の花弁はそのまま食するだけでも充分な法力回復効果がある。
花弁は染色にも用いられ、外側の花弁は鮮やかな桃色を、内側は薄い黄色を出す。ドラゴンズグレイブで染色した衣服は護法・呪術耐性があり、軍人や禍者狩りの装備品として多く用いられている。
グランテに多く咲く。カルディエラ・ジェスフにも一部咲く地域はあるが、生息環境に統一性が見られず、どのような場所に咲くかは未だ不明。
グランテの英雄の墓の周囲に咲いていた事から「英雄の花」とも呼ばれる。

花言葉は「心に秘めた熱情」、「秘密」、「隠し切れない想い」















ちなみに紅色の花弁は美味。パンに練り込むと甘みが増し、これは軍の非常食にも用いられる。






--13/06/16~13/07/15--


*******************

というわけで、やっとできあがりました。ドラゴンズグレイブ。
ちまちまなうで進行状況報告しておりましたので新鮮みはないかもですけど^q^ww
まああれは縮小してたおかげでかなり補正かかってるのでとっても見易くなっておりましたが、改めてこうやって見ると粗さが浮き立つ浮き立つ…orz
ですがなんといってもこれは自分への挑戦みたいなところがあったので一旦はこれでよしとします…後悔は残りますがこれ以上描き進めようとしても思いつかなくて手が動かないですしねorz

この中でいちばん綺麗に描けたと思う奴はやはりツバサ(まんなか)とシニガミ(左上)でしょうか。
女子勢の基礎色が明る過ぎるせいで最後の加工で光り過ぎちゃった気がします。特にヒトガタ(右上)の発光陣(頬とか手に出てる、よく見たらピンク色の肌の部分)が見えなくてですね。まあそれもありかなーとは思いますけども。
ていうか女子勢はかわいく描けない←致命的←←←←

…え?リュウさん(中央後)?彼女は女子ではなくリュウさんです。【リュウさん】です。←←←←←←
描いてて楽しかったのはエンブレムですかね。今後使いどころありそうなんでちみちみ塗りましたん。
…しかしデザインの酷さに定評のあるりんりんなので色合いとかアレですねorz

背後の花がドラゴンズグレイブです。実際サイズはてのひらサイズなんですが。
なんでこういう名前になったかはまたいつか描けたらいいですかねー。

とりあえずあれだ。
疲れた。←←←←←←



とりあえず次のイラストらしいイラスト制作に勤しみたい。けど企画キャラの終幕も描きたい。どっち優先させようかで悩んでます。




はい、ということで、たくさん誘拐しました。

元はなうに垂れ流してたものです。
【りんりんのお返しとかリベンジとか衝動とかそんな名目ですっごい真面目に誘拐してみたシリーズ】という名称にしようかとも思いましたけど縮めて【りんりんのすっごい真面目に誘拐してみたシリーズ】としました。それでも長いけどね。←←←←←←

殆ど誘拐したいお子様と、うちのやつらを誘拐して頂いたお返しって意味とでしたん!(・ω・)
りなうでも良かったんですけど突発誘拐のが面白いかなーと思ったのとか、りんりん如きがお知らせするのも何だかなーと思ったりとか他諸事情で特になにもせずこっそり誘拐してみた次第ですん(・ω・)

わりとりんりんにしてはがんばったほうです^q^けど全力がこのレベルなので「ああ…うん…」というような生暖かい目で御覧頂けましたら…!^q^www←

なんだかんだで皆様楽しく描かせて頂きましたー!衣装のデザインとかも勉強になるし、質感の塗り方とかポーズの取り方とか考えたりする時間も有意義でした///


あ、そうそう。
誘拐絵は親御様のみご自由にお使いくださいませー!ブログ掲載はりんりんの許可なしでご自由におkですし、印刷してぽいして頂いても構いませn←←←





あたしの海にさよならを-majime_hiyoko_ormr

まずはキイロひよこ様宅オルム君。
オルム君を一度ちゃんと描いてみたかったのと以前うちの泣き虫ようじょを誘拐して頂いたお礼…に…と思ったんですけどりんりんかわいい子描けなかったのを思い出してぼくはorz←←←←
大きなおめめとかほんと描けなかった…!^q^wwww
とりあえずオルム君は元気っ子に描いてあげたかったのでおさかなmgmgさせてみました。この図は以前らくがきでラフってたのでそれを元に。←実は裏で色々らくがいてる←←←←←
とりあえずの課題はいかに可愛く描くか、と、デカ目をどうするか、でした。^q^←


