バブルぷりめいん三國志 (第参章): Luxman(ラックスマン) L-540 | B級お~でぃお色ざんげ (旧 B級お~でぃお珍道中)

B級お~でぃお色ざんげ (旧 B級お~でぃお珍道中)

わたくしを通り過ぎた、お~でぃお機材(中古ばっかり)たち(笑)

此度ご紹介のこのひとには、2004年は葉月の頃から、

連れ添う仲にも拘らず、ずいぶん不義理を働いたのです。


言い訳すれば早い時期から、結ばれたことで世間知らずに、

なってしまうという危機感に、突き動かされたわけでして、

なかでも先回までにご紹介した、あきゅふぇーず様山水さん の、

値段も時期も程近い、2つのあんぷを囲ったことは、

このはしたない浮気遍歴の、象徴のごとき 「罪」 なのです。

※ 他に大物だけでもこんなの こんな連中 、小物も入れたらそれこそ数知れじ。。。


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ともあれ、

出力にして15わっとまで、A級動作領域という、
実質的に 「ぴゅあA級」 と、呼んで差し支えないこのひとを、
初めて自宅のセットに組み込み、奏でた音を聞いたときこそ、


「高級あんぷ」 (※ 購入価格は下記参照) の醸し出す、

「至福」 の縁に初めて触れた、瞬間だったに違いないのです。
※ 中古で 園也!!!

(しかもメーカーメンテ済み。買い物自慢 (笑)の中でも、トップクラスのお値打ち品 ヾ(@^▽^@)ノ )



それは、少なくともその時点で、

耳にしていたどの 「あんぷ」 より、


陰影豊かな中低域に、支えられたる濃ゆい密度の、
でも暑苦しくない 「ある・でんて」 などと、呼んで見たくなる中域に、
ぎらぎらとした強調感とは、まるで無縁の中高域は、

上手に入れた紅茶が醸す、香りのように華やかなれど、

気品に満ちた趣で、


一言で言えば、
「ナチュラルメイクな (プチ) セレブのマダム」 (そこはかとなくフェロ悶々)


という印象を持ったのです。
※ ぜんぜん一言じゃないっすね。


もちろん、

金さえ積めばこのひとよりも、絶対的に 「お高い」 音を、

奏でるあんぷも星の数ほど、見出せるには違いなく、

目をつぶってても指差させるような、「鮮度」 だったり溌剌とした、

若やぐ感じはこのひとよりも、優れて聞こえる面々も、

他にいくつも思い出せるのです。

加えて言えば 「生音」 の、再現こそが、「おーでぃお」 道の、

本分であると求めたときにも、ちょっと違って聞こえるでしょう。


でも、

電気信号に変換された、音を新たに再現するとき、

結果が 「リッチ」 に聞こていれば、値段は関係ないんじゃないの? と、

また信号の 「歪み」 にばかり、気を奪われるその前に、

あるいは音の 「逞しさ」 ばかり、求めてしまうその前に、

「音楽」 そのもののエッセンスをば、 再現してこその 「おーでぃお」 じゃない?と、



奏でられたる音の随所で、そんな囁きが聞こえるのです。



そこには、

「とらんじすた」 が再生し得る、世界に聳える 「特性」 を知り、

たぶん生真面目に音を追ったら、途方もないほど金が掛かって、

実際のところ売れる値段には、とうてい収まりきれないだろうと。

それなら無論基本を踏まえた、最低限度の基礎体力は、

必要なれどそれさえ適えば、その特性を逆手にとって、

いい塩梅に味付けしちゃえ!!!、とか、

たとえ儲けが薄くとも、その枠内を楽しんじゃえ!!!、という、


予算不足がバレバレな、昭和中期の歌謡曲やら、

アニソンやらのバック演奏が、やたらと巧い理由にも似た、

思惑を見て取れた次第で、さりとて下品に流れないのは、

血筋が故の矜持というか、「躾」 のモラルなんでしょうなぁ。



そんなお声がちょうどその頃、肩肘張ってくたびれ始めた、

わたくしの耳に文字通り、 「福音」 の如く鳴り響き、

先述の通り 「世間知らず」 が、故の不義理も数多く積めど、

逆に申せば 「浮気」のおかげで、このひとを娶った幸福の、

価値をば確認できた次第で、


らっくす様の大名跡である、L-570 と同一の、

哲学的なパネルフェイスは、それから暫くわたくしの内の、

「おーでぃお」 という 「宗教」 上の、


まさに 「ご本尊」 となったのです。