Ken’s Limitless Blog

Ken’s Limitless Blog

コーチ&ヒーラーです。
内部表現書き換え技術(気功、催眠等)や英語学習法を教えています。ブログではマインドの使い方や、私が学んだことをシェアしていきます。

こんにちは!Kenです。
クリスマスイヴですね!昔からクリスマスはとてもワクワクして大好きです^^

 

あっというまに今年もクリスマスですが、
年末年始は、母と妹が東京に遊びにくるので楽しみです✨

 

今回、彼女たちだけホテルに泊まるのですが、先日APAホテルを私が予約しておきました。

 

その値段、

 

…..

 

なんと、

 

…..

 

1泊約6万円!

 

リッツカールトンではないですよ!
APAホテルですからね!?

 

まあ母子家庭で経済的に大変な中育ててもらったので、

これくらいなんでもないですが^ ^

 

年末年始の東京のホテルは凄いなと驚きつつ、今日もアイスコーヒーをスタバでガブ飲みです。

そんなクリスマスイヴの朝は「セルフトーク」について書いてみたいと思います。

 

卑下は自己防衛だが、場全体を下げてしまう

以前、職場で「自分はミジンコなんで」と口癖のように言う人がいました。
その人は実際には成果を出し、会社からも評価されていました。

 

ただ、雑談や飲み会になると、話題はいつも同じでした。

  • どれくらい貯めればFIREできるか

  • いかに早く働かずに済むか

  • 会社から離れるタイミング

つまり、関心は常に「自分が楽になること」「自分の人生」でした。

本人にとっては、

  • 期待を背負いたくない

  • 失敗して傷つきたくない

  • 自分を守りたい

という無意識の自己防衛だったのでしょう。

しかし、この卑下は本人だけで完結しません。

 

「その実績のある人がミジンコなら、同じ職場でそれ以下の成果の自分たちは何なんだろう?」

 

という感覚を、周囲に生みます。

 

結果として、場全体の価値や士気を下げてしまうのです。

 

 


これはポジティブ思考ではなく、正確さの話

ここで大事なのは、単純に

「もっと自信を持とう」という話ではありません。

 

必要なのは、正確に考えることです。

 

成果を出して評価されているなら、
そこには「結果」というファクトがあります。

 

そのときにやるべきことは、とてもシンプルです。

 

「ありがとうございます」

 

それで十分です。

 

「コップに半分しかない」
「コップに半分もある」

 

という解釈ではなく、

 

「コップに水がある」

 

という事実を見るだけでいい。

 

自分を盛る必要も、下げる必要もありません。

 

 


卑下を手放す鍵は、ゴールの抽象度にある

卑下がやめられない理由は、
意志の弱さではなく、ゴールの抽象度にあります。

 

「ミジンコ」と言っていたその人のゴールは、
話を聞く限り、ほぼすべてが

  • FIRE

  • お金

  • 自分が働かずに済む状態

に集約されていました。

 

これは悪いことではありませんが、視点としてはかなり抽象度が低い

ゴールが「自分の快・不快」に閉じていると、自己防衛が最優先になります。

 

その結果、

  • 期待されないようにする

  • 責任を負わないようにする

という態度が合理的になり、卑下が自動化します。

 

 

一方で、

  • 社会性のあるゴール

  • 自分を超えた範囲に影響するゴール

を設定すると、状況は変わります。

 

そのゴールは、自分を卑下したままでは達成できないからです。

 

 

<バランスホイールと抽象度>

ゴールは一つではなく、バランスホイールで考えるのも有効です。

  • 仕事

  • 家族

  • 人間関係

  • 健康

  • 趣味

  • 社会貢献

  • 生涯学習

複数の領域にゴールを持つことで、視点は自然と上がります。

 

そして同じく重要なのが、セルフトークマネジメント

 

自分が無意識に使っている言葉が、「そのゴールを達成している自分にふさわしいか?」を考えることで、卑下の言葉は少しずつ違和感を帯びてきます。

 

<ゴールはイメージできない>

 

ちなみに、抽象度の高いゴール自体は、イメージできません。
 

それほど大きいものであり、現状の外にあるものだからです。

 

ただし、

そのゴールを達成している自分のコンフォートゾーン(ビジョン)

は体感できます。

 

アファメーションやビジュアライゼーションは、そのビジョンを身体に馴染ませるための手段です。

 

現状とビジョンの差が大きいほど、無意識は強く働きます。

 

 

終わりに:自分を正確に扱うことが、周りを上げる

自分を大きく見せる必要はありません。
しかし、必要以上に下げることもありません。

  • 現実、ファクトを見る

  • 抽象度の高いゴールを持つ

  • セルフトークを整える

それだけで、

  • 自分の主導権が戻り

  • 場のエネルギーが下がらず

  • 自然な自信が生まれます

自分を卑下しないというのは、
単なる自己肯定ではなく、周囲への配慮でもあります

 

自分を正確に扱うことは、そのまま周りを尊重することにつながっていくわけですね。

 

今回は以上です!

また記事を書きますね。

 

ここまで読んでくださりありがとうございました!

 

スケジュールの都合で急ですが、遠隔セッションの募集です。

 

秘伝功をご存知の方は、この機会にぜひどうぞ。

 

🌿 セッション詳細

・金額:10万円(税込)

・お支払い方法:銀行振込

・締め切り:12/27(土)の午前10時まで

・場所:遠隔での伝授

・お申し込み先:ライン

(詳細はお申し込み後にご案内)

 

<ラインはこちら>

 

 

気には3種類あると言われています。

 

先天の気(生まれながらの気)、後天の気(食べ物からもらう気)そして秘伝の気です。

 

先天の気と後天の気でヒーリングすると気が枯れて気功師側が危なくなるので、他人へヒーリングする際は「秘伝の気」を使うことが必須とされています。

 

今回のセッションでは伝統的な「秘伝の気」を扱えるように、秘伝功気功師の法脈空間へ繋げるものになります。

 

現代気功の枠組みで言えば「情報空間から気をとってくる」という感覚でヒーリングするだけでも良いのですが、あえて伝統的なポテンシャルエネルギーを利用するのも高級感があって良いです。

 

ついでに現代的なヒーリングや理論もお伝えします。

 

大周天についても、豊かさやモテ、引き寄せといった内容を交えながら伝授していきます。

 

結構内容には自信がありますので、よろしければご参加ください^ ^

こんにちは!Kenです。
今日は「ナッツ&キャラメルチーズケーキ」を食べました。
個人的に結構当たりでした✨

 

 

毎日どんだけスタバいるねんって感じですね笑
店員さんも何を飲むかを覚えてくださっています。いつもありがたいです。

 

