独立起業の勧め・・・先ずは二つ目の収入作りから。サラリーマン、主婦でも副収入・お小遣いは作っておきましょう!。 -45ページ目

独立起業の勧め・・・先ずは二つ目の収入作りから。サラリーマン、主婦でも副収入・お小遣いは作っておきましょう!。

人生は様々なリスクにさらされています。
しかも生き抜くこが一番キツイ。
残された時間はあっという間かもしれません。
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ノマドワーキングのさらに先へ——新生ビットバレー流は“Coworking”
JELLY JELLY CAFEオーナーの白坂氏。防衛大学校では情報工学を学びWebやそれをベースにした働き方に関心を持っていた
 IT系のニュースに親しんだ読者であれば「ノマドワーキング」は、もうすっかり耳に馴染んだ言葉だろう。物理的に固定したオフィスに縛られず、ノートPCや高速無線通信を活用し、自宅や移動しながら仕事をこなすこのスタイルは、フリーランスや営業職などの間ですっかり当たり前のものになったといえる。

【脱ガンジガラメの働き方:ノマドワーキングのさらに先へ——新生ビットバレー流は“Coworking”】

 しかし「ノマド=遊牧民」という言葉にはよく言えば「孤高」悪くいえば「孤独」というイメージもつきまとう。そもそも限られた牧草地を皆でうまく共有するために、それぞれのノマドはある程度の距離を保って、移動し放牧を行うものだ。筆者のように執筆の仕事であればそれでもよいかもしれないが、Webサービスをチームで作り上げる場合など、ノマドではうまくいかない例もあるだろう。

 スターバックスのような喫茶店を自宅と職場の中間に位置するサードプレイスと呼んだりもするが、電源があり、飲食ができて、周囲を気にすることなく打ち合わせも行える、共同作業に適したスペースはなかなか存在しなかったのではないだろうか?

 そんな要請に応える場所がいま各地に生まれつつある。その1つ、渋谷のJELLY JELLY CAFEを紹介しよう。

●オフィスを引き払ってCoworkingスペースに一本化

 4年前にWeb制作会社のピチカートデザインを立ち上げ、今回渋谷東急ハンズ近くにCoworkingスペース「JELLY JELLY CAFE」を出店した白坂翔(しらさか しょう)氏。起業する前は、防衛大学校に通い、退学後数年間はホストクラブでアルバイトをして資金を作ったという異色の経歴の持ち主だ。

 もともとは、一般的な小規模の会社同様、白坂氏含め3人のスタッフがマンションの一室で仕事を行っていたが、あるとき下北沢の「オープンソースCafe」を訪れたことが刺激となり、元のオフィスを引き払って、カフェ兼オフィスのJELLY JELLY CAFEをオープンしたという。つまり、社員やスタッフのためのスペースと、カフェ店舗を1カ所にしたというわけだ。

 「オープンソースCafeなどが目指しているのは、それぞれに仕事を持つ人たちが1カ所に集まり、お互いにコミュニケーションをし、刺激を受けながら働くこと。このコンセプトが本当に魅力的でした」と白坂氏。手狭になってきたオフィスの移転を考えている際、Coworkingという考えに感化され、物件探しの方針を180度転換した。

 当然「オフィススペースに外部のお客さんが入ってくると、作業の効率が落ちてしまうのではないか?」という疑問は出てくるだろう。だが、白坂氏はじめピチカートデザインのスタッフは、接客などの作業が生じてしまうことは認めつつも、それよりもCoworkingによって得られるメリットを強調する。

 「外注を使わずに、3人で無理のない範囲で仕事を完結しているということもありますが、あまりそこには心配はありません。今年5月ごろから六本木の知り合いのバーを週1回借りて、このスタイルでうまく行くかを試すことができた、というのも大きかったですね」と白坂氏。カフェとしての売り上げにもさほど拘らず、Coworkingで進めるWeb制作事業との両輪で運営できれば構わないという。今後はこのスペースを利用してのさまざまなイベントも企画しているそうだ。

 写真キャプションで紹介しているように、無線LAN、電源使い放題、フード持ち込み自由、時間内は出入り自由、その間、荷物も預かってくれる(ただし貴重品は除く)など、ノマドワーカーにとってもかなり魅力的な空間だ。