あたしの海にさよならを-majime_sape_janet

お次はさぺ様宅ジャネット姐さん。
以前から描いてみたいなー描いてみたいなーって思ってたのでこの際と思って///←
美人にしか赦されないポーズもさながら、おっpに全力を注いでるのがたいへんよくわかります←←←
お化粧濃いめってあったからめっちゃ塗りたくったらほんとにケバくなってほんと土下座ものですorz
一応目指したのはおとなのおねえさんな雰囲気とおっp…す、スタイルですね。うん、決して全力を注いだのはおっpじゃないy


あたしの海にさよならを-majime_saryu_rald

3番目はsaryu様宅のラルド君です。
以前イケメンダビデさんを誘拐して頂いたお礼でしたん!あと以前リベンジするって言ってたので!良い機会と思って!!////
とにかく美男子に描きたかったんですけど…うん…あの…ごめんなさい。←←←←
ラルド君は多重人格(?)さんなのですが、表は紳士、裏はちょっと態度が荒い感じなんだそうで、こちらは裏?っぽいかんじで描いてみたんですけどぶっちゃけこれどっちでもいいとおm←←←←
…はい、りんりんの表現力不足ですねすみません!orz
革の質感を出したかったけど…手の甲の筋ってこういう手袋じゃ見えないよねorz
なんだかフェチ部のみが露呈しちゃってる感が否めませんがこれでもがんばった方なんだよ!←←←←
こちら、ちょっと新しいことを試してみたんですが…そんなに効果が出なくってちょっとしょんぼりしてますorz


あたしの海にさよならを

4番目!葵井様宅のアユナちゃんです。
以前になうのRN企画でうちの秘蔵っ子(?)を誘拐して頂いたお礼でしたん!
清楚系おなごが描きたかったんですよね!清楚系!今までおねえさんとかおにいちゃんとかの色気を重視しすぎた気がするん!!←
というわけで最初の予定(とか自分の好み)としてはヴェルシーアたんのおっp…せくしーだいなまいとを描きたかったんですけど、それをぐっとこらえて!←←←←
今回は肌の塗りをちょっとぬるっと塗ってみましたん…そんなに目立ちませんけどねー!!!orz←
シンプルに且つすこしやさしめな感じをイメージしたらこうなりましたん。…シンプルを追求しすぎて余計な隙間ができちゃった…^q^wwwwwwウボァー
し、シンプルさを出したかったねん…その努力した痕跡だけは褒めてください…←←←←


$あたしの海にさよならを

そして最後はてんまん様宅のアサカゼちゃんです!
以前RN企画にてうちのランサーを大江戸人情噺の登場人物にしてくださったお礼にともりもり描いてましたん。マジかっこよかったんだからね!!!/////
最後はアサカゼちゃんを描こうと最初から決めていたのでなんとなく全体的な色合いのイメージはあったんですけど、なんていうのその、構図が一切思い浮かばなくてね…そこに一番苦戦したっす^q^←←←
今回の目標としては、「ぜんぶ手描き」というかんじにしたくて。背景は大体素材集とかからとってきてたんですけど、今回は頑張ってもりもり鳳凰描いてみましたん!…隠れて見えないけどね。そりゃそうだ、あまりに鳳凰しなくて誤摩化したもん←←←
あとはいかに格好良く見せるかってところに注目してみて。今回は格好良さを全面に押し出したかったので線画を濃いめの色にしてみたり。
と、金属の質感とか、布の柔らかさとブーツの質感?厚み?とか、そういう部分に注意してみたりして(・∀・)言わなきゃ気付かないような些細なとこですけどね!
描き慣れたアサカゼちゃんだからこそ色々冒険できたような気がします。…いつもターゲットにしてマジごめんね!^q^