そんなサービスに感謝しつつ、今日は「提供する」というテーマで記事を書いてみたいと思います。

 

 

「何かを人に提供する」という行為は、思っている以上に本質的な意味を持っています。

 

それは単にモノやサービスを差し出すことではありません。

 

提供者になるということは、その場の責任者であり、リーダーになるということです。

 


提供する=場をコントロールする

誰かに何かを提供するとき、そこには必ず「場」が生まれます。

  • 接客

  • 授業

  • コンテンツ

  • 会話

  • 相談に乗ること

これらすべてに共通しているのは、提供者が場の主導権を持っているという点です。

 

提供者は、自分のコンフォートゾーンに相手を招き入れます。
 

言い換えれば、自分の価値観・ルール・流れを提示し、その中で相手と関わるということです。

 

これは上下関係の話ではありません。

 

責任と主導権の話です。

 

 


人は誰でも、自分の人生ではリーダー

私たちはつい、

  • 誰かに決められた

  • 環境が悪かった

  • 仕方なかった

という言葉を使いがちです。

 

しかし、幸福感と強く関係しているのは
「自分には主導権がある」と感じられているかどうかです。

 

これは心理学でいう locus of control(統制の所在) に近い考え方です。

 

 


want to と have to の違いは、能力の差を生む

英語でよく例に出されるのが、

  • want to(〜したい)

  • have to(〜しなければならない)

という違いです。

 

have to は、文法的にも「責任が自分の外にある」表現です。


誰かにやらされている、状況に縛られている、という感覚になります。

 

一方で want to は、自分が選んでいる状態です。

重要なのは、これは事実の違いではなく、マインドの違いだという点です。

 

 


「自分で選んでいる」と考えた瞬間、主導権は自分に戻る

同じ行動でも、

  • 仕方なくやっている

  • 自分で選んでやっている

このどちらで捉えるかによって、発揮される能力も、感じるストレスも大きく変わります。

 

「これは have to だ」と思った瞬間、主導権は外にあります。

 

しかし「自分がこれを選んでいる」と捉え直した時点で、それはもう have to ではありません。

 

主導権は自分の内側に戻ってきます。

 


多くの人は「提供される側」に慣れすぎている

現代は、消費者として生きるのがとても楽な時代です。

  • 教えてもらう

  • 与えられる

  • 用意されたものを選ぶ

しかし、この状態に慣れすぎると、
自分が人生を動かしている感覚はどんどん薄れていきます。

 

一方で、

  • 自分が何かを提供する

  • 自分自身をプロダクトとして扱う

という姿勢を持つと、見える世界が一変します。

 


提供者になって初めてわかること

アルバイトをしたことがある人なら、経験があるはずです。

  • お客さん側だったときは気づかなかったこと

  • 働く側になって初めて見えたこと

コンテンツも同じです。

  • 消費する側

  • 作る側

この二つでは、世界の見え方がまったく違います。

 

提供者側は、

「相手の視点」と「自分の視点」両方を同時に持つ必要があります。

 

これは、抽象度が高い状態だと言えます。

 


利他とは、抽象度が高い状態

利他的であるということは、
「自分のことを後回しにする」という意味ではありません。

 

むしろ、

  • 自分

  • 相手

  • 全体

を同時に見ている状態です。

 

抽象度が高い視点を持つと、結果として自分の欲求も満たされていきます。
 

ただしそれは「結果論」です。

 

「自分が自分が」という視点に立っていると、

目標は不思議と叶いにくく、協力者も集まりません。


提供者マインドは、目標達成と幸福の両方に効く

「提供者側になる」という姿勢は、

  • 目標達成

  • 人生の幸福感

  • 成功

そのすべてに深く関わっています。

 

小さな欲を追うのではなく、小欲を捨てて大欲に立つ

 

つまり、より抽象度の高い視点でゲシュタルトを作ることです。


「自分には提供できるものがない」は思い込み

「自分には何も提供できるものがない」

 

多くの人がここで止まります。

 

でも、それは事実ではありません。

  • お金

  • 時間

  • エネルギー

  • 知識

  • 経験

日本人であれば、全員「日本語ネイティブ」です。

日本語を教えることもできます。

 

また誰かの話を「ただ聞く」ことも、立派な提供ですね。


「自分に何ができるか」を考えること自体が抽象度を上げる

自分に何ができるかを考えるには、

  • 他者の視点

  • 全体の視点

が必要になります。

 

つまりそれ自体が、抽象度を上げる思考です。

 

目標が見えないとき、人生がバラバラに感じるときは、
抽象度を一段上げるだけで、ランダムだったものが整合的に見えてくることがあります。

 


まとめ:提供者側に立つことが、世界を変える

提供者側になるという姿勢は、

  • 主導権を自分に取り戻し

  • 抽象度を上げ

  • ゲシュタルトを作り

  • 人生の満足度を高める

非常に強力な考え方です。

 

「多くの人に、自分は何を与えられるか」

 

この問いを持つことが、
目標達成にも、幸福にも、静かに効いてきます。

 

まずは小さく、提供者側に立ってみる。
 

そこから、世界の見え方は確実に変わります。

 

この記事が何かのヒントになれば幸いです。
ここまでお読みくださりありがとうございました^ ^

 

「向いてる・向いてない」を決めるのが一番早い挫折だと思う話

こんにちは!Kenです。

今日はスタバでベーグルサンドを食べています。

 

マイタンブラーとモーニングの値引きをダブルで適用し、57円お得になりました^_^

57円と言えども「塵も積もれば山となる」なので、大切ですね!

 

ただこれは頼む時に店員さんもレジの操作が大変そうなので、負担をかけないためのコミュニケーションも重要だなと感じています。

 

そんな57円引きの今回は「向き不向きがある」とすぐ判断してしまうことのリスクについて書いていきたいと思います。

 

 

何か新しいことを学ぼうとするとき、よくこんな言葉を耳にします。

 

「それは人によって向き不向きがあるからね」
「自分にはたぶん向いていないと思います」

 

一見もっともらしく聞こえますが、この判断はかなり怪しいものです。
なぜなら、その多くは不安から生まれた想像上の結論だからです。

 


不安が「向いていない」という判断を生む

新しい分野に挑戦すると、人は自然と不安を感じます。

  • できなかったらどうしよう

  • 才能がなかったら恥ずかしい

  • 時間を無駄にしたくない

そうした気持ちが強くなると、頭は安全な選択肢を探し始めます。

「向き不向きがあるということにして、やめておこう」

これは合理的な判断のように見えますが、実際にはほとんど情報を持っていない状態での決断です。
まだ何も体験していない段階で、結論を出すのは早すぎます。

 

 


