" 木の住まい " に出会って、杉の家 -5ページ目

台風と壁と、12年


" 木の住まい " に出会って、杉の家-131208-1kabe  芸術的な横顔

今年は大きな台風が2度やってきたのだけれど、
最初のやつにやられてこんなことになっている。
ほんとは数年前に、どこかの白壁の小石くらいのかけらも発見している。
ちゃんと数えてみたら、2001年から12年経っていた。
12年って、干支を一周しちゃった。

何かを見てかけてくるのか、あてずっぽなのか。
住宅関係の業者から色々と電話がかかってくるたびに、
「決めてる業者さんがいますから。」と断っているし、
それぞれの専門で頑張っている業者さんに頼むつもりでいるのだけど、
家を建ててもらったときの左官屋さんは、なんかめちゃ忙しい人たちだったよねぇ…
と思うと、なんとなく放置。
夫は土建屋のJ君に連絡してみろって何度もいうけど、
自分でするという選択肢はないのかな?

" 木の住まい " に出会って、杉の家-131208-3kabe  荒壁のまま頑張ってる有名な建物
これに比べれば、日は浅いからしばらく大丈夫そうだし、まあ、そのうち…
ここだけじゃなくて、2階の早々にできた漆喰のひびもなんとかして欲しいなぁ。

" 木の住まい " に出会って、杉の家-131208-2kabe  塗装もはげっぱなし。
「だれがハゲやねん。」が得意な夫が塗装をするとはもう思えないし、
この人、そもそも嫌いな事には雑だし…

足場を組んでもらって漆喰と塗装と同時進行が賢いのかなぁ?
でも、これから寒くなる時にやらなくてもねぇ…だよね。
自分でやりたくなる建物への愛と気力が欲しい。

そのまえに、家の中をなんとかしないと…
と言い続けてもしかすると12年…orz

イベント会議とその苦労

小イベントグループのスタッフから勤務としては離れたものの、
ボランティアでの企画参加および運営活動は続いている。
その会議で先月気づいた事がある。
気づいたというか、気づいていたけれど再確認した、というべきか。
それは、男性による会議と女性による会議の進め方がまったく違うことだ。

会議といっても、聞いて承認するようなだんまり会議ではなく、
意見をどんどん出し合って、企画をよいものに仕上げようとするフレンドリーな会議だ。
本部がつくったたたき台を元に、10人程のスタッフが練っていく。
男性陣は本部長をのぞいては、自営業で現役バリバリの40-50代、
女性陣は定職はなく、私のように数カ所でボランティア参加をしている40-60代。

本部から「これについて意見をお願いします。」
と言われれば、女性陣からじゃんじゃん出て来る。
さらにその話から、ついでに他へどんどん飛んで話が膨らんで行くのである。
みんながみんな経験豊富で色々考えつくから、女性陣は大盛り上がりだ。
イベントの全体像が仕立て上がってゆく。

そこへ黙って聞いていた男性陣からひとこと入った。
「まずは、最初のこれについてどうするか話そうよ。」
「ああ、すみませんね、勝手に盛り上がっちゃって。」
最初の発端となった女性が謝る。
このとき、はっと認識したのが、男女差だ。(注:私がこれまで関わった男女に限る)

女性だけの会議は今回に限らず、いつもこんなだ。
話がそれてることなんかとっくにわかっていても、誰もが好き勝手に発言する。
そしてその誰かの発言が糸口となって、意外な展開があったりしながら、
最後はなぜかちゃんとひとつの形にまとまるのだ。
今回はその途中で引き戻された。そして、繰り返し。
会議が男女混合なのはバランスがよい会議なのかもしれない。

途中で本部長がそれでは困る、自分にはこういう思いがあったのだ、と語り、
なんだそれならそうと最初に…と、それをクリアできるようにと、
まったく別のプランでまた盛り上がり、これで全て解決するという結果に、
今度は男性陣も納得したひとつの提案ができあがった。
一部始終を黙って聞いていた本部長が口を開き、
「よし!元のプラン通りにやる!」

一同、「ええええ~~~っ?」
当日のシュミレーションまでできていて、本部長の思いも実現できるのに?
どうやら、すでに整っているてはずの都合らしい。
最初に全ての必須条件を述べておいてくれればよかったのに、
と誰もその場で口にはしなかったけれど、みんな思っていた。
また振り出しにもどり、それでもなんとかその日は一段落ついた。

本部長にしてみれば、この会議では自身の提案にみんなが賛成して
ほんの少し修正すればすむはずだったのに、
そっくりひっくり返されてしまった事案がいくつかあった。
ここまでの段取りに費やした苦労が台無しになってしまうのである。
これはこの時に始まったことではなく、毎度である。
たまには本部長が自分を押し通すこともあるけれど、
そういうときはキレた感じで終了してしまうので、
会議に参加した面々は、
あれじゃ集まる必要なんかないじゃないか、と不満顔。

言うだけのやつは楽でいいな、と言われそうだが、
本部長の提案をひっくり返した面々も、他の場では主導者となり、
同じ思いを何度も経験しているのである。
本部長の苦労をも知っているのが、台無しになったときの唯一の救いだろう。