 「日中、街中の喫茶店で仕事をしている人たちも、実はかなり近い仕事をしていたりします。隣の席に座る人が抱える課題を自分が解決できる、と分かっていても、そもそも声を掛けるのがはばかられる、それってすごくもったいないと思いませんか?」と白坂氏。

 そこに集う人々からコラボレーションが生まれれば、巡り巡って空間を提供する側のビジネスにも結局プラスになるというのが、白坂氏の考えるCoworkingの面白さと言えるだろう。

●「こんにちは」ではじまり「おじゃましました」で終わる空間

 JELLY JELLY CAFEで時間を過ごしていて、気がついたことがある。来店するお客は「こんにちは」と自然とあいさつをしながらやってきて、帰るときは「おじゃましました」と言いながら退店する人が多いのだ。白坂氏は「コミュニケーションがなければCoworkingじゃない」と強調したが、ここが単なるカフェではないことがこういうところにもよく現れていると感じた。

 筆者も取材後足を運んで、この記事の仕掛かり作業を行ったりしているが、会社とはもちろん違うし、図書館や通常のカフェとも異なる独特の空気感が心地よい。正直この記事で来客が増えてしまうことを心配しているくらいだ。震災後働き方が変化していることを他の記事でも取り上げているが、こういったスペースの需要はますます増えていくだろう。フリーランサーの1人としてもCoworkingの動きが拡がっていくことに期待したい。

【まつもとあつし,Business Media 誠】



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 □ラクス 中村崇則社長

 □トライコーン 花戸俊介社長

 □シナジーマーケティング 谷井等社長

 □シャノン 中村健一郎社長

 ■グローバル展開待ったなし

 長引くデフレ、急騰する円高、東日本大震災からの復興、そして先の見えない原発事故の収束…。日本経済はかつてない苦境に直面しています。

 日本のベンチャー・中小企業は約430万社。全企業の99%以上、雇用の約7割を占めるとされ、ベンチャー・中小企業の存亡が日本経済の行方を決めるのは間違いない事実です。

 そこで、フジサンケイビジネスアイでは、ベンチャー・中小企業を応援する組織「イノベーションズアイ」(運営・フジサンケイビジネスアイ)の会員企業に、ビジネスの現状や経済の活性化について話し合っていただきました。日本再生に向け、今後もこうした機会を設けていきます。

                   ◇

 i. 今回集まっていただいたのは、IT企業若手経営者のみなさん。ASP、SaaS分野で、日々競争を繰り広げるライバル同士でもあります。まずは参加者のみなさまの自己紹介を兼ね、現状への問題意識を語っていただきたい。

 中村崇 実は谷井さんと一緒に会社をやっていて、1社売却して、違う会社を立ち上げた。それが今のラクスで、中小企業をメーンターゲットに、メール配信や経費精算など業務用のサービスを提供。売り上げは伸びている。さらに成長させるためにはどうするのか、悩んで、突破するために手を打っていこうとしています。

 谷井 シナジーマーケティングという会社を経営しています。CRM(カスタマー・リレーションズ・マネジメント)というマーケティングの一分野で、既存のお客さまをどう再活性化させるかを、クラウドという形態で提供している。急成長しているマーケットに対してどう波に乗るかが重要な課題です。われわれの分野は、流通などと比べるといい環境とはいえるが、楽観的ではありません。特に、今後どう海外にマーケットを広げるか、真剣に考えている。

 花戸 トライコーンという会社を経営しています。ユニコーン(想像上の一角獣)にさらに2本の角を付け、想像に想像を重ねるという意味を込めました。メルマガという言葉がなかったころに、最古のメルマガを作った会社だと自負しています。当時はASPもSaaSも言葉自体がなかったが、その仕組みを貸し出したのが、当社のクラウドビジネスの始まりでした。メール配信はCRMに発展したが、どちらかというと当社はメール配信の延長線上にCRMがあると考えています。従業員は40人ですが、妻帯者が半分以上。そんなことから、今改めて「会社ってみんなに何が提供できるんだろう」というようなことを、人事面、採用面を含めて考えることが多くなりました。

 中村健 ラクスの中村さんとは血縁関係はない(笑)。私の会社は、展示会やセミナーをはじめ、マーケティング業務を運営管理するクラウド型サービスを手掛ける。2000年創業で、今年11年目に入りました。顧客企業はマーケティング部や営業企画部が多い。学生時代の起業です。不遇の時代は00年から5年ぐらい続いたが、やっと風向きが変わり、やっていることと時代とが合ってきた。