「まずはやってみましょう」は乱暴ですが正しい

「とりあえずやってみましょう」

この言葉は少し雑に聞こえるかもしれませんが、学びにおいてはとても本質的です。
なぜなら、

  • やる前に理解したつもりのこと

  • やりながら見えてくること

  • やり切ったあとにわかること

この3つは、まったく別物だからです。

 

頭で理解しただけでは「わかった気になる」だけで、実際には理解していないことも少なくありません。また単に「ちょっとやり始めた」くらいでもまだブレイクスルーの前なので真の学びにはなっていません。

 

「やり始める」ことが得意な方は継続が難しいかったりしますし、「やり始める」ことすら「今忙しいからいいや」と言い訳しがちな人もいます。

 

 


ゲシュタルトは最後まで体験した人にしか見えません

ゲシュタルト心理学では、「全体は部分の総和ではない」と言われています。
 

断片的な知識や途中までの経験を積み重ね、最後までやり切ったときに、突然「意味」がつながる瞬間があります。
 

これは途中でやめてしまうと、決して見えません。

 

どんでん返しのある映画も終盤で、

 

「そういうことだったのか」
「最初の印象と全然違う」

 

と感じますよね^_^

 

味方に思っていた友人が真犯人だったとき、1回目と2回目でその人物を見る目や感情が変わるわけです。

 

学びもまったく同じで、最初の苦手意識や違和感は伏線に過ぎないことが多いのです。

 

 


本当の理解には「体感」が必要

本を読んだり、動画を見たりすると、理解した気になります。
 

しかし実際にやってみると、

 

「思っていたほどわかっていなかった」

 

と気づくことは珍しくありません。

 

一方で、

  • 実践して覚えた

  • 失敗して覚えた

  • 身体を通して覚えた

こうした経験は情報量が多いですし、簡単には忘れません。


知識は抜け落ちても、体感したことは残ります。

 

 


向き不向きは、やり切ったあとに考えればいい

本当に「向いていない」と言えるのは、

  • 一通り学び

  • 実践してみて

  • 成功も失敗も経験したうえで

それでも続けたいと思えなかった場合だけです。

 

始める前に感じる「向いていない」は、ほとんどの場合、不安を言い換えただけのものです。

 

成長することは、現状のコンフォートゾーンから出る行為なので一時的に不安になるわけですね。

 


まとめ:判断は体験のあとで十分

向き不向きを考えるのは、最後で構いません。

 

まずは、

  • 最後まで学んでみる

  • 実際に手を動かしてみる

  • 体感してみる

そのうえで違うと感じたなら、それは納得のいく判断です。

 

始める前に決めつけてしまうのは、映画の結末を見る前に席を立つようなものです。
 

ぜひ、最後まで体験してから判断してみてください。

 

最後の一瞬で、世界の見え方が変わるかもしれません。

 

こんばんは!Kenです。
今日は久しぶりに夜に投稿しています。

 

認定コーチ養成講座の講義に参加したり、プライベートの仕事が多かったりでバタバタしていて更新が遅くなりましたが、先日予告した通り今回は「意識とワーキングメモリ」について解説していきます。

 

<先日の記事>

 

 


意識すればするほど、なぜ遅くなるのか

私たちは問題に直面すると、自然とこう考えます。

 

「もっと意識してやろう」
「ちゃんと考えれば、うまくいくはずだ」

 

しかし実際には、
意識すればするほどパフォーマンスが落ちる場面が少なくありません。

 

これは気合や能力、才能の問題ではなく、
意識と無意識が持つ処理能力の違いによるものです。

 

 

 


意識と無意識は、そもそも性能が違う

まず全体像から整理します。

  • 意識:低速・シリアル・容量小

  • 無意識:高速・並列・容量大

この違いを理解しないまま
「意識で頑張る」ことは、
性能の低い処理系に無理な仕事を押し付ける行為です。

<意識の特徴>

  • 同時に一つのことしか処理できない(シングルタスク)

  • 処理は常にシリアル(直列)

  • ワーキングメモリを使って動く

  • 少し複雑になるとすぐ限界に達する

<無意識の特徴>

  • 同時並列処理が可能

  • 大量の情報を一気に扱える

  • 高速かつ省エネルギー

  • 自動化された処理を担う

高いパフォーマンスが必要な場面ほど、主役になるべきなのは無意識です。

 

 


ワーキングメモリとは何か

ここで、意識の限界を決定づけている存在がワーキングメモリです。

 

ワーキングメモリは、
意識が何かを考えたり判断したりするときに使われる、
極端に容量の小さい作業領域です。

  • 読みながら意味を理解する

  • 次の行動を頭の中で比較する

  • 手順を保持しながら処理する

こうした「考えている状態」は、
すべてこの作業領域の上で行われています。

 

 


ワーキングメモリの容量は驚くほど小さい

問題は、その大きさです。

  • 同時に扱える情報は 4±1チャンク程度

  • 情報が少し増えるだけで簡単に飽和する

つまり、

 

意識は「小さな机」で
複雑な作業を無理やりこなそうとしている

 

この状態で処理を増やせば、
スピードも精度も落ちるのは当然です。

 

 


自動化されたものは、無意識に任される

一方で無意識は、
ワーキングメモリに依存しません。

  • タイピング中にキーを考えない

  • 自転車のバランスを意識しない

  • 会話で文法を意識しない

これらはすべて、
自動化され、無意識に任された処理です。

 

最初は意識とワーキングメモリを使っていたものが、
経験と練習によって無意識に移行する。

 

これが「上達」の正体です。

 

 


なぜ考えすぎると、パフォーマンスが落ちるのか

理由は明確です。

  1. 本来無意識に任せるべき処理まで意識でやろうとする

  2. ワーキングメモリがすぐ埋まる

  3. 処理がシリアル化される

  4. 全体の流れが見えなくなる

その結果、

  • 判断が遅れる

  • 動作がぎこちなくなる

  • ミスが増える

つまり、

 

考えすぎる=意識に過剰な負荷をかけている状態

 

なのです。

 


高いパフォーマンスは「無意識設計」の結果

仕事でも、学習でも、スポーツでも同じです。

成果を出している人ほど、

  • 処理の大部分を無意識に任せている

  • 意識は方向づけにしか使っていない

  • ワーキングメモリを浪費しない

意識は万能な司令官ではありません。
司令官が現場の作業までやり始めると、必ず破綻します。

 


意識の正しい役割

では、意識は何をすべきか。

  • 何を自動化すべきかを決める

  • 型やルールを設計する

  • 無意識の動きを微調整する

  • 想定外の事態にだけ介入する

言い換えるなら、

 

意識は処理装置ではなく、設計装置

 

処理そのものは、
無意識に任せたほうが圧倒的に強いのです。

 


おわりに:考えなくていい状態を作る

私たちはつい、
「もっと考えなければ」と思ってしまいます。

しかし本当に重要なのは、

 

考えなくても高いパフォーマンスが出る状態を作ること

 

意識で踏ん張るのではなく、
無意識が自然に動く構造を設計する。

 

それこそが、
疲れず、速く、再現性のある成果を生む方法です。

 

「努力は夢中に勝てない」

 

私はこの言葉が大好きなのですが、
これも意識か無意識かの違いとも言えます。

 

皆さんも高いパフォーマンスを発揮したい場面では、
ぜひこの「意識と無意識」という視点でも少し考えてみてください。

 

今回の記事は以上です!
また文章を書きますね。ここまで読んでくださりありがとうございました✨

 

こんにちは、Kenです!

