こんにちは!Kenです。
ついにこの記事も⑤まできました。
ひとまず全7回で考えているので、もう少しで一区切りですね(^^)
今回は「効率」と「継続」のうち、後者に関わる習慣化に関する知識をご紹介していきます。
英語学習は習慣化してしまえば半分以上ゴール達成したも同然です。挫折する原因は続かないからで、習慣化すれば努力不要で学習を進められるからです。
また効率が悪かったとしても継続すれば成果は出ますが、どんなに良い学習法を採用していても継続できなければ英語運用能力は高まりません。そういった意味では今回のテーマは非常に重要になります。
前回まではこちら
継続する日数
習慣化を考える上でまず何日間継続すれば習慣化するのか、という問題があります。
例えば「21日間かかる」みたいな話もありますが、これは完全に個人差があり絶対的な日数ではないです。また何を習慣化するかによっても日数は変わります。
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英語コーチングをしてきた経験的にも60日以上、場合によっては数ヶ月要する場合が多いです。ただいきなり60日連続で学習しようと考えると辛いので、一つの目安として「まず6週間頑張る」と目標を立てるのがオススメです。長期的な視点では6週間頑張りつつ、短期的には「今日だけ頑張ろう」とやっていくのもオススメです。
とにかく、すぐに習慣化はしない と考えて、気長に取り組むのが重要です。それと習慣化させるテクニックはいくつかあります。上記の記事と一部重複しますが、私自身の学習経験とクライアント様へコーチングした両方の経験から効果的と感じているものをこれからご紹介していきます。
続けるから習慣化し、習慣化するから続くという双方向性もありますので、最初いかに習慣化するまで続けるかが勝負だと思って、これらを活用してみてください。
学習スケジュール
まず学習スケジュールの作成は非常に有効です。
いつどこで何をするかをあらかじめ決めてしまえば「あとはやるだけ」の状態になるので負担が軽減されます。
今日はカレーの気分!みたいに食事を決めるのではなく、鶏むねとブロッコリーばっかり食べてダイエットするような感じですね^ ^
またこの時「いきなり朝から2時間!」とかではなく、分散させるのもコツです。
トータルの学習時間が重要なので、まとめる必要はないわけです。
*厳密にいうと一気に集中して長時間学習した方が良いという考えもあるのですが、今回「習慣化」をテーマにしているので、戦略的にあえて分散する方法をまず採用します。
例えば15分の学習を8回やれば2時間になります。
朝起きてすぐ2時間やる!だと挫折しそうですが、
朝起きて歯磨きの後に15分音読、
朝食の前に15分シャドーイング、
通勤中に15分単語学習、
ランチの後に15分単語学習、
…..みたいに分散させるとそこまで辛くないです。
1回あたりのハードルを下げるというのがとにかく重要で、15分でも正直ハードルは高いですが、とりあえずまず計画では15分で立ててみてください。
どんなに忙しいビジネスパーソンの方であっても、1日のスケジュールを書き出してみると15分の隙間時間が8〜12個くらいは見つかります。
全然見つからない場合は4つで1時間でも良いですが、その場合まずワークライフバランスを整えたり、別の対応も必要になるかもしれません^^;
あとこの時もう一つポイントは「すでにある習慣のついでにやる」 という点です。ただ「何時に〇〇する」だといちいち時間を確認しなければいけなくて忘れてしまいますが、何か行為や場所と紐づいている場合は思い出しやすいわけです。
30秒ルール
計画を立てたらあとは実行するだけですが、このとき30秒ルールを使ってください。これは私が英語コーチングをしてきた経験上最も効果のあったテクニックの一つで、その名の通り「30秒だけ頑張る」というものです。30分ではなく30秒です。
これはマインドが持つやる気と行動の双方向性の性質を利用したもので、「やる気があるから行動する」だけでなく「行動するからやる気が出る」という側面もあるのです。 掃除や皿洗いと一緒です。
このとき「できたかできてないかだけが重要」 で、最初は質はどうでも良いです。どんな雑な英語学習であっても、その15分ブロックのうち30秒できたら100点満点だと自分を褒めてください。
なぜ30秒で良いのかというと、多くの場合やる気が出て(作業興奮)、結果論として30秒以上できてしまうからですが、仮に30秒で終わってもOKです。30秒やってやる気が出ない時は、体調が悪かったり睡眠不足だったり何かがおかしいからです。