                   ◇

 ■「われわれのビジネスが、社会のインフラになったということ」

 i. クラウドという形態はどんどん一般化していますが、昔は情報を預けるということに抵抗感があったのでは。

 ◆なんといってもスマホ

 谷井 最初のころはそれぞれお客さまが判断された上で問い合わせいただいていたので、むしろトラブルは少なかった。個人情報保護法(03年成立、05年施行)のときは食らいましたよ。

 中村健 私は逆で、個人情報保護法から増えました。プライバシーポリシーを一緒になって書いた会社もありましたから。

 花戸 私も特に05年ごろ、個人情報保護法から恩恵を授かりました。大きなところ、しっかりしたところとビジネスをすることで、その後の信用創造にもつながった。思い出すのは、こういう時代だからこそ中央官公庁を取りたいねといって、入札案件で取ったことです。

 i. データを預かるというクラウドに不可欠な部分を考えれば、セキュリティーを確保していくのは並大抵ではない。

 谷井 われわれのビジネスが、社会のインフラになったということだと思います。

 中村健 なおかつ、受託開発業界全体としては縮小傾向にある。というより、拡大はしていないといったほうが正確かな。それがクラウドに流れてきている。

 i. 新規参入は?

 谷井 それはあるんでしょう。が、分野が多岐にわたるのでなかなか把握しきれない。

 中村崇 今の新規参入者は、やりづらさがあるでしょうね。

 中村健 僕は「学生ベンチャー」という、今ではほとんど死語になってしまった言葉(笑)が生きていたころに起業したけれど、そのときと比べたら、今は無理です。

 i. 感覚が違う?

 花戸 全然違いますね。

 中村崇 あの頃はホビーというか、業務や仕事といってもそういう気風の存在が許されていた。サーバーだって、事務所の中に適当に置いていた。今は本当に、(われわれのサービスが)社会基盤になってきているので、求められているレベルが変わった。

 i. 半面、若い層も出てきたとの評価もあります。

 中村崇 今はソーシャルゲームとか、なんといってもスマートフォンですね。

 中村健 新しいマーケットが見えてきたというのが大きい。1995年当時、ウェブ制作で起業できたように、1年前だったらスマホのアプリ制作で起業できたでしょう。今はもう無理かもしれないけど。

 ◆もっともっとニッチを

 花戸 でもみなさん、最近の起業って、小粒多くないですか?(笑)

 中村崇 いや、僕らも小粒だったんですよ。

 谷井 昔は、いってみれば広大な土地があった。そこにどん!と旗を立てて「俺のものだ!」と宣言すれば自分のものになるようなところがあった。例えばECといえば楽天。ポータルといえばヤフー!、というような。今はもっとニッチなところを探さないといけない。

 花戸 フェイスブック(04年設立)も創業からもう7年なんですよ。

 中村健 ビジネスとして果たしてそこにチャンスがあるのか。僕自身、今ゼロから始めてみろといわれたら悩んじゃう。

 中村崇 たこ焼き屋さんから始めちゃうかも(笑)。

 中村健 今だったらITじゃないとこから始めてしまうのでは。例えば環境とか。僕の学生時代にITが良かったのは、他のビジネスよりお金がかからなかったことです。今はかかるじゃないですか。

 i. もっと気楽に起業できる環境を考えるべきでしょうか。

 中村崇 一つの問題は、お金の出し手がいないことじゃないかな。僕らのときなら、ちょっといいことをいったら、1億円ぐらい出してくれる人がいた。VC(ベンチャー・キャピタル)ですけど。

 一同(うなずく)

                   ◇

【用語解説】イノベーションズアイ

 ベンチャー精神に富んだ起業家やベンチャー・中小企業を応援する組織。独創的で将来性あふれる元気な企業を支援することで、閉塞感が漂う日本経済を活性化するのが狙い。インキュベーションセンターなどの支援機関と連携を図りながら、独自性豊かな企業、産業界に新風を巻き起こす気概に満ちた企業によるイノベーションネットワークの輪を構築する。

