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飲食店繁盛のヒケツ

飲食店運営に役立つ情報や日々の雑感、コラム等を配信しています。飲食店に興味のあるかたも無い方も楽しく学ぶ飲食店経営論をご紹介!

これ、商品名は「ちょい悪セット」と言います。
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え、なんで?

そう思うでしょう。だからお客様に聞かれます。
別に中身は悪く有りません。シャレです。


実は女性向けにレディースという商品があるのですが


これです

レディース


男性向けに新商品を開発して、ネーミングで悩みました。

ダンディ、殿様・・面白くない。
レディースは女版暴走族だから、男はちょい悪。
ただそれだけの理由です。


そんなネーミングの話しをお客様と会話できるので楽しいのです。

先日、蕎麦屋さんでのメニューリニューアルを終えてその後の動きを観察してました。
今回のメニューリニューアルのテーマは客単価の向上。

ただし、主要客層が年配の方が多いためボリューム訴求は敬遠されてます。
そこで、手軽に客単価UPを実現するために卵のトッピングという形でメニュー変更をしました。
卵は既存食材だし、店主の手間がかからない、それと万人受けするのです。

卵好きな方は多いと思いますが、実は日本は世界で一番卵を食べる国民なのです。

卵といっても、生卵、温泉卵、卵黄の3種類を商品によって使い分けます。
茹で卵は殻をムク手間があるので見送りました。

例えば、普通に月見といったら生卵ですが、これを温泉卵に変えたり、W月見みたいにするのです。
今回一番評価が高かったのが、焼肉と蕎麦のセットの焼肉に卵黄をトッピングした商品。
卵黄付きで100円UPですが、お客様は違和感なく注文してくれます。
しかも以前よりも出数が伸びたとのこと。

同じような事例では、カレー屋さんでの目玉焼きトッピング。
これを通常1個の目玉焼きをW目玉焼きに置き換えて単価UPに成功した事例も
あります。

既存商品に卵のトッピングが合う商品はありませんか?
ぜひ卵で客単価UP作戦を実施して頂きたいと思います。
あるイタリアン店の従業員さんと会話してた時の話です。
私「今日のおすすめは何ですか?」
A「五島直送の鯖のカルパッチョがおすすめです」
私「五島直送の鯖は美味しいのですか?」
A「鮮度が抜群だから美味しいですよ」
私「鮮度以外に美味しい理由があるのですか?」
A「うーん・・・」

すごくもったいないと思うのです。
商品をおすすめする理由が「鮮度」しかないのです。

なんで、五島の鯖が美味しいのか?その根本的な理由を
知ってこそ言葉も変わるかもしれません。
例えば、海流の問題、季節の問題、他の産地との味の違い。
こういう本質を理解することで、お客様への情報提供も変わるの
だと思います。それこそお客の為になる情報を提供できる人間です。

こういうの、魚に限らず色々あると思います。
米だったら、魚沼産コシヒカリだから美味しいのではなくて
何故、魚沼産コシヒカリが美味しいのか?

何故、明石のタコが美味しいのか?

うまい理由を知ることで、お客様へのアウトプットが変わるのです。
ぜひ、意識して考えて欲しいと思います。

下記、私が種子島まで足を伸ばして見つけたメチャクチャうまい芋です。
何故うまいのか?品種がうまい。甘さの成分となるナトリウムとカリウムを配した独自の肥料設計。通常のサツマイモ栽培の2倍の人手をかけた畑管理をしています。糖度が50度以上あるさつまいもはこれだけです。

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