昨日、New Balanceのインソール(ソール)を買って早速使ってみたのですが、これが本当に快適で感動しています。
 

「なんでもっと早く気づかなかったんだろう…」と本気で思いました。

 

 

 

 

これを入れるだけで革靴の負担がかなり軽減されます。
 

もはや全部New Balanceです。

(ちなみに、実際のNew Balanceの靴は履いたことがないので、どこまでNew Balanceかは不明ですが、とにかく快適です)

 

これから私の全ての靴にインストールしていく予定です。

 

さて、そんな本日のテーマは「催眠術とキャバクラの共通点」

 

どちらもあまり馴染みがない方が多い分、面白い切り口になると思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。

 

 


初めてのキャバクラ体験

私が初めてキャバクラに行ったのは大学生の頃です。

 

当時からフリーランス的に自分で仕事を獲りに動いていたのですが、その中である年配の経営者の方と出会いました。
 

ある日その方に、「今からキャバクラ行くから、君も来なさい」

 

と言われ、ノリでついて行ったのが最初です。

 

当時、純朴(?)な大学生だった私は、かなりの衝撃を受けました。

 

「え、こんな世界があるのか……」と。

 

 

 


共通点は「変性意識」

催眠術とキャバクラの共通点。


それはどちらも 「強烈な変性意識が生成される」 という点にあります。

 

まずは「変性意識」の定義から。

 

ここでは
「物理空間以外の場所に、強い臨場感がある状態」
だと思ってください。

 

変性意識というと、


・神秘体験
・超能力
・一部の人しか到達できない特殊な状態

 

のように思われがちですが、実際はそんなことはありません。

 

人は誰でも、日常的に変性意識状態になります。

 

たとえば、今この文章を読んでいるこの瞬間。
 

服の肌触りや、空調の温度、周囲の音をすべて意識していますか?

 

おそらく、していないはずです。

 

なぜなら、スマホやPCの中の情報空間(この文章)の臨場感の方が、物理空間より強いからです。

 

つまり、今この瞬間もある意味では変性意識状態です。

 

「じゃあ常に変性意識なら意味なくない?」
 

という指摘ももっともですが、説明上とても便利なのでこの言葉を使っています。

 

なぜなら、変性意識には
 

・質の良し悪し
・深さ

 

があるからです。ゴール次第で変わったりもします。

 

ちなみに、現代の催眠術では「特殊なトランス状態」は必須ではない、という考え方が主流です。

 

注意・想像・暗示
 

これらによって情報空間の臨場感が上がった結果として起こるもの、と考えると今回の定義とも矛盾しません。

 

 


キャバクラ空間が生み出す変性意識

キャバクラには、変性意識を生み出しやすい要素が揃っています。
特に重要なのは、

  • 暗闇

  • お酒

  • 美女

この3つです。

 

① 暗闇とキラキラ

キャバクラは基本的に薄暗い空間です。
視界が制限されることで、物理空間からの情報入力が減ります。

 

催眠術でも「凝視法」などがありますが、感覚入力が減るほど、物理世界の臨場感は下がり、情報空間の臨場感が上がるのです。

 

映画館が暗いのも同じ理由ですね。

 

さらにキャバクラは内装がキラキラしています。
 

私が初めて行ったときも、この「キラキラ」に驚きました。

 

人間の脳は進化の過程で、

  • 水のきらめき(生存に必須)

  • 火や太陽の光(安全・暖かさ)

を「価値あるもの」として判断してきました。

 

そのため、キラキラしたものを見るだけでドーパミンなどの報酬系が反応しやすいのです。
 

宝石やイルミネーションが好まれるのもこれが理由ですね。ちなみに赤ちゃんや子どももキラキラしたものを好みます。

 

② お酒

これは説明不要かもしれません。アルコールは前頭前野の働きを抑制し、理性よりも情動(感情)が優位になりやすくなります。

 

結果として、ブレーキが外れたり、楽しくなったりする。
 

シラフとは明らかに違う意識状態です。

 

③ 美女

メイクをしてドレスを着た女性と、至近距離で一定時間過ごす。
 

これ自体がすでに非日常です。

 

日常生活でそんな状況はほとんどありませんし、距離も近い。
 

それだけで十分、変性意識は生成されます。

 

 


催眠とキャバクラの決定的な違い

催眠術は、言葉によって注意を誘導し、イメージや暗示を入れていきます。

 

一方キャバクラは、

  • 空間(暗闇・内装)

  • 物理刺激(お酒)

  • 対人コミュニケーション(言語・非言語)

これらが同時に作用します。

 

つまり、より強烈に没入しやすい設計になっています。

 

しかも「催眠」と聞くと怪しく感じますが、「キャバクラ」にはそこまで危険なイメージがありません。
 

その分、無自覚に揺らぎやすい。

 

結果、ハマってしまうわけですね。

 

※これはキャバクラに限らず、アイドル・推し活などにも共通します。

 

 


仲良くなりやすい理由

ここまで読むとネガティブに感じるかもしれませんが、キャバクラ空間の変性意識自体が悪いわけではありません。

 

大事なのは「ほどほど」です。

 

話は少し脱線しますが、男性同士が仲良くなる時は、

  • 普通に接する → 仲良くなるまで1ヶ月

  • 共通の趣味があると → 1週間

  • 一緒にお酒を飲む → 3日

  • 女性の話(恋愛・下ネタ) → 1日

という面白話があります。

 

これは「臨場感空間の共有」で説明できます。

 

同じ情報空間・感情空間を共有すると、ラポール(信頼関係)が形成されやすくなります。

 

実際、私を連れて行った経営者の方も、高級外車ディーラーとキャバクラで飲みながら、色々な口約束をしていました。

 

あの場では、確実に「書き換え」が起きていました。


それを目撃できたのは、今思うと貴重な経験です。

 

 


ぶっちゃけ、キャバクラにハマってません

キャバクラには何度か行ったことがあります。

 

