「ANIMAXMUSIX」へのチャレンジについて思うこと | リンプラちゃん新聞

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昭和末期~平成初頭のアイドル系ミニコミのテーストで綴る
LINKL PLANET (リンプラ) 日記
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 「絶対に優勝してもう一度あのステージに立ちたい」その想いから始まったANIMAXMUSIX本編出場を賭けたチャレンジ。メンバーも運営さんもリン友(ファン)も一体となって目指したチャレンジ。でも、その願いは叶わなかった。叶わなかった瞬間、メンバーと運営はファンに感謝の意を示し、ファンは力不足をメンバーに謝る、そんな構図。でも、誰も悪くなんてない、みんなが自分の出来る限りのことはやった。少なくともこの機会はメンバーと運営さんとリン友の結束を強める「きっかけ」にはなっただろう。次へチャレンジする活力に変えること、それを成果として捉えればいいと思う。大丈夫、その気持ちがある限り続けられるし、夢を追いかけるリンプラを応援したいって本気で思う

 一方で、じゃ何が足りないのか?を冷静に分析している自分がいる。それが自分の性分だから仕方ない。だけど、本当に何も欠けてなんていない。リンプラメンバーも運営さんもリン友も、みんな頑張ったよ、現時点でできることはやった。

 このチャレンジが実らなかったのは単純にパイの大きさ、母数の差だろう。言ってしまえばファンの数の差、そんな単純な…って言われるかもしれないけど、実はこれ案外根が深い。ことは前橋ウィッチーズとリンプラの単純なファンの数の差だけじゃない。もちろん、その比較でも前橋がリンプラを上回っているのは対バンライブに行けば分かる。だけど、その差を産んでいるのは何?前橋の方がリンプラより優れたパフォーマンスしているから?違うよ。前橋の方がリンプラより努力してるから?違うよ。前橋の方がリンプラより圧倒的に可愛いから?違うよ。この差を産んでいるのは、ファンになる可能性のある層(=潜在的なファン)の母数が違うから。アニメファンが声優アイドルにハマる数と、プラモファンがプラモアイドルにハマる数の差それは、それぞれの業界がこれまでやった戦略の違い、歴史の差と言っていいだろう。

 アニメ業界がアイドルの取り込み?を始めたのは40年以上前1980年代中ばのタッチ/日髙のり子とかマクロス/飯島真理あたりまで遡る。この頃からアニメ業界のアイドル戦略は始まった。でも、リアルにその時代を生きていた自分からすれば、最初は違和感あったんだよね。アイドルが声優をやる、アイドルがアニメの主題歌を歌う、あるいは声優をアイドル化するってゆーのは。アイドルファンからもアニメファンからも「?」的なところから始まったのは間違いない。だから日高にしたって、声優としては大御所みたいになったけど、アイドルとして曲が売れたことはないし、飯島は一発屋と言ってもいいだろう。最初はそんなもんだ。そーゆー時代が90年代になっても続いていたけど、それでもアニメ業界は諦めずに畑を耕すがごとく地道にアイドルとの融合を続けていったんだよね、それこそ40年以上。その甲斐あって、今は声優のアイドル化なんて誰も違和感を感じないし、アニメキャラのファンがその声優のファンになるなんて普通でしょ。そこに40年以上かけて耕してきたすそ野の広さがある

 一方、プラモアイドルってどう?多分、リンプラが走りくらいでしょ?プラモ業界はアイドルって畑を耕し始めたところ。だから畑の大きさがアニメアイドルとは全く違う。それこそアニメアイドルから「私達に対抗するなんて10年どころか30年早い!」って言われても返す言葉はない。それ位すそ野の広さが違うってことだ。アニメファンとプラモファンの数の差じゃない、その中で関連するアイドルのファンになる可能性のある人、潜在的なファンの数の差。
 感覚的に言えば、潜在的なファンが100万人いるアニメアイドルと、それが1万人もいないプラモアイドルの差って言えばいいのかな。潜在的な層が100万人いればその1%でも取り込めば1万人のファンが掴める、その層が1万人なら100人。それが現実。アニメ業界とプラモ業界がアイドルに費やした歴史の差でしかないんだ。今回のチャレンジはそういう勝負だったという事。そういう意味では、登場人物?で唯一もっと頑張って欲しいのはバンダイスピリッツだけだね、これはボクの要望。

 だから、メンバーも運営さんもリン友も恥じることなんて1ミリもない。果敢にチャレンジしていった、そのための努力もした、でも叶わなかった。だけど前を向いてチャレンジを続ける、それで十分だと思うよ。ボクはずっとリンプラの夢の実現に付き合うし他のリン友さんも皆同じ気持ちだと思う。少しづつ着実にリンプラのレベルが上がっているのは分かるから。だから、落ち込まずにまずは1000人チャレンジの達成を目指そう。何かきっかけさえあれば必ずブレイクできる。今はその実力を上げていくための時間って考えればいい。ボクはいつか必ず大きなステージで輝くリンプラを見て涙する!そう決めているから。

「ミルユメカサナレ」みんなで夢を掴めると信じて…