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飲食店繁盛のヒケツ

飲食店運営に役立つ情報や日々の雑感、コラム等を配信しています。飲食店に興味のあるかたも無い方も楽しく学ぶ飲食店経営論をご紹介!

食べログで集客するというのが最近のトレンドですが、中々集客に結びつけるのが
難しいと感じてられる方が多いと思います。
そもそも、クチコミでお店を並べて比較できるサイトなので、良いクチコミを
集めることが非常に難しいのです。

QSCのどれにも自信のないお店は、改善点を見つけるのに他社が
どんな取り組みをしているのかを見つけるために利用するのが良いでしょう。
また、料理やサービスに対しての不満点などもおおいに参考になるはずです。
サービスや商品力の弱い店が下手に食べログ登録してしまうと
悪口を書かれて散々な目にあいます。

中身に問題がない店なら、食べログの店舗会員に登録して宣伝をはじめましょう。

食べログは、評点順、人気順、最近の注目順という順番で並びます。
評点は意図的に上げるのは非常に難しいですが、最近の注目順はアクセス数で
順位が変わります。ホームページやブログ、TWITTER、外部リンクなどで
アクセスを集めるようにしてみましょう。

そして一番大切な事は、来店客にアクセスしてもらうことです。
自店の食べログページのQRコードをテーブルPOPに掲示して
料理の感想を書いてもらったり、他のお客様の声を見ていただくように
誘導しましょう。「当店ご利用のお客様の生の声はコチラ!」と掲示。

クチコミを書いてもらうなら、お料理の感想を食べログで教えて頂ければ、お食事券をプレゼントするとか。
プレゼントをもらうのに書いてくれる人は悪口は書きにくいでしょう。
アクセス数と閲覧数を同時にあげるのに最良の方法です。

別枠で有料のプランもありますが、正直な話し、あまり効果がない(私の経験では)
ので、優先順位は低いです。

お店自身がとったばかりホヤホヤのアカウントでサクラで書き込んでいるパターンもありますが
ヘビーユーザーからはすぐにバレてしまいますのでご注意を。

ホームページのアクセスでも食べログ経由というのが増えてきてるので
しっかりと対策することが良いと思います。

食べログやぐるなびのお手伝いもしていますので
興味のあるかたはお気軽にご連絡ください。
接客サービス研修で必ず教えられるのが、声の高さや笑顔の作り方です。
笑顔はつくれても、声はなかなか変えられないものです。
一般的に、ドレミファのソの音で発音しましょうと教えられます。
ソの音は明るく、少し高めの声で自然と表情も笑顔になるそうです。

私がよく行く居酒屋さんの女将さんも、常にソの音で話しかけてくれます。
呼べばラの音で「はーい」と返事をして飛んできてくれます。

このラの音の返事が素晴らしくて、何か喜んで駆けつけてくれたように感じるのです。
「え、何かいい事でもあったの?」と思わず聞いてしまうのです。

余談ですが、ラの音は赤ちゃんの鳴き声に近いとか、オーケストラのコンサートマスターが
基準合わせに出す音とか、意味のある音のようです。

そして、この居酒屋さんの評判は女将さんの接客の良さが多数のクチコミを集めています。

行く度に、声の高さが大切だなと実感するのです。

また、先日テレビを見ていたら「からくりどーる」さんというマジシャンがでていました。
彼のマジックは、独特な高い声質で見ているだけで笑顔になってきます。
楽しそうにマジックを披露してくれるのです。

自分で出している声は、自分ではチェックするのが難しいのです。
ぜひ、一度自分の接客している声を録音して聞いてみてください。
気づきがあると思います。
あるお店ではディナータイムの売上向上のため
積極的に呼び込みをしています。
アルバイトに呼び込みをさせる以前より20%以上売上が向上しています。

ただ、呼び込みを行うにも、呼び込みの質、呼び込みのスキル、呼び込みするモチベーション
が非常に大切だと実感しています。

正直、むいている子と向かない子がいます。
むいていない子に呼び込みをさせると逆に不振店のように見られます。
おすすめ上手な人を選択しましょう。

そして、呼び込みにはゲーム性を持たせてルールを設けています。
ある店での呼び込み集客の仕組みとは?

1 呼び込みは一人で行う
2 最初は割引券で声をかける
3 呼び込みに慣れてきたら徐々に割引券を使わないで声をかける
4 呼び込みして入店した成果を個人別に明確にする。
5 呼び込み実績の月間順位を明確にする
6 成績TOPの人のノウハウを共有する。
7 当日の売上は呼び込みのおかげということを認識させる。
8 呼び込みはお帰りの際のお客様フォローを確実に行う。
9 呼び込みは、自分が帰る時、お客様のフォローをして帰る。

成績TOPクラスの子は、割引券を配らないでお客様を連れてきます。
お客様と会話しながら、何がポイントなのか察知するのが上手なのです。
例えば時間。呼び込みにでる時間は暇な時間が多いですから
時間をキーワードにして声をかけるのも良いようです。
「今の時間なら、ゆったりしたお席がすぐに用意できますよ。」
そして、入店してから割引券を渡してあげるとお客様の喜びも
更に倍増します。

呼び込みも、ただ単にチラシを配るのではなく
仕組みを考えて実行するのが良い成果につながります。