最初の1回目は、正直かなり揺らぎました(笑)
 

でも、仕組みを分析してしまったため、2回目以降はほとんど揺らがなくなりました。

 

何事もそうですが、カラクリがわかると「無意識にハマる」ことはなくなります。

 

もちろん、理解した上で楽しむことは可能です。
 

ただ、私のゴールとはあまり関係がないです。

 

そもそも私は、

  • 情報空間の話

  • 格闘技の話

が好きなので、飲みの場で繰り返されるどうでもいい話があまり面白くありません。

 

奢ってもらえるなら行きますが、人生相談をされたり、延々と愚痴を聞かされるパターンが多いので正直疲れます(笑)

 

バニーガール、ガールズバー、クラブなども、人生経験として無料で色々行きました。
※「無料」というのが個人的なこだわり。

 

最近の結論は、


「男同士で遊ぶ方が楽しい」
 

になっちゃってます。年齢のせいかも笑

 

*葉巻とパイプはマイブームが終わって辞めました。

 


まとめ

今回は「催眠術とキャバクラ」を変性意識という視点から解説しました。

 

この構造は、実は日常のあらゆる場面に存在します。

 

ぜひ今日から、
「この場は、どんな変性意識を生み出す設計になっているんだろう?」
という視点で日常を観察してみてください。

 

きっと新しい発見があるはずです。

 

本日の内容は以上です。
明日は 「ワーキングメモリと意識」 について解説していきます。

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございました✨

 

こんにちはKenです!
いつも通りアイスコーヒーを飲んでいます^ ^

 

今日は混雑している時間帯にスタバに来たのですが、ベーグルとコーヒーでモーニングは割引があるはずが、店員さんが慌てていたようで割引なしになっちゃってました。

 

わざわざもう一度レジに行くのも面倒ですし、モバイルオーダーの場合はこの割引がないので、レジに行ったものの「モバイルオーダーした」と思ってこのままにしています(笑)

 

やることがいっぱいあると脳のリソースが記憶の保持や思考等色々なことに割かれてしまいミスが生じやすくなってしまいます。

 

自分もなるべく忙しくしすぎないようにし、ミスを少なくしていきたいなと感じました^_^

そんな今日は「セルフイメージ」について解説していきます。いつもよりも短い文章で解説していきたいと思いますので、サクッと隙間時間にでも読んでいただけますと幸いです!

 

 

思考が積み重なって信念が形成される

コーチングでは「思考が積み重なって信念が形成される」と考えます。

 

セルフイメージにもこれは当てはまるので、普段無意識に行っているセルフトークをマネージメントすることで、セルフイメージの変化を狙うことが可能になります。

 

マネージメントの仕方としては「セルフトークを意識する」ことがまず有効です。普段無意識に行っているセルフトークを意識に上げるだけでも効果があるのです。

 

なぜ効果があるかというと先日も解説した「認識すると書き換わる」というマインドの性質があるからです。

 

意識せずに、今までの習慣・癖で発しているセルフトークは沢山あります。それらは他者から言われた言葉であったり、そのセルフトークを行うことで自分を守った経験があることから癖になってしまったりと原因は様々ですが、いずれにせよ過去からの影響を強く受けている場合が多いです。

 

現状維持の観点からは良いものもありますが、理想の未来を実現したい場合はそれが妨げになることがあります。

 

そしてそれが「無意識」である場合、「意識」で頑張っていてもなかなか力が出なかったり、ゴールに近づけなかったりするので、「まずは自覚する」のが重要だったりするわけです。

 

 

アファメーションも有効

もう一つはやはり「アファメーション」です。無意識の思考がセルフトークですが、アファメーションは意識的に行うものです。

 

意識的に反復したものは無意識化(自動化)するため、1日に何度もアファメーションのワークを行うことも、長期的にみて強い効果を発揮します。最初は英文を意識して音読していたのに、いつのまにかペラペラ話せるようになるのと似ていますね^_^

 

もちろんセルフトークがゴールの妨げになっている場合、1日に3回アファメーションしたくらいでは現状に引き戻されてしまいます。そのため「セルフトークのマネジメント」を意識して行いつつ、それとは別に意識的にアファメーションを行うという両輪での走行がおすすめです。

 

アファメーションのやり方

簡単に解説すると「Word, Picture, Emotion」を利用するのがアファメーションです。

ゴールを達成している自分の理想のコンフォートゾーンを言語化するのがアファメーションです。ゴールは想像できないですが、それを達成している自分のコンフォートゾーンは想像できるわけです。

 

それを名刺サイズのカードに書きます。言語化するのでword(言葉)です。

 

カードを作ったらそれを音読します。内容を覚えていたとしても、あえて目で文字を見ることがポイントです。そして黙読ではなく音読するのもポイントです。自分の発した声をもう一度耳からインプットすることで脳内でその情報を増幅させることを狙いたいからです。音読によって喉や口を動かすことにもなります。

 

つまり、物理的な視覚情報と聴覚情報、触覚情報(運動)によって情報量を高めているわけですね

 

これに加えて、さらに意味内容イメージを意識的に作ります。言葉で記述している世界を五感(Picture)感情(Emotion)を使ってリアルに想像するわけです。アファメーションの中の自分が来ている服、周りの人の表情、どのような空間にいるのか、どんな気持ちかをできるだけリアルにイメージしましょう。写真のような平面ではなく、VRのように3次元的にイメージするのもコツです。

 

この時身体をリラックスさせるのもポイントです。身体に余計な力が入っていると今自分がいる物理空間の臨場感が高まってしまい、イメージの世界の臨場感が下がってしまいます。マインドはどちらか一方の臨場感しか一度に維持できないので、アファメーションの時はなるべく情報空間に臨場感を移行させたいわけです。

 

リラックスのさせ方がわからない方は意識しすぎなくても良いですが、

 

・吐く時に身体を緩める。
・ゆっくりと呼吸をする。
・一度全身に力を入れてから緩める(反動でリラックスできる)。

 

などがおすすめです。

 

 

おわりに

このワークは忙しい人ほどやった方が良いです。

どんなに忙しい方でもスマホでショート動画を見る時間くらいはあるかと思います。一回あたり数秒から数十秒しか関わらないわけですから、


「頑張ってもうまくいかない」
「問題が解決しない」
「変わりたくても変われない」
「自分には能力がない」


と感じているほど、まずはアファメーションを朝昼晩と3回は毎日やってみることがおすすめです。

 

脳はイメージと現実の区別がつかないとも言われています。
これを毎日やることで毎日成功体験を積み重ねることと同じになるわけで、そうすると自然とエフィカシー(自己能力の自己評価)が上がっていきます。

 