というわけで、りんりんの真面目誘拐シリーズでした!
いやー終わってからふと振り返ってみるとすっごい楽しくて、なにより充実した時間過ごしましたね。

誘拐してしまったお子様の親御様、
そしてこんなりんりんの誘拐シリーズにコメント・みたよ等の反応をくださいました皆様に
多大なる謝罪と感謝を!おつきあいくださいまして本当にありがとうございます!あとほんと似なくてすみません^q^ゆるしてくだしあ


りんりん先生の次回作に御期待ください!うそです!←←←←


なんやかんやと生きてます。りんりんです。
絵を描くためのまとまった時間がとれなかったうえに大風邪ひいてしんでたのでリハビリ程度にもりもりらくがきしてましたん。




まずはりなう企画:えーと…【リハビリがてらRNしてくださった方のお子様を15分程度で単色誘拐する】…とかそんなだったとおもう。←忘れてる←←←

皆様りなうありがとうございましたんv
いつもよりひっどいクオリティですg…って、いつもひどかったわ…^q^wwww


■前半戦■
あたしの海にさよならを
まずは我等がキムラぁ様(…)宅の志乃さん。
かっこいいよね!って思いながら描いてました。
まあでも15分だし…なんか…かっこよさが出なかったし…いつかリベンジしてやるんだーと思いながらちみちみ。

あたしの海にさよならを
お次はひよこ様宅、オルム君。
なんだかんだでしっかり描いた事なかった気がする。
オルム君は男の娘っぽいーとか考えながら描いてたら…これ…女子やん…orz←
しかもりんりんの描く普通の女子よりかわいく描けた希ガス…どういうことなの…。

あたしの海にさよならを
で、にこ様宅の朝比奈てんてー。
朝比奈てんてーはいつか描く!って思ってたぶん描けてすっきり!←
こういうイケメンは大好きですよ!イケメン!イケメン!バリムッシャァ!←←←←←

あたしの海にさよならを
お次は葵井様宅、あおいちゃん。
最初びっくりしましたwwww頭身低いのはほんと予想してませんでwwww←←←
あおいちゃんって何気にバランスとるの難しいですよね…^q^いや私が今までおおきいあおいちゃんしか描いてなかったのもあるとおもうんですが^q^wwwww

あたしの海にさよならを
で、てんまん様宅のアレクさん。アレクセイさん。
アレキサンダーよりイケメンなほうのアレクさんです。
筋肉!胸板!って意識しながら描いてたらまさかの盛り過ぎ疑惑^q^www
うん、見直してやりすぎたって思ってます、反省してます、今(…)。

あたしの海にさよならを
そんでもってsaryu様宅のラルド君(ちっちゃいほう)。
少年ってほんと!ほんと!!苦手なんです!!!!!^q^申し訳ないうごふぇ
いつかリベンジする…!おおきいほうで!!!←←←←←←←←

あたしの海にさよならを
んでもって結様宅の藤君。
ふじこちゃんかわいいですよね!ね!!!不敵なによによ感が似合う男って素敵よね!!!/////
とひとりハッスルしながらもりもり。りんりんの個人的願望も含めました←←←←

あたしの海にさよならを
で、狼様宅の…あ、名前伺ってない。←
参考資料が少なくてほんとただ資料をうつしただけみたいになっちゃいました…^q^申し訳ない


■後半戦■
あたしの海にさよならを
そんで結様宅の雲君です。
雲君はエロゲまわしてるイメージしかないでs←←←←←←←←
でも個人的に好きキャラでしたのでぜひと思い描かせて頂きましたんv