そしてその場合、「そんな大変な中でも30秒できたから俺すげー!」 となるので、結果どちらに転んでも得をします。行動するまでのハードルを極端に下げ、とにかく行動し始める回数を戦略的に増やす、ということをまずしたいわけです。
自転車も漕ぎ始めが一番大変 ですが、一旦スピードが出るとあとは楽です。そんな大変な「漕ぎ始める」という行為を1日に8回もやるわけですから、分散して学習を繰り返すことで、英語学習という行為自体の脳にとっての重要性も高まっていきます。
まとめると、まずスケジュールを作っていつどこで何をやるかを固定し、意識がなるべく介入しないようにします。そして意識が介入しないということは無意識になるので、無意識=自動化で、習慣化に近づいていきます。取り組む際は30秒でやめてOKとし、ハードルを下げていきます。1日に8回頑張ったという実績を作っていくのです。
セルフモニタリング
さらにもう一つ行うのは「学習記録」 です。これはただ学習の記録をつけていくというもので、感想とか評価は加えなくてOKです。記録するという行為自体が「外部化」でやはり重要性評価に影響があるので、無意識的に英語学習に対する意識がシフトしていきます。
このときもなるべくハードルを下げたいので、番号だけ記録しても良いです。つまり1−8の15分ブロックをつくり、何ブロック達成できたかだけ記録する という形です。あるいはもう少し意志力がある場合は学習時間の記録もオススメ です。
なぜ時間なのかというと「どんな質の学習でもOKになるから」です。これが「覚えた単語数」とかにしちゃうとクオリティに影響されますが、今回「実績」を作って脳を騙していきたい ので、なるべく簡単に作れる実績を積み重ねるのがポイントです。
さすがに6週間毎日記録していくと「そろそろ自分は英語力高まっててもおかしくない」と段々自信が湧いてきます。これが重要で、根拠があってもなくても「とにかく自信がある方が伸びる」という現象がある ので、自信をつけるという意味合いでも記録はオススメです。
あとちなみにもう一つ重要なのは「記録はSNS上でつけない」という点です。人からの評価や介入のリスクを減らすという目的と、SNSを開くと学習の時間が減るリスクがあるからです。 コーチングサービスでSNSに学習記録をさせるように指導しているサービスがあるようですが、それはクライアントのためではなく「そのコーチングサービスの宣伝になるから」 という狙いがあるのではないかと私は考えています。
そもそもコーチング理論で「ゴールやアファメーションは人と共有しない」という大原則があります。「人に宣言して追い込む効果があるからSNSで宣言しましょう」というのは、一見すると正しいようですが実際はlocus of control(統制の所在) の考えからも良くありません。簡単にいうと英語学習がhave to になってしまい、have to になると脳はcreative avoidance (創造的回避) といって、なんとかそれをやらない方法を考えようとしてしまうので、そういった理由から全くお勧めできません。
VIDEO
あとは人に宣言した段階で「達成した気になってしまう」 という問題もあります。詳しくは上記の動画でも解説されています。
SNSで英語学習の進捗を共有して励まし合うというのも、やりたいのであれば良いですが、「その時間も英語学習に費やした方が良い」という意見の英語コーチは私以外にも結構いますので、念の為書いてみました。
繰り返しですがやりたいのであれば良いです。Want toをやっていることになるからです。ただし「学習に効果があるから」「追い込む効果があるから」みたいに考えているのであれば、それはむしろ逆効果になるリスクがありますよ、ということですね^ ^
【ワーク】
最後に今回もまたワークです。
私の英語学習法シリーズを読み始めてから今までで、できたことを箇条書きで書き出してみてください。
余裕がある場合や何もかけない場合は、もう一度シリーズを読み返したり、気づいたことや学んだことを書いてみてください。
種明かしになるのであまり言いたくないですが、このワーク自体が外部化なので意味があります^_^
ということで今回は「習慣化」についての記事でした。
次回の記事では「知られていない英語学習のメリット」 を解説していきます。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!