結果としてセルフトークも改善され、改善された結果さらにセルフイメージが理想の方向にシフトしていきます。

 

実践するのは無料ですので、現状に囚われてしまっているほど、これをぜひやってみてください^^

 

ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
 

明日は「キャバクラと催眠術の共通点」について解説しますね^^

 

こんにちは!
今日もスタバでアイスコーヒーを飲んでいます^_^
やったことがなかった「マイタンブラー」での注文をしてみたので、少し緊張しました笑

 

私はトールサイズのタンブラーしか持っていないということもあり、毎回はやらないと思いますが、たまに新しいことをしてみると新鮮で良いですね。いつものアイスコーヒーも一味違います^ ^

 

さてそんなマイタンブラーな今日はタイトルの通り、「現在や過去について語ると長文になる」について解説していきます。

 

 

【コーチングセッションで沈黙が生まれる理由】

いろんなコーチングの流派がありますが、私たちのコーチングでは無理に会話をする必要はありません。会話をすることをメインにしていないので「質問集」や決まったマニュアルもありません。

 

そしてセッション中はうまく話せなくてもOKなので、むしろ沈黙の時間が生まれることもあります

 

これは考えてみると当然のことで、扱う内容が「未来」だからそのようになります。

これだけで「なるほど!」となる方もいれば、よくわからない方もいらっしゃると思いますのでもう少し解説していきます。

 

 

上記の記事でも軽く解説しましたが、


未来=抽象
 

と言えます。現実化していない出来事が未来だからです。

 

一方で過去や現在はすでに物理空間にも現れていますので、


過去・現在=物理


であり、


過去・現在=具体
 

と言えます。

 

つまり、具体的になるほど情報量は増えるので、過去や現在のことを話すと当然それは長文になってしまうわけです。

 

 

【なぜ長文が出てきてしまうのか】

別の視点でも考えてみましょう。
コーチングには「ホメオスタシス」という用語が出てきます。

 

元々、ホメオスタシス(恒常性維持)とは、体温・血糖値・体液バランスなどの体内の状態を、外部環境が変化しても一定(正常範囲)に保とうとする生体の働きや仕組みのことです。

 

今日は12月で寒いですが、だからと言って体温が10度とかにはならないのはホメオスタシスのおかけです。ある一定範囲を超えたら発汗して体温を下げたり、震えて体温を上げたりしますよね^_^

 

これはまさにエアコンのようなものです。24度に設定したら「23.9度に下がったらすぐ温風をガンガン送る」とかにはならないと同じで「ある範囲」から外れた時に調整が行われます。少し幅があるわけですね。

 

そんなホメオスタシスですが、苫米地博士はこのホメオスタシスが物理空間だけでなく、情報空間にまで広がっていると考えました。サイバーホメオスタシス仮説ですね。

 

よく脳は「イメージとリアルの区別がつかない」などと言われますが、小説を読んでその臨場感世界に入り込むと脳にとっては「リアル」になります。

 

物理的には紙とインクでしかないのですが、記述されている小説の世界(情報空間)にリアリティを感じた結果、フィードバックとして「涙を流す」「鳥肌が立つ」といった生体反応が現れるということです。

 

コーチングの文脈でこれを考えると、クライアントは「現状の外」のゴールを設定しようとします。現状の外のゴールとは「利他」であり「高い抽象度」であり「未来」のことです。

 

このとき「現状がコンフォートゾーン」になっていると、元の安心した領域にに戻ろうと無意識が働きます。

 

その結果として、何かに挑戦するときに

「これは向き不向きがあると思う」
「この人の教材は当たり外れあるからな」
「過去こんなことがあったから」
「自分には能力がないから」

などのようにもっともらしい、やらない理由をどんどん見つけていきます。

 

自分が変わらないで済む方法を探し出し、肯定し、安心しようとするわけです。

つまり、コンフォートゾーンに止まろうとするホメオスタシスの結果として長文の意見が出てくることも多いということです。

 

誰か人に話すときに長文になってしまうこともあれば(セッションなど)、自分の頭の中の思考(セルフトーク)がこのような現状維持の方向性の思考で埋め尽くされてしまうこともあります。

 

これに自分で気づくこともあれば、そのことに気づかず無意識のパターンもあります。そういった時はいっぱいいっぱいになってストレスが増えたり、不安になったり、心の余裕がなくなってしまったりといったことも起こるかもしれません。

 

コーチングだけでなく、企業で上司と1on1ミーティングの際に不満を爆発させる、同僚と飲み会で愚痴を言いまくる等、色々な場面でこの現象は確認することができます。

 

 

【ではどうすれば良いのか?】

それではどうすれば良いのでしょうか。

 

<方法①仕組みを知る>

一つは「この事実、仕組みを知る」ということです。つまりこの文章を読んだ段階でもだいぶ違います。

 

マインドは「認識すると書き換わる」という性質があるからです。

 

 

上記はカードの色が変わる手品の動画ですが、最初に見た時と2回目に見た時では感じる現象が違います。

 

2回目以降は「知ってしまっている」ので、それだけで感じるリアリティが変わってしまうのです。

 

そして一度知ると、二度と知る前には戻れません(基本的には)。

 

これが「コーチングで一度生じた変化は永続する」理由です。スコトーマ(心理的盲点)が外れたら元には戻らないわけですね。

 

ただし、自分で見えないからスコトーマなわけなので、自分で外すのはかなり大変です。だから他人であるコーチの視点からコーチングしてもらうと楽なわけです。

 

<方法②ジャーナリング>

別の方法としては「ジャーナリング」がやはりおすすめです。特に無意識的に思考が埋め尽くされている場合は、紙という外部記憶装置に吐き出してしまうことがおすすめになります。

 

 

上記でも解説していますが、長文を一度「外部化」する作業を行えばその段階でスッキリしますし、そのあと書いたことを眺めるだけでも様々な「気づき」が得られます。

 

「認識すると書き換わる」ので、気づいた段階で変化が生じます。だから書く行為がおすすめなわけです。

 

詳しくは上記の記事に書いているので、実践してみてください^ ^

 

 

【結局はゴールが重要】

コーチの仕事はクライアントに不安を作ることです。現状の外にゴールを設定するということは不安になるということなのです。

 

そのためもし不安が生じた場合、それは「現状の外」にゴールを設定できていることになります。

 

これを知っておくことも、非常に効果があります。

その上でhave toでないゴールを設定する必要もあります。

 

不安があるからといって、それがhave toであるとは限りませんが、「誰かが言っていたから自分も」はhave toな可能性があります。ここは難しいところではあります。

 

だからこそ「自分で決める」ことが重要ですし、「毎日変わってもOK」です。むしろゴールに向かって進んでいくとどんどん成長し、スコトーマも外れるのでゴールは更新されていくはずです。