あたしの海にさよならを
と、にこ様宅の遥てんてー。
遥てんてーは個人的にものっそ好きキャラだったのでもう。それはもう。ね。うん///←←←←
ちょっと手をごつめにして\男なのよ/アピールをしてみましt←

あたしの海にさよならを
そしてラスト、新様宅の流君…おおきいver.。←
流きゅん…なんであんなイケメンになってしまったん…←←←←←←
以前より流きゅんの男の娘っぷりに惚れてたぶん、恐れ多くて描いていいのかどうかめっちゃ悩みました^q^
そしたら挫折したよね^q^あのかわいらしさを残したイケメンにはなんないよね。またいつか描きたいものです。


次のりなう企画:【RNしてくださったお子様を健全にエロくガチ誘拐する】的なものでした。正式名なんて覚えてないわ
先着2名で、片方はこちらで頂いて、もう片方は友人宛に別所にうpしたのでノーカンで。←←
まありなうじゃなかったんですけど、いいかなって///←←←←←

あたしの海にさよならを-roko_shino_01
で、やっとできたリベンジ:ろこ様宅志乃さん。まさかこんな形でとは思いもしなかった←
健全にエロく!!ってコトだったので、汗でいろいろと誤摩化したんですよね//////←←←←←←
微妙に包帯のあたりからtkb見えてるようにみえるのは仕様です。志乃さんみたいな色白さんはぴんくいろがいいよね/////←自重しろ←←←←←
ガチってことだったのでわりとまじめにがんばってみました。筋肉とか。筋肉とか。
…うん。盛り過ぎたのはりんりんの悪い癖よね。スマセwwwww←反省してねえ←←←←←


あとは個人的誘拐。

あたしの海にさよならを-asuka_runa_01
一度描いてみたかった飛鳥様宅のルナさん。
…壊滅的に女子がかわいく描けませんorz
しかもこれ!描き直したん!です!よ!!!!!以前はもっとかわいくなかった。男子が女装したみたいになってた。今回もひどかった…orz申し訳ない
いつかリベンジ、したい、な…今度はジオたん(♀)で。あのリボンの付け方反則やろ…←←←←←

$あたしの海にさよならを
以前ろこ様にレジンアクセを頂いた際、お礼代わりとこっそり誘拐したろこ様宅の志乃さん、の一部。←←←←←←
ろこ様にポストカードっぽい何かで献上した一品。まあ、現在の持ち主であるろこ様に載せていいよって許可得てないので部分的にしか載せてません///許可頂けたら全体図載せますけどね////←←←←←
あともう一枚と+αも献上したのですがね、私…ろこ様に押しつける前にスキャンすんのすっかり忘れてたんですよねwwwwwwwwww←馬鹿





そんなわけで最近の誘拐はこれでぜんぶかな?
いただきもの自慢したいんですけど皆様に許可得てないうえに大量に頂いてるので!そのあの!後日でいいですか!!!←←←←←
ほんとこんだけのことしかしてないのに…たくさん頂いてねえ…ていうか誕生日に頂いたものの自慢さえしてないこのりんりんの怠惰っぷりよ。何ヶ月経ってると思ってんの。orz

ではでは失礼!ノシ
やえぴっちょぶ様作の【こちら】のお話のつづきを書かせて頂いております。





やさしいうたが空気をふるわせていた、それはとてもとても、うつくしく、


みにくく





   ――   、或いはその腐り落ちるさまを







があんという轟音。鮮血、異臭。思考の停止、視界から得た情報を脳が拒絶しようとする。青色が消えて、かわりに赤色の流体が白い廊下を彩る。一瞬何が起きたのか解らず、ダビデはただ立ちすくんでいた。否、解っていたのだ、彼が何をしようとしていたのか。だが己の鼻に自信が持てなくなったそれが逡巡してしまったせいで、動作が遅くなってしまったのだ。その異臭が自分の嫌いな、吐き気を催す鉄の匂いだと気付いた時には、デルシオネは目の前で息を引き取ろうとしていた。悪臭に脳の回転が阻害されうまく言葉にならず震えた口をぱくぱくと動かすのが精一杯であった、それを動かしたのは、以前起こった「最も見たくなかった光景」、ばらばらになった最愛の女の姿だった。彼女の切り離された頭部が綺麗で、笑っていた、そんな映像がフラッシュバックして漸く、

