年の瀬を控えその忙しさに、かまけて続きをうっちゃっていたら、
新年どころか旧正月をも、迎える始末だったのです。
されど、賎しくも「三國志」を冠する以上、
自宅おーでぃおの「覇権」を巡って、起こった二つの争いを、
書かないままでは捨て置けず、
まずは当ブログ最初期に、ご紹介した「まぐねぱん」様は、
SMGa親方
相手の、「ぶつかり稽古」のお話に、
お付き合い頂きたいのです。
なぜなら、
ここに至る数年間は、この親方の特徴である、
大面積の振動「膜」の、「暴虐非道」 をどうあしらうかが、
おーでぃお面での課題であって、
戦国時代さながらに、あんぷをとっかえひっかえした理由の、
半分は先に書いた
けど、もう半分はそれが故であり、
されど築いた屍の、山もなんとまた多いことやら。。。
※ あえなく散ったお歴々については、こちら
やこちら
もご覧くださいまし。
でも、ここに揃えた俊英は、いずれもバブル絶頂期の、
名だたる高級※ぷりめいん。
※ 異論はありましょうが、「安さらりーまん」のご愛嬌っつーことで。
金のかけ方がきょうびのあんぷと、一線画すはもちろんのこと、
何よりSMGa親方の、デビューは確かバブルの入り口。
相性面での期待も高く、「勝算あり」と踏んだ訳であり、
3台並んだその精悍さは、巨漢の宰相董卓を、
討ちてしやまんと結集したる、群雄の如き面構えであり、
あるいは暴勇呂布に立ち向かう、張飛に関羽、劉備のごとく、
火蓋が切られた戦いの、一部始終をば書き連ねると。。。
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最古参のL-540様
と、SMGa様はそれまでにも、
幾度となく相見えておって、改めて対峙した印象も、
それまでのものと大きく変わらず、
下手に鳴らせば湿度の高い、ぬるい雰囲気に傾くところを、
多少フォーカスは甘いけど、必要以上に線を崩さず、
適度な潤い残したままで、女盛りの柔肌の如き、
熟れた歌声を聴かせたのです。
それだからこそ幾年の、激戦をくぐり抜けてきたわけで、
これでもう少し低域に、きびきびとした俊敏な腰が、
加わったならわたくしとしては、非の打ち所がない音だったけれど、
でもその点はセッティングやら、再生機器やら変えたところで、
埋めがたいもののよう ※ でした。。。
※ 逆に申せばその恨みを晴らさんとしたが故の遍歴だったわけでして。
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と、まずは、慣れたあんぷで、その傾向を確認してから、
敏な指揮ぶりを期待して、E-305様
をあてがったところ、
SMGa親方からは、それまでに耳にしたことのない、
整然とした音が鳴ったのです。
加えて期待を違えない、芯の入った低域で、
一糸乱れぬ統率をもって、振動「膜」を従えたという、
そんな印象を持ったのです。
そうした意味では「おーでぃお」的に、優等生ではあろう、
けれども、
特徴的な肉感や、気配の如き存在感、
何より平面型に共通の、美質と見えた楽天的な、
開放感は生きているか?と、
そこの部分で期待する向きと、方向を異にしたようなのです。
確かに規律の良く行き届き、恐らくまずは失敗しない、
それはハードな戒律を、モットーとする宗教のような、
「制御」ぶりではあったけれど、厳しい躾に徹するあまり、
表情乏しく育った子供の、「きゅうくつ」感にも似た雰囲気を、
どこかに感じてしまったのです。
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もっとも、ここまでは予想の範疇で、
だからわたくしは、めげなかったのです。
なぜなら、
理想の伝送を追い求め、カジュアルな歌も忘れない、
907DRさん
の、開放的な声があったから。
されど結果は 「大番狂わせ」 としか、
言いようがないものでした。。。
中高域の美しさやら、透明感や浸透性など、
907DRさんの、面目躍如でありながら、
でも肝心の中域以下は、実際のところ出ているのだろう、
されど薄めに聞こえてしまい、
だから音楽の安定感をば、欠いた腰高な表現として、
わたくしには感じられたのです。
これとよく似た印象は、下位機種である607さんの、
歴代のラインナップ
で、すでに感じていたことでした、
でもそれは妹が故のことだと、
あれだけ巨大な電源に、支えられたるお姉さまなら、
万が一にも、と思っていたけど、
その大掛かりな電源は、「ばらんすあんぷ」を支えるが故の、
すなわち「すてれお」あんぷに倍する、4つのあんぷに食わせるが故の、
従いまして巷間流れる、噂は的を得ていたようで、
SMGa親方の持つ、「4おーむ」 という 「いんぴーだんす」 は、
やや分が悪いようでした。
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かくして、ぶつかり稽古の相手選びは、
今回もまた、決め手を欠いたのです。
でも、実を申せば、
振り出しに戻った相手選びも、
実を申せばその半年後、悩みの元が消えてしまったのです。
なぜなら、
押入れの中に匿い忘れた、SMGa様のお姿を、
目ざとく見つけた女房が、「これは何なのっ?」 と騒ぎ立て、
無駄遣いばっかりして!
やっと借金も片付いたのに!!
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。。。以下、2時間半にわたる押し問答と女房のヒートアップを中略。。。
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自宅リフォームをきっかけに、断捨離かなったわたくしの部屋が、
再び足の踏み場にも、事欠いたことを咎められ、
おーでぃお上の「覇権」なんぞは、どこ吹く風と権勢を振るう、
わたくしの家の「絶対君主」に、逆らうことはままならず、
「そんなもの」、
いらないでしょ!!!
の、一言に、
泣く泣く手放す羽目になったから、なのです。
※ でもおかげで3つのあんぷには矛先が向かず(笑)