 

小学生の頃の夢を今も持ち続けていたとして、それは良いようなイメージがありますが、複数あるゴールが全てそれだったら問題です。

 

 

 

今日も記事が長くなりましたが、とにかく長文の思考が出てきた時、それはホメオスタシスである可能性があり、現在・過去に関する可能性が高いです。

 

その力を逆にゴール達成の方向にも利用できますので、そのことも意識しながら進んでいくと、色々な気づきもありますし楽しんでいけると思います。

 

今回の記事は以上です!
また更新しますね。

 

ここまで読んでくださりありがとうございました^ ^

 

今日はずっと行ってみたかった六本木の某所に行きました。

 

元々行く予定ではなく、何かを感じて急遽行ってみたのですが、なんと某博士がいてラッキーでした😀

 

今日はサイドメニューのみの提供だったので、今度ハンバーガーも食べに行きたいと思います^_^

 

画像

こんにちは!
今日はスタバでクラブハウスサンドとアイスコーヒーのKenです。

画像
クラブハウスサンドウィッチ

 

スタバでCambly英会話をした後、この記事を書いています。
 

前回まで「戦略」について全体像を解説しましたが、いよいよ個別の「戦術」に移っていきます。

 

本日は「基礎→受容スキル→産出スキル」のうちの「受容スキル」のトレーニング法についてです。

 

つまり「リスニング」と「リーディング」の鍛え方になります。

<ワーキングメモリ>

受容スキルの解説の時に覚えておくと良いのが「ワーキングメモリ」という概念です。これはパソコンのメモリのようなもので、脳が作業をする時にこれを使っているとされています。

 

例えばリスニングの時は下記のように使っています。

 

音声知覚→内容理解→短期記憶

 

上記の流れです。
 

つまり最初に「音を捉える」という音声知覚作業を行なったあと、
「音の意味を理解する」という理解のプロセスがあり、
「理解した情報を保存しておく」という短期記憶があります。

 

この時英語が習得できていない状態では、「音声知覚」と「内容理解」に多くの認知資源(リソース)が割かれます。

 

そしてリソースは有限であまり多くないので、これらに使ってしまうと「短期記憶」にリソースを十分に割くことができずに、

 

「聞いているだけで精一杯」
「音は聞こえるけど、理解が追いつかない」
「理解はできたけど、後で思い出せない」

 

といった状態になります。

 

英語学習ではこうならないように、「音声知覚」「内容理解」の二つの自動化を狙います。

 

つまりリソースをほぼこの二つには割かないで、短期記憶に回せる状態にするわけですね^_^

 

この時音声知覚を自動化させたいのか、内容理解を自動化させたいのか、その両方なのかによって方法が変わってきます。

 

多くの学習者は「リスニング力アップさせよう」という、ざっくりとした解像度で考えてしまいますが、実際はさらにこのように細分化して考えると効率が良くなるのです。

 

ちなみにリーディングの場合は最初の「音声知覚」が「ディコーディング」に変わります。ディコーディングは「文字→音」に変換する作業のことです。

 

入り口が音か文字かで違うだけで、そのあとは「内容理解→短期記憶」で一緒です。*厳密にはもっと違いはあるのですが、学習者が意識する必要はないので同じと考えてOK。

 

つまり、整理すると下記です。

【物理の処理→情報の処理→情報の保持】

リスニングの場合:
音声知覚(音キャッチ)→内容理解(意味キャッチ)→短期記憶
リーディングの場合:
ディコーディング(文字→音)→内容理解(意味キャッチ)→短期記憶
 

そのため受容スキルを鍛える時は大きく分けると3種類になります。

 

・音声知覚の強化
・ディコーディングの強化
・内容理解の強化

 

短期記憶を鍛える必要はない(母語が使えている)ので、

基本的には入り口である「音の処理」「文字→音の処理」か、

その後の「理解の処理」を鍛えるわけですね。

 

ここまでが「受容スキル」の変数分解ですが、次にこの3つを鍛える方法を紹介していきます。

 

<音声知覚の強化法>

結論「ディクテーション」と「シャドーイング」です。

 

どちらも「聞いた後に何かをする」トレーニングだからです。


【ディクテーション】

ディクテーションとは「聞いた音を書きとる」トレーニングです。

綺麗にな文字じゃなくても良いですし、カタカナでも良いです。とにかく「聞いたまま書く」ことが重要になります。

 

これをやらなくても、アクティブリスニングと言って集中して音声を聞くだけでも、実は音声知覚は強化できます。ただし、やってるとわかりますがいつの間にか別のことを考えたりしてしまいます。

 

そこで「聞いた音を書きとる」という行為をすることで「自分が集中しているかどうかわかる」わけです。書けていないのは「聞いていない」か「聞こえていないか」のどちらかで、瞬時に自分でわかるわけですね。

 

「聞こえていない」場合は、そこが自分の課題なので、改善する必要があるわけですがこれは基本的に「スペルと音が脳内で一致していない」ことが原因です。

 

そしてこれもフォニックスというアルファベットごとの音を理解できていないパターン音声変化のルールが理解できていないパターンに分かれますが、どちらも解決策は同じで「オーバーラッピング」になります。

 

*音声変化とは
want toをウォント・トゥーと読まずにウォントゥーと読んだり、
what aboutをホワット・アバウトと読まずにワラバウッと読むやつ

 

オーバーラッピングとは音声と一緒に「ハモる」ことです。ハモるということは「音声を聞いてから読む」のではなく「音声と同時に話す」必要があるため、これは文字をみながら行います。

 

「発音できる音=聞こえる音」になるので、ハモれるようにすることで聞き取れるようにする、というわけです。

 

ちなみに聞こえる音が全て発音できる音ではない点は注意してください。ここをごちゃ混ぜにして教えている英語コーチが多いですが、発音できなくても聞こえる音はあります。

 

ただ「発音できる音は間違いなく聞こえる」ということです。つまり大は小を兼ねるということ。

 

ここではリスニング力強化を狙っているため、発音できるようにすることで聞き取り力アップを狙っています。

 


【シャドーイング】

わかりやすくシャドーイングと書きましたが、正式には「プロソディーシャドーイング」です。これは「音声のモノマネ」で、「聞いた後にそのまま発音する」というトレーニングになります。

 

音声の意味内容はあまり意識せず、とにかく聞こえた音をそのまま口から出すことを狙ってください。

 

これもディクテーションと同じで、ただ聞くよりも「言えたかどうか」で「聞いていない」または「聞こえていない」ことがわかります。聞いていない場合はちゃんと聞くようにし、聞こえていない場合はそこが課題なので何度も発音練習をします。