「エマ!」

叫んだ。急に呼ばれて驚いたのか、先程走って来たばかりのエマがびくりと身を震わせる。なにごとかと驚くエマに、ダビデは続けて叫ぶ。しっかりしろと己を叱咤するように、まだ彼は生きていると己に言い聞かせるように。

「デルシオネを【生かせ】!」

エマは何が起こったのか一瞬状況を理解できず、デルシオネを見やり、慌ててSìとだけ答え、電話をかけはじめた。病院に連れて行け、や、治療できる場所へ、などという言葉さえ浮かばなかった。ダビデにはただ彼を生かしたかったという意識しかなかったのだ。デルシオネは「ダビデ」というひとをささえてくれた人間のひとりである。彼が死ぬということはまたダビデを形成していたものがなくなるということ、つまり【ダビデ】の新たな死を表していた。本当は他人の死が怖いのではなく、彼自身の精神が壊れていくのが怖いだけだと、それ自身気付いていた。それを綺麗事にしたくて、「ひとが死ぬのが怖い」という括りで纏めてしまっている事に、当の本人はまだ気付いていないのだ。

「…サン、テメェも行け。」

すうと呼吸を整えて後、サングイノーゾに話しかける。何故かと訊ねるような視線をダビデに向ける、見開かれた瞳は青々と輝いていた。幼い頃のあの青とおんなじ、空の色。それを、片方しかなくなった海色が睨む。アイパッチのついていない潰れた右目が、その光景を一層気味の悪いものとした。

「元よりテメェの知り合い、…親しい間柄だったんじゃねェの。【家族】は大事にしろよ。」

すこし、ほんのすこしだけだが、彼が【家族】という単語を口にしたとき。サングイノーゾにはダビデの海色の瞳が笑ったような気がした。実際彼は笑うつもりだった、それは家族というものをよく知らないダビデにとっての羨望の意であり、ファミリーという疑似家族内で暮らすダビデにはとても大事なものでもあったのだ。だが【ハイド】が笑うなと咎める、不幸になれと咎める。脳裏にそれが過り、口角こそあげられなかったものの、語調はとてもやさしく、己らしからぬとダビデ自身も思う程であった。

「ここはどうするの~?…流石に残り人数で攻めるの、難しくない?」

サングイノーゾが不安そうに呟く。切りそろえられてはいるが歪なかたち、例えるなら凹凸の激しい坂道のような前髪がすうと揺れる。ああこれは後で整えてやる必要があるなと思えるような思考の余裕さえ生まれたダビデが、いつもの投げやりな口調で「気にするな」と返す。そして腰のホルスターから愛銃、AMTハードボーラー・ロングスライドを更に改造した拳銃、クロスハウンドを両手に持つ。グリップ部に彼女の骨を埋めてあるそれをきつく握りしめ、顔の前で銃身どうしを合わせるように持ち、目を閉じる。それはまるで、Ninaに彼等の無事を祈るように。数秒の後、気合を入れるように一気に息を吐き出し、顔を上げ、

「俺とキースだけで充分だ」

がちゃんと銃身を下げ、仁王立ち、天井を仰ぎ見る。ダビデが真剣に戦闘を行う時は、この一連の動作を儀式のように行うのだ。誰に祈るでもなし、それはただの習慣だったのだが、今のダビデにはカミサマが居るのなら彼を助けてくれと祈っていたようだ。その証拠に、儀式の後、未練を残すようにデルシオネを見つめていたのである。ダビデに自覚はないのだろうが、サングイノーゾが見たそれは、