 会員数は2011年9月現在3365社・団体で、12年3月末に5000社・団体を目指す。フジサンケイビジネスアイが運営。


「この記事の著作権はフジサンケイ ビジネスアイに帰属します。」


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 ■日本再生には逆転の発想も

 中村崇 出資してもらって、会社ごっこみたいなところから経営を学んでいったんです。今はそのためのお金がどこから出てくるのか気になります。

 ◆気づくのは一握り

 谷井 商社系VCの多くは撤退しましたね。

 中村健 資金の部分以外で言うと、テクノロジーが変化していたと感じられたのは2000年代前半までで、そこからは止まった。それまでは、Javaがなかったのが一般化したりとか、色んな変化があった。今は、それよりも、どんなサービスを提供できるかが勝負になっている。中身が勝負、という感じ。

 花戸 そこに目をつけるのは、実は一握りです。例えばスマホで広告やるという人は多いですが、やってみるとやはり難しい。みんな苦労している。ゲームもそうだよね。

 中村崇 ゲームも完全なレッドオーシャンですからね。あと、参入タイミングが重要ですしね。

 中村健 早すぎた人というのは、たくさんいますね。あと3年遅かったら、成功していただろうなというのも結構いる。思うんですが、時代がすべてなんですよ。われわれがまあうまく行っているのも、たまたま時代と合致したからなんです。成功したのは自分の力だと考えてしまう人がたまにいるが、そういう人は、時代が変わってビジネスがうまく行かなくなったときに理由が分からない。

 i. 花戸さんの自己紹介の時に「会社ってなんぞや」というお話がありました。人事採用を含めて、そのあたりの話を。

 花戸 僕たちは、いくらでも人欲しいのに、社会をみれば、内定率が低いというのはなんぞや、と。それが単純に腑に落ちないんですよ。

 i. ミスマッチングがある、ということでしょうか。

 中村崇 本音を言うとね、学生さんは今でも名のあるところに行きたいというのがある。

 谷井 結局、豊かなんだということですよ。何もなくても食べていけるというのが根本にある。仕事に何を求めるかという部分に、やりがい、希望とかが出てくるということは、就職できない人もおそらく職を選んでいるんですよ。

 中村健 楽しいかどうか、そんなのやってみないと分からんでしょ。

 谷井 自分のために仕事をやろうとするのは、ちょっと違うと思いますね。面白い仕事をやりたいとか。面白いだけならお金もうけられませんよ。人のために奉仕するからお金になる。

 ◆伝え方はいろいろある

 中村健 それと、IT業界でいえば、堀江(貴文・元ライブドア社長)さんの事件が作用したと思います。ITは何か水物で…、みたいな。一昔前ならITは未来があって成長産業で、というのが大きく変わって、今や産業そのものが成熟期に入っているというか、あって当たり前の社会になっている。

 花戸 ホリエモン事件はひきずってるなあ。大体、テレビドラマでいけすかない社長がでてくると、みんなIT(の経営者)なんですよ(一同爆笑)。

 i. 自分の会社が伝わっていないのが悩み、という企業は非常に多いですね。

 中村健 それは、会社の方が初めから「伝わらない」と思っているんですよ。

 谷井 でもそれはよく分かる。われわれもね、従業員100人、200人の段階に会社を持ってきたという自負がある一方で、NTTは従業員連結で20万人以上というような世界と比べれば、これは伝わらないだろうな、と。

 中村健 今の学生は、ネットサーフィンで情報を集める。すると、より情報発信できるところに学生も集まる。結果として格差がより広がっている。でもね、内定率50%というけど、企業側とすれば、たった数人に巡り合えればいいわけですよ。だったら、絶対にやりようがあると思う。例えば、「われわれは変な会社ですよ」と発信したら、逆に数人は絶対に興味を示しますよ。

 中村崇 平べったくやると、逆にどこにもアプローチできないんですね。

                   ◇

 ■「平べったくやると、逆にどこにもアプローチできない」

 i. 空洞化の話ですが、震災でさらに加速されたのでは。

 ◆日本のみでは限界

 中村崇 われわれが懸念しているのは、起業する会社が減っていること。それは、新しいお客さんが出てこないということなんです。実際に、うちのサービスのなかで、すでにユーザー数が減り始めているものもある。レンタルサーバーです。新しい会社が出てくればドメインも増えて売り上げが上がるんですけど、もう増えないんですね。それが同じことが他の製品に波及する怖さ。

