" 木の住まい " に出会って、杉の家 -224ページ目

浴室をめぐって(1999.12.23計画案No.3) 

「浴室は床から60cmまでタイル張りでその上の壁を板張りにしています。」
この計画案No.3をいただいたあと、浴室をめぐって議論が。
初めて夫が大反対した。「タイル張りは絶対嫌だ。」と。
私たちの希望は当初からユニットバス。一番の理由はシロアリ回避。

しかし、設計事務所側のユニットバスについての見解は以下のとおり。

事務所の基本的な姿勢としてユニットバスは使わないことにしている。

その理由のひとつは、
ユニットバスを作っている複合素材
(鋼板を芯にして表裏5層程度の複合パネル)は
最終的な処分に困る事。


浴槽もメーカーが引き取らない現状ではやっかいなゴミになるのだが、
ユニットバスはさらに大量のゴミになってしまう。
しかも、ユニットバスが壊れた時に新しいものと交換する以外に方法がない。
将来に極力ゴミを出さない家を造りたいというのが願いである。

ふたつめは、
家の内部が杉板としっくいのような自然材料で仕上げられ、
流し台や洗面台も既製品を使わないために、
ユニットバスが非常に異質なものになってしまう。
複合パネルから出る臭いも、一般の家より気になる。

「ただ、住む人がどうしてもということであれば、
 二つめの理由を理解していただいて使う事もあります。
 寒冷地で浴室の断熱を重視する場合に
 ユニットバスは気密性がよいので使った事があります。」

とのこと。
最終的には夫も納得し、設計事務所側の提示通りとなった。


ところで、実は、浴室をめぐってはもうひとつ問題があった。
キーワードは「出入り口」。

一番妥協した要望

家づくりには色んな要望があればあるほど、妥協しなければならないものが増える。
我が家でも、もっとお金があったら...と思いながら
実現できなかったものがあったはずなのだが、あまり思い出せない。
そして、一番妥協したと思っているのが「家相」。
そして設計士Tさんが一番閉口したのが「家相」(だと思う)。
家相を売り物にしている建築家もいるだろうが、設計士Tさんはそうではない。
それで、自分で調べて要望として伝えることにした。

この家相、調べれば調べる程どんづまっていく。
通常知られているのが、東北の浴室やトイレはよくない、とか
南に火はよくないとか、方角によって伝えられているものだが、
これが、いろんな資料を合わせると、たとえばこんなことになる。

A. 台所(水と火)は東南が良い。
B. 辰年生まれ(私)は東南の台所は良くない。

台所を使うのは私なので悩めるところなのだが...
北側の冬の寒い台所は実家で懲りているし、
一番好きな場所(だった)なので明るい場所がいい。
南北に長いこの家では、東南か南しかない。
南は台所としてよくないので、やはり希望は東南の位置。

妥協するには自分が納得できる理由が必要。
悩んだ末、方角の線上から流しとコンロをはずすことで妥協。
やはり避けたかった辰年生まれの東南の出入り口は、そんなに使わないよね、と妥協。

東のトイレも方位線上に便器はだめ、窓はだめ...
「長男がどうしようもなくなる」とまで書いてある。
便器...水がたまる部分をかろうじてはずれている。
窓は外の視線が気になるので細くしてもらって線上をはずした。

窓などの開口部までにこだわるとお手上げで、窓がなくなる(笑)
この引き違い窓は線上をはずれている一方側をあけるようにしよう、とか
まあ、いろいろ困らせながらも自分で理由を付けて妥協していった。

浴室などは一番避けたかった丑寅の位置で、夫も息子も寅年でなんだか複数パンチ。
浴槽は一番広い水場なので線上を避けるのも無理。
では、せめて排水の位置を線上からずらそう、と妥協、
風水を持ち出して、白系に。
東北の水場がよくないという家相の根底にあるものは、本当は
かび易いとか、不潔になり易いとか、そういう教えだと思っている。
清潔にできさえすればよいわけだ。
白は雪の中の露天風呂みたいでいいじゃん?みたいな理由までつけた。

こうして自分がひとつひとつ納得して妥協したことのメリットがひとつある。
家相にこだわったのは、何か悪いことが起きた時に、
家相のせいにするのは避けたかったから。
私はもう、「お宅は丑寅の位置にお風呂があるからよくない。」
と言われても、おそらくうろたえることはない。
反論できる理由が自分の中でできあがっているから、もう、いい。

こどもたちに言い伝えていかないと。ちゃんと考えてあるから大丈夫だよって。
でないと、いつか家相ブームが蘇って、調べたら、びっくりするだろうな。

インドネシア気分

060521人形ず WAYANG GOLEK

今日はちょっくらインドネシアへ...
なんてのはできないので、インドネシア気分を味わってきた。
案内人は静岡市在住の「ふじのくに親善大使」のIさん。

披露してくださったのは太鼓とWAYANG GOLEK「ワヤンゴレック」。
ワヤンゴレックは、西ジャワのスンダ民族の伝統的な木彫りの人形。
よく知られている(らしい)WAYANG KULIT「ワヤンクリ」は中ジャワの人形で、
牛のかわで作られた人形とのこと。
太鼓の名前は..なんだっけ?

大学院生なのだけれど、その技はプロ並み。
家族の影響で太鼓は小さいときから、
WAYANG GOLEKはお父さんがやっているのを見て覚えたのだとか。
うちでは、こどもの手本になれるものがなんにもないなぁ。( ̄-  ̄ ) ンー

会場には小さなこどもたちも多かったのだけれど、
澄んだ高音の太鼓の音にひきつけられ、
はじめてみるWAYANG GOLEKに瞳をキラキラ。

060521太鼓 速くて上手く撮れない(泣)

060521ワヤン対戦 右手の人形が必ず勝つらしい