$あたしの海にさよならを-sasie_davide_01






今にも泣きそうな表情で、


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「なあキース。誰にも死んで欲しくねェ…なんて、甘いかな」

サングイノーゾとエマ、そしてデルシオネと別れて後、両手を拡げてクロスハウンズの硝煙を撒き散らしつつぼそりと呟く。その声はとてもとても小さくて、轟く銃声に掻き消されそうになっていた。拳銃を片手に構えて発砲しつつキースが答える。

「…お前がそう思いたいのなら、それでいいんじゃないのか」

発砲の反動なんて感じさせない程精密に的確に二方向から現れる的を射つつ、ダビデが聞こえてたのかと返す。それには返事をせず、ダビデの背後を撃とうとした男の頭蓋に鉛を叩き込む。ダビデもそれには深く追求せず、まるで己の力を誇示するように、煙草を吸う余裕さえ見せて堂々と歩いて先を急ぐ。白熱灯の淡く暖かな色を映した白塗りの壁と床に、その靴音とクロスハウンズの独特の銃声が反響する。まるで勝者の凱旋、圧倒的な力の差がそこにはあった。それほどにこのダビデという男は異常な身体能力を持つのだ。視力こそ片方潰れているものの、異常な聴力と異常な嗅覚でその危険を察知しているのだ。敵陣はそれを知らないのだろう、壁に隠れ、ダビデの背後から奇襲を行おうと同胞に合図を送っていた。だがその身振りや僅かな靴音さえ聞き逃さないその異常な聴力がそれを察知できない筈がなく、すうとキースに目配せをする。意味を理解したのか、キースが振り返り体勢を低くして疾駆、銃もきちりと構える事無く的確に全員を撃ち抜く。すぐさまダビデのもとへ戻り、周囲を警戒する。その表情は、ふたりとも無表情で、無慈悲であった。ただ二人の行動の差といえば、キースは的確に相手を殺し、ダビデは的確に腕や足を狙い動きを封じていた事くらいだろう。

「俺はもしかしたら、テメェ等を裏切る事になるかも知れねェ」

急にダビデが切り出した。何事かと思い、銃を構えつつ、ダビデのほうに顔を向ける。ダビデの表情は自分の位置からは見えなかった、自分の肩越しに柔らかく細い金色の長い髪がゆらめく。金粉を鏤めたかのように、白熱灯の色をを反射してきらきらと瞬く。もとより美しいその色は情調を漂わせ一層と彼を妖しく彩る。ボディスーツに浮き立つ筋肉が無駄なものではない事をを裏付けるように、その動きには無駄がなく機械的、それでいてやわらかな動きであるせいか優美ささえ漂わせる。成程、彼がひとを惹き付ける理由がそこにはあった。優雅でいて汚らしく、美しくあり醜い、加えて淫靡であり清楚な容姿を持ち合わせ、そしてやさしくあり根本は己の事しか考えない、そんな印象を持たせる。その相反するものどうしが顕著に露出したそれに羨望を抱く者は少なくない。麻薬、彼を例えるのであればそれであろう。だからそれを失う事を周囲は畏れ、周囲は彼を囲おうとするのだ。そうして囲われたそれは外部に触れるとひとよりも腐るのが早く、ぼろぼろと砕け散り易い。昔の彼はそれを受け入れてきたと言うのに、今の本人は自分が腐れ落ちるのを知ってか知らずか、囲いの外を欲しがるのだ。だからこんな馬鹿げた事を言ってみせるのだろうとキースは思う。急に何を、キースの言葉を遮るように、否、返答ができないと察して有無を言わせぬように、ダビデが語りかける。己の覚悟を彼に話す。

「もしそうなったら。キース、頼んでも良いか」

続く言葉は、「ソルジャーの皆を頼む」、や、「RCの事を任せる」、といったような事を想像するのが普通である。だから、

「その時は俺を撃て」

幼い頃より傍に居た親友を撃て、というその言葉には流石に己の耳を疑った。

「…俺に、お前を殺せと言っているのか。お前は自分の立場を解っているのか?」
「おい勘違いするなよ、別に撃ち殺せとは言ってねェ。撃つだけだよ。殺してくれるンならそれでも構いやしねェけどな」

