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飲食店繁盛のヒケツ

飲食店運営に役立つ情報や日々の雑感、コラム等を配信しています。飲食店に興味のあるかたも無い方も楽しく学ぶ飲食店経営論をご紹介!

「店主や店長のお見送り」

お客様がおかえりの際にお見送りをしていますか?
お会計が済んだあと、店の外まで出て挨拶することです。
多くのお店は、スタッフさんがやっていますが、このお見送りこそ
店主や店長さんが率先してやるべきです。
特に、混雑時や忙しい店ほど、スタッフがお見送りするより
わざわざ駆けつけて挨拶してくれたほうが印象に残ります。

先日も、ある人気の居酒屋さんで食事した際、お店を出て10メートル程
歩いたあとに、後ろから大きな声で「ありがとうございました」と聞こえてきました。
振り返ると、忙しそうに調理していた店主がこちらを向いて笑顔で頭を下げてます。
「ああ、忙しいのにわざわざ外まででてきてくれたんだな
食事中はほとんど話さなくても、自分たちの事を気にかけてくれてたんだな」と感じました。

スタッフさんのお見送りより、店主や店長さんのお見送りのほうが
ありがたく感じるのは当然のことです。
そして、店長はお客様の帰りの表情や反応を鋭く観察するのです。

些細なことですが、店長や店主さんは「お見送り」の仕事の優先順位をあげて
自ら実践してみてください。自分にしかない価値があるはずです。
ある居酒屋さんで刺身盛りを注文してでてきたのがコレ。

刺身の盛り合わせですが、あしらいで見た目がぐっとよくなります。
といっても、あしらいは結構コスト(ロス)がかかるもの。
これならコストもかからず、従業員にもお客様にも親切ですね。

特に若いお客さん(従業員も含めて)には刺身の見た目で何の魚なのかわからない人が多いのです。
名前の札があるだけで、少し贅沢な気分になるものですねー。

どうせ食べないあしらいならば、ロスのない手間をかけたやり方です。
結果として低コストオペレーションにつながります。

ぜひお試しを!

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ここでいう出勤簿は従業員のためではなくお客さんのものです。
いわゆる常連様専用のスタンプカードです。

ある居酒屋さんでは出勤簿を作成してから常連様同士の交流や
来店頻度が向上しています。
毎日のように顔をだしてくれるお客様には、あえて出勤簿を作成して
顔を出すたびに赤丸シールを貼ってあげる。
この出勤簿には数名の常連客の愛称が書いてあり、一目でいつ来店したのか
把握できるようになっています。

そして月間の最多出勤客には焼酎のボトルがプレゼントされます。

ここでのポイントは、出勤簿に名前があることで常連客を特別なお客様と
表現してあげて、通う楽しみを一つ増やしてあげることです。

大手にはできない、小さな居酒屋さんの常連客販促に取り入れてみては
いかがでしょうか。

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