毎年恒例となりました?「発表会終わりました」記事。
会場の抽選当落により、3月になったり4月になったりしますが、毎年春休み、年度の締めくくりとして開催しており、今回も4月3日、無事終えることが出来ました。(読み返してみたら、昨年も1日違いで、自分のレッスンが終わった後に記事を書いている笑)
夏の何でもありのお楽しみ会的な「おさらい会」とは違って(おさらい会は、マジックも、ダンスも、浴衣も、何でもあり!曲もJPOPやVtuber?やアニソンもあり!)
少しフォーマルな、完璧な演奏を目指してドレスアップして立つステージ。演奏曲は基本クラシックピアノ曲。
ただし、厳密にクラシックピアノ曲ではなくても、
久石譲さん、葉加瀬太郎さん、坂本龍一さんなどが原曲作曲のものや、ディズニー&ジブリはOKにしています。(グレーな部分はある笑)
年に1回、たった1人の本番一発勝負、ステージ上で最後まで弾ききる経験。
いつもと違う、とてもかわいいドレスや、かっこいい蝶ネクタイを身につけて、緊張した面持ちで、みんなに見守られながら、やり遂げる姿を観ていると、それぞれが1年間で成長したことがよくわかり、とても感動します。
発表会の雰囲気は、その年のメンバーによって、がらっと変わるのが面白いなぁと思います。
昨年は、ストイックに頑張る子や、器用な子も多く
真面目でしっかりしている学年が引っ張っている、という感じでしたが、今年は、のんびりマイペースで、ちょっとうっかり、みたいな、愛らしいキャラクターが多く。
エンジンかかるのが遅いし、練習マイペースな子も多いので(全く練習しない子もいます)直前練習は私も必死で本番もハラハラドキドキだったけれど、大成功で満面の笑顔を見せてくれると、本当にかわいいなぁと思います。
特に、今回、発表会に向けてレッスンしている時に嬉しかったのが、何人かの子に、
・曲想を想像しやすいように解説して、お手本を弾く
・純クラシックが難しい子に、アレンジを提案する
などした場面で
「ほら、ここ、こんなに素敵!かっこいい!どう?」
と、伝えると
「カチッ」とスイッチが入った音がきこえてくるかのような表情になり、その後
「やってみる。」
と、一心不乱に集中して、その部分を理解し弾こうとし、、、試行錯誤して自分の力で掴んでいく姿を見られたこと。
そういう時って、不器用なタイプの子でも、短時間でその音楽を体得出来て、忘れない確率も高い。
ひとりひとり、レベルも性格も特性も違うけれど、素敵な仕上がりを目指して本気で向き合っているからこそ、いつもより、演奏する曲のあれこれについて語り合え、音楽の素晴らしさを共有できる時間を過ごせると、本当に楽しいし、嬉しい
実際、弾きながら「楽しい~!!」と言ってくれた
(普段は口数が減ってきていた)お年頃女子もいて。
発表会の前のレッスンは、物凄く大変な子もいるけれど、とても充実した楽しい時間です。
先日、友人に
「ピアノの先生をしているうえで、1番大切にしていることって何?」
と聞かれて、考えてみたのだけれど
(音楽との関わりにおいて)
誰も否定しない。
みんなちがって、みんないい。
ということかな、と今回思いました。
昔、もっとちゃんと練習し、真剣に上達したいという人のみ受け入れるようにしてみてもいいのでは?とアドバイスいただいたこともあるけれど、音大出身ではないのに音楽を教えているということもあってか、音楽を楽しみたい人は、どんな人もでもみな同志!みたいな気持ちがあるのです。
生徒さんが、本格的にクラシックを学ぶのはもちろん大歓迎で嬉しいけれど、形式を問わず、自分の好きを追求して、音で遊ぶのでもいい。
だから、クラシック以外の曲もするし、リトミックもするし、コード奏もするし、アレンジもするし、弾き語りもするし、他の楽器も使うし、作曲もする。
グランドだってアップライトだって電子だっていい。
(これに関しては、上手に弾けるようになりたい楽器で練習しないと、その楽器を上手に弾けるようにはならない、ということは伝えます)
生徒さんは、
音楽で、自分を人を、整えたり楽しませたりできる術を身につけてもらえるよう自分の持っている全てを分かち合い、一緒に音楽の美しさかっこよさ楽しさを見つける旅をする仲間
という想いで、きっとこれからも続けていくのだろうな、と思います。
岸田さんの「あらゆる可能性を排除せず」は「選択肢は選択肢のまま全て残し、決断しません」ってことだよね、どうかと思うよね、と娘と言っていましたが
音楽に対しては、人それぞれで全部あっていいじゃないか、と思ってしまう私。時々色々悩みもしますが、きっとずっとそうしていくのかな、それが自分なのかな、と思います。
今回の発表会で、素敵な感想をいただいたので、記載させていただきます。
”最後の先生のメッセージもいつも温かくて楽しみにしているのです。先生が普段レッスンで子どもたちに感じていることなどが知れて、ジンとしてしまいます。一人一人子どもたちの特性を見ながらレッスンを進めていただけていることを再度実感しながら、先生に見てもらえてよかったと改めて感じています。”
もうひとつ、
昨年の発表会の後、始めて半年の中1生徒さんが発表会で大成功し、音楽の道に専念したがっているが、お母様は心配されている、ということがあり。その時にお送りした私のLINE一部抜粋も残しておきます。
音楽はいつでも続けらる、というより、音楽こそ一生続けてほしい、と思っているので、仕事にしないのだったら、焦らずに。丁寧に、長く深くつきあって一生の友としてほしい。
ピアノだけでなく、勉強も、人との関りも、歴史を知ることも、健康に過ごすことも、自然や音楽以外の様々な芸術に触れることも、全て大切にしてほしい。
今はわからないかもしれないけれど、それが実はピアノの表現にも、音楽を深く楽しむ喜びにもつながるから。(数学や物理や身体操作についてなどを学ぶのも、物凄く演奏に役立ちます)
今年度から、グループレッスンやペアレッスンもスタートします♪生徒さん達と、たくさんの音楽の時間を楽しみたいと思います
最後までお読みいただきありがとうございました
現在、ピアノレッスン生徒さん、少しですが募集しています。向ヶ丘遊園駅から徒歩約10分、登戸駅から徒歩約16分。森の麓の1軒家でレッスンしています。ご興味のある方は、メッセージ下さいね。
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濵田 麻未
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