慌てたように訂正し、冗談を交えてすこしだけ茶化してみせた。それでも内容の根本は変わってはいない。急だな、とキースが呟く。すると声色を変えて、それはぼそりと低く、嗄れた声で言葉を紡ぐ。だいぶんと静かになったその廊下に、そのうたが響き渡る。うたうように、踊るように、それは美しく艶かしく言葉を吐く。

「…多分、サンじゃ俺を撃てねェよ。エマなんて以ての外だ。…もう、キースしか居ねェだろ。」

幼い頃に見た彼は、まるで雌のように艶かしく厭らしい仕草で周囲を惑わした。今でもその癖は変わっておらず、指先と手首の動きがとても滑らかで緩やかに、かといって女性らしいとも言い難いような絶妙の動きでキースのほうを指差す。器用に拳銃と煙草を持った右手が自分のほうを向いた瞬間、ああこのひとはもう変わってしまったのだと、キースは気付く。推測であるが、このひとは今不安定なのだろう、自分が定まらない事が怖くて死に急いでいるのだと、彼の声色で感じ取った。そのひとはそんな思いを詰め込んだようにキースに言うのだ、そう、

「どうか、頼むよ」


今にも泣きそうな声で、


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数日後、病院にサウル=B=インノチェンティが訪問した。「失望」なんて名前を使う訳にもいかず偽名で誤摩化していたため、それの病室を探すのに「彼の護衛が」少々苦労したのだそうだ。彼自身はその苦労なぞ知らぬというように、人の良さそうな笑顔を振り撒いて、それ――「delusione」の病室へと赴いた。杖を傍らに置き、デルシオネの傍に座る。

「おやおや、可哀想に。こんなに酷い目に遭って。」

無感情、寧ろ笑うように彼に向けて言う。デルシオネは眠っていた、余談を赦さない状況らしいとのことである。背後でロキシスが周囲を警戒する。彼は一応「要注意人物」のひとりなのだ、こんなところで警察様や敵対する組織と出くわすような事があってはならない。

「こんなに大怪我を負って…痛かっただろう?」

紳士的、彼の本質を知らない人から見ればそう見える、だがそう見せているだけで、腹の中はどす黒いもので染め上げられ、それを快楽とするような男なのだ。好々爺の外見とは真逆の思考を持つ、故にその男に騙される人間も多い、目の前で倒れている彼もまた、騙された人間のひとりなのだろうと、ロキシスは憐れみさえ覚える。だが無口な彼はそんな事を一切口に出さない。

「…こんな状況、君は、美しくないとは思わないかね」

たくさんの医療器具で囲まれ、幾本ものチューブに繋がれたデルシオネにやさしく語りかける。考えている事と言っている事が一致しない男だ、この光景でさえも「美しい」と思っているに違いない、周囲を警戒しつつロキシスは思う。ふと時計を見る。そろそろ時間だ。ロキシスがサウルを促す。仕方なしとサウルが首を振り、名残惜しそうにデルシオネに別れを告げる。

「私にはどうやら君が居ないとどうも調子が狂って了(しま)うようだ、どうか、私の声が聞こえているのならば。…生きて欲しい」

そう耳元で呟いて、病室の戸の前に凭れるロキシスに視線を送る。それを合図にこくりと頷いて戸を開け、主人を先に通そうとした。サウルは戸をくぐろうとして、ふと立ち止まる。そしてひとこと、彼に呪いをかけるのだ。

「私を、失望させないでおくれ、我が愛しの【息子】よ」

病室に静寂が戻っていく。聞こえるのは、「彼」の細い息づかいだけであった。


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車内でパイプを嗜む。ダンヒルの香が車内に充満する。口内でそれを味わい吐き出すさまは紳士そのものであるのだが、話す内容がとても気味の悪いものであった。