と思っていたのだが、
つい最近、友人イベントを仕切ってくれていた男性の友人に同様のことをしてしまい
不愉快な思いをぶちまけられてしまった。
何の悪気もないどころかむしろ協力していたつもりだったのに、
日常温厚すぎるほどの友人を十数年ぶりに噴火させてしまった
貴重な人間となってしまった。
本部長も毎回、同様な怒りを飲み込んでいたのかもしれない。
数人が相手なので怒りも分散して消化できるのかもしれないが、
1対1だったら爆発してたのかもしれない。

私なんかは他の人よりパソコンが扱える、というだけで
引き受ける物事が多いグループでは、
私の苦労をまったくわかってもらえないままひっくり返されることが多い。
時間をかけて文章を練り直し、簡潔にして送ったつもりの携帯メールが
それでも少し長文になれば、
「頭が悪いから長いと理解できない。もっと短いのにして。」という人もいて、
それまで「結論を先に」と心がけてはいたものを
その結論からさらにより抜いて冒頭におくことにした。
一斉メールとしたいので、詳しく知りたい人用は以下のとおりです、と続ける。

こどもの大会参加で総勢30名近くとなった宿泊を世話したときもそうだ。
各地から一同に集まってくる大会で、手頃なホテルはどこもいっぱいだった。
こちらの予算では旅行会社もお手あげで自分たちで確保することになった。
そもそも、30人が同時に泊まれるとなると限られて来る。
こどもたちと顧問と数人の保護者だけは同じほうがいい、というので
やっとそれを確保したら、ひとりでも多くの保護者が同じほうがいいといい、また探し直し。
最終的には、当日迄ネットで予約ができる大きなホテルのキャンセル情報を
毎朝毎晩チェックし、その都度あてはめていくことで、
運良く30人全員が同じホテルで喫煙禁煙の望みも叶えて泊まれる事となった。
この苦労がどんなものか誰にもわかってもらえないどころか
不満を口にする人もいたむなしさの中で、
「がんばったな、自分。」と目標を成し遂げた喜びだけが救いだったりした。
所属するグループの数だけ同様の苦労がついて回ったけれど、
今年はそれもゼロとなって、久々の休息年となるだろうか?

さて、話を元に戻せば一番大変なのは会議終了後の本部のスタッフである。
全体を運営してイベントの段取りをするのは本部長ではなく本部スタッフ2名。
以前その立場にあった私の時とは状況がかなり違っていて、
企画段階から参加するボランティアも多いので、
作業を分担しながら、できることが増えた分、管理する対象が増え、
状況に応じて頭の切り替えが早い人でないとこなせない本部となったが
今のスタッフはそれができる適任者である。
細かい事を気にする私には適応できない任務だが、
だからこそサポートできる部分もあってボランティアで協力している。
近々、この本部の中では一番大きなイベントを控え、
流動的に湧いて来るトラブルと闘いながら準備を進めているが、
今日もまた新たなハプニングひとつ。
それをどう解決するのか、次回は30-60代の女性ばかりの会議である。

スノーボール(オレ様クッキング15)


" 木の住まい " に出会って、杉の家  スノーボール

集団面接での志望動機で「姉に負けたくないからです。」と言い放つ度胸を持ちながらも
怖いから、と、自己採点もせずに迎えた合格発表はサクラ咲き、
娘が大学受験を控えてやっとガラケー(web禁止)を卒業して得たiPhone5を
3年間の時代の流れにより早々に手にしたオレ様は
新しい高校での仲間(部活動を通じて知人だった他校生徒)と連絡を取り合い、
最初は電車とバスで、2度目は片道1時間半かけて自転車で向かった
2度の勉強会の末、残る宿題は読書感想文だけらしい。

「オレってお菓子作った事ないよね?」
そんなことはない。証拠はあるぞ、紅茶のクッキー。
じゃあ、クッキーを作る、といって
これまたiPhoneで探し出したレシピの中から選んだのがスノーボール。

アーモンドダイスはあるが、プードルがない。
炒ってすりつぶさせることにしたのだが、炒り方がいまひとつなので交替してやったら
娘からメールが入って対応しているうちに少し焦げた。スマン…

レシピでは片栗粉を使うようになっていたけれど、
タピオカでんぷんがあったのでそれに変更させた。
たぶん、片栗粉だとちょっと粉っぽくなる。

レシピではサラダオイルになっていたけれど、バターのほうが美味しいと思うと提案したものの
バターが少ししかなく、結局サラダオイル主体となった。

160度で15分焼くようになっていたのだが、前回オーブンを使った時の
220度のままになっていたのを思い出した時には既に遅し、食べられるものの、
スノーボールはひび割れ、中は空洞、底は真っ黒焦げになってしまった。スマン…

2度目はレシピどおり160度で。大事だった、「160度」。
高温で焼いてしまったものとは違うものができた。
「オレ、これ、だれかに食べさせたい!」
というほどの出来だったよ。