 谷井 日本でのうのうとやっていればいい時代は、想像以上に早く終わる。海外の同業者たちと話していると、日本の会社だけ自国から出て行っていない。理由は2つ。ひとつは言葉、もうひとつは技術(品質)の壁。例えばこのボールペンひとつとっても、仕上げやら耐久性やら、日本のレベルはべらぼうに高いんですよ。ただ日本の優位性は少なくなってきている。だから、日本だけでやっていると、たぶん10年もたない。加えて今は円高ですけど、長期的には日本というマーケット自体が弱くなって、円安傾向に行くと思う。そうなると、さらに外に出るには苦しくなってきて、やるタイミングがない。今のうちに出ていかないと。これはリスク分散ですよ、チャンスではなく。本社をシンガポール、香港に置いて、安い法人税を払って、日本というマーケットを攻める方がビジネスとしては正しい。ただ日本人としての精神の問題があるけれど。

 中村崇 それはみんなが思っている。これ以上、法人税上げられたらもう終わりです。みんな出ていく。

 中村健 フラッグシップ的な会社が(海外に)行ったら、雪崩を打ちますよ。トヨタとか、あるいはITなら楽天なんかが本社を移したりしたら、「じゃあ僕たちもやっていいわけね」という空気になる。

 中村崇 ただ、日本大好きというか、一番住みやすいし、こんな国、他にないのに海外に行かないといけないというのは残念。日本が発展し続けるんだったら、この国だけでやっていくのに、という思いはあります。

 中村健 僕は、この1、2年で向こうに出ようかなと。アジア圏だとしたら、今ぐらいから出て行っていないと遅いという感覚になる。

 i. そうなると、空洞化は不可避ともいえますね。

 中村健 中国に進出するなら、会長はともかく、社長も、開発する人間も中国人じゃないとダメだと思う。すっごいスピードで流行が変わっていて、それが日本のエンジニアでクオリティーは高くできるかもしれないけれども、キャッチアップできない。本当に向こうで起業しているのと一緒。こっちから持っていってやれることは一つもないというのが実感です。

 ◆まず飛び出してみる

 中村崇 僕は大阪で起業して、その後東京に来て思ったんですが、東京に来たからこそ大阪の良いところが分かる部分はある。海外に出たからこそ日本に残せるものがあるのでは。

 中村健 海外に出たからといって、日本を縮小するとかにはならない。まだまだ日本にもお客さんはいる。

 中村崇 そこが製造業と違うところ。製造業は工場持って行ったら何も残らない。

 中村健 でもエンジニアはまったく残らないかもしれませんね。NECさん、日立さんでも、数千~万単位でアジアに人を持っている。人件費ベースで東南アジアで10分の1とか、中国で代理店通しても5分の1とか。向こうの人の方ががんばろうという意欲は強いし、人材という意味で優位性があるのは間違いない。

 谷井 日本以外みんなそうなのでは。

 中村健 その意味では、チャンスなんですよ。海外に目を向けたり、関心ある人が増えているので、まず飛び出してみて、現実を目の当たりにして、触れてみて、ぶつかってみる。いい循環が起きるのではないか。面白そうだから、みんなで海外やってみようよ。そんな時代が来たと思っています。(司会は本紙編集長 松尾理也)

                   ◇

【プロフィル】中村崇則

 なかむら・たかのり

 1996年神戸大学経営学部卒、日本電信電話株式会社(NTT)入社。数社の設立を経て2000年11月より株式会社ラクス社長。38歳。大阪府出身。

                   ◇

【プロフィル】花戸俊介

 はなと・しゅんすけ

 明治学院大学社会学部卒。レナウンを経て1999年トライコーン入社。2007年に同社社長に就任。39歳。東京都出身。

                   ◇

【プロフィル】谷井等

 たにい・ひとし

 神戸大学経営学部卒。1996年日本電信電話株式会社(NTT)入社。数社の企業の設立、経営を経て2005年シナジーマーケティング株式会社設立、社長就任。39歳。大阪府出身。

                    ◇

【プロフィル】中村健一郎

 なかむら・けんいちろう

 2001年慶応義塾大学理工学部卒。大学在学中の00年に有限会社シャノンを設立、最高経営責任者就任。02年に株式会社化。34歳。大阪府生まれ、奈良県育ち。


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