「あれが居ないと情報管理が儘ならないだろうからね、すこしだけ励ましてきてあげたよ。なに、あれは耳が良いから聞こえていただろう。…まあ、他に代替品がいないから仕方なし、という事だ。他の子が使えるようならそれでもいいのだけれどもね。今の所誰もろくに動けていない所を見ると、どうやらこのままだと本格的に機能しなくなりそうで困って了うな。あれもあれで自分ひとりでやりすぎだとは思わないかね。代替品が必要な時もあるというのに、交替をつくる準備もせぬまま戦地になぞ赴いて、それこそ滑稽だ、無駄だ、とても無駄だ。ああだがとても愉しいよ、あれがまさか自ら殺されに行くなんてとても愉しいじゃあないか!そして私はこの状況をとても悲しみ、正当な理由で報復の砲撃をあげる事ができるというもの!ああ、面白い!これは戦争の幕開けとなるのだろうか!…いいやまだだ、もっと、もっと大きな火種が欲しい…ああそうだ、あれを焚き付けてみようか?それもまた一興!…否、準備が足りない。圧倒的武力でな時伏せるためにももっと戦力を確保しておきたい。さてどうしようか、素晴らしい暇つぶしができたようだ!」

べらべらと喧しく、最後のほうは少々興奮気味に捲し立てる。聞いていると思考が暗くなるような内容の癖に彼はとても爽やかに笑っていた。まるでこの危機的な状況を心底楽しんでいるかのように、にこにこと笑顔を振り撒きながらこの老害は黒いものを吐き出す。こいつはこういう下衆なのだ、ロキシスも解ってはいたが、その思考を耳に入れるだけで吐き気を覚える。

「…いずれにしろ、あれは重要な駒だ、せめてもうすこし活躍して貰わねばな。」

ぼそりと呟く。このような男にもすこしは感情があるのだろうか。そんな事を運転しながら考える。信号機が止まるように促し、慌ててブレーキを踏む。

「…私には子供が居てね、」

急に、あまりにも急に彼自身の話をし始めたのでロキシスはガラにも泣く戸惑ってしまう。

「顔も見ないうちに、私の子を身籠った女性を別の男に取られてしまった。だからだろうか、私はあのくらいの子供を見ると、どうしても愛着を持てずにはいられないのだよ。」

信号が変わり、進めと促す。だがその突発的な暴露に、ロキシスはアクセルが踏めずにいた。

「…信号が変わっているよ、進みなさい。」

そう言われて漸く身体の自由が利いた。ぶろろろ、と高級車が走り出す。誰にも聞こえないように、サウル老がぼそりと呟いた。

「あの時、彼女を止められていたのならば、私の運命も変わっていたのかも知れないね。」

車のエンジン音が空気を震わせ、そのうたを飲み込んで了っていた。





   ――鳴き喚くさまを、或いはその腐り落ちるさまを





ふたりのインノチェンティは、おなじいろの瞳をもっていた。
それは氷のような、突き刺すような冷酷な瞳のいろであった。


その氷の瞳の奥底には、こどもの姿が宿っていた。





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前半はデル君を助けたいお話と、キース君へのお願い、あとダビデさんがイケメン設定である事を忘れかけてたので表現したかっただけのお話で、後半はインノチェンティにもテンションあがる事があるんだよって話。←しょっぺえ
ちょっとだけインノチェンティの昔のお話を出しましたが、多分インノチェンティの過去話は出すことはないんじゃないかなーって思ってる…インノチェンティが死なない限り←←←←

…あ、あとね。あの。絵の前の文でダビデさんが銃を抜いたのにホルスターにしまいっぱなしだったのはあれです、雰囲気でスルーしてくだs

そんなわけですみませんでした!^q^




お借りしました:
・やえ様宅のサン君デル君
・かげさん宅のキース君
・狼様宅のエマちゃん
・藤丸様宅のロキシスさん
・お名前だけですがざくろ様宅のハイドん