 

この時何度も詰まるところがあれば、そこだけまずは「オーバーラッピング」してください。

 

シャドーイングの理想は「文字をみないで聞いた音を口から出す」行為ですが、負荷が強すぎる場合は「文字を見ながらシャドーイング」して負荷を調節してください。

 

それでも負荷が強い場合はまず文字を音読してスムーズに発音できるようにし、その後オーバーラッピングでさらに発音を鍛えた上で最後の仕上げで文字なしでシャドーイングすると良いです。

 


あと「モノマネ」という点も非常に重要です。

よく私はクライアントさんに「キムタクさんではなくジョニーデップさんで」とお伝えしています^_^

 

キムタクさんはどのドラマでもイケメンなキムタクさんですが、ジョニーデップさんの場合は映画によって完全な別人です。海賊の時もあればチョコレート工場の人の時も魔法使いの時もあります。シャドーイングで目指したいのはジョニーデップさんのように、スクリプトごとに別人になることなのです。

 

そもそも、シャドーイングで狙っているのは「リスニング力向上」です。スピーキング力向上ではありません(間接的には伸びますが)。


だからこそ「自分がどう話すか」というのは一旦置いておいて、「スクリプトの話者になりきる」というのが非常に重要なのです。

 

自分流に話していたら自分流の音のキャッチは得意ですが、自分と離れた情報のキャッチは大変になるわけです。

 

あえて色々な話し方をしてシャドーイング練習をすることで、キャッチできる音の幅を増やすわけですね^ ^

 

長くなりましたがここまでがまず3つのうちの1つ「音声知覚」の鍛え方です。

(まとめ)
・音声知覚(音キャッチ)はディクテーションとシャドーイングで。
・ディクテーションは「聞いた音をそのまま書く」
・プロソディーシャドーイングは「聞いた音をそのまま言う」
・聞こえない音は「オーバーラッピング」や音読で負荷を減らす。
・シャドーイングは「モノマネ」を意識する。

 

<ディコーディングの強化法>

文字→音の変換を強化する方法は「音読」です。文字を目で追いながらそれを声に出して読むという作業ですね。

 

これは顕在化した形でディコーディングする行為です。
(眼球停留→単語認知→音韻符号化→メンタルレキシコン参照)

 

「音読」の方が「黙読」よりも負荷が高いので、音読がスムーズにできるということは黙読は当然もっとスムーズにできるということになるのでトレーニングになるわけです。

 

この時ポイントは「意味内容をイメージしながら」音読するということです。ここが先ほどのトレーニングと違う部分ですね。

ただ読むだけでもディコーディングのトレーニングになることはなるのですが、それだとあまり負荷がかからないのでここは一気に「イメージ」まで狙います。

 

そして実はこれは「内容の理解」のトレーニングにも自動的になります。リーディングの場合は「ディコーディング→内容理解」まで一気に強化を狙っちゃうわけです^_^

 

音読については内容理解とも重なるので次のセクションで詳しく解説しますが、

 

・目でしっかりと文字を追う
・意味内容をリアルにイメージする

 

を意識すると良いです。

 

(まとめ)
・ディコーディング(文字→音の脳内変換)は音読で強化する。
・英語学習時の音読は「意味内容をイメージ」した音読。
・しっかりと文字を目で追って「意味・スペル・音」を脳内で結びつける。

 

<内容理解の強化法>

もう出ましたが内容理解は「音読」が有効なのと、シャドーイングも「コンテンツシャドーイング」までやると内容理解のプロセスのトーれニングになります。まず音読から解説していきます。

【音読】

音読のコツは「五感+感情」を使ってイメージすることです。ここをあまり踏み込んで話す英語コーチは少ないかと思いますが解説していきます。

 

なぜかこれが有効かというと「臨場感が高まる」からです。五感と言った時多くの場合は視覚情報がメインになりますが、とにかく複数のモーダルチャンネル(脳の入出力チャンネル)を利用してイメージを生成することで情報量が増えます。

 

情報量が増えた結果臨場感が高まり、臨場感が高まると脳にとって「リアル」になります。そうなると、少ない反復回数でも長期記憶への転送が期待できます。これは色々なエビデンスや研究がありますが、普通に考えても実感はあるかと思います。

 

例えば人は実際に「経験したこと」の方がよく人は記憶に残りますが、臨場感を上げて脳にとって「リアル」にしたこともそれと同じくらいに覚えているかと思います。映画とかアニメのシーンはスクリーンの中の世界ですが現実で体感したのと同じくらい記憶に残ることがあるはずです。

 

そもそもどこまで音読をすれば良いかというと「暗唱するまで」が望ましいですが、ただ読むよりもなるべく脳内で臨場感を高めた方が記憶しやすいのです。

 

ただのテキストファイルよりも画像ファイル、画像ファイルよりも動画ファイルの方が容量が大きいです。動画も4K、8Kと解像度が増してリアルになるほど情報量は増えます。

 

「情報量が増える=臨場感が高まる」なので、五感や感情を使ってイメージをしたり、空間ごと「今自分がその空間にいる」かのように想像した方が良いわけです。

 

そしてここまで行くと、スピーキングまで鍛えられます。CMソングのようにいつの間にか暗唱してしまいますが、ここまでやれば「文章ごと」おぼえてしまうので、単語単位でインプットするよりもはるかに英会話場面で役に立ちます。

 

覚えた文章の単語だけ入れ替えるだけで完璧な英作文にもなりますし、この時いちいち文法を意識しなくても「ペラペラ」話すことができます。

 

ネイティブも単語単位で文を作って発話しているわけではなく、チャンクと呼ばれる意味の塊のストックが大量にあり、それをつぎはぎして話しているわけですがそれと同じことを狙うわけです。

 

全体像のところで、基礎→受容スキル→産出スキルと解説しましたが、受容スキルのトレーニングではあるものの、こういったトレーニングで間接的にスピーキングやライティング能力も向上するので、やはりこの順番は効率が良いことがわかります。

 

【コンテンツシャドーイング】

これはプロソディーシャドーイングが十分できるようになって初めてやるトレーニングですが、同じスクリプトを使って今度は「意味内容をイメージ」しながらのシャドーイングまで狙います。

 

プロソディーシャドーイングができない状態でコンテンツシャドーイングは不可能なので、順番としては下記のような流れになるかと思います。

 

(音読 or オーバーラッピング)
→プロソディーシャドーイング
→コンテンツシャドーイング

 

最初に「どう言うか」にフォーカスし、
ある程度完璧になったら「何を言うか」にフォーカスするわけです。

 

この時もやはり音読同様に「五感や感情を使ったイメージ」を行ってください。

 

ちなみに思い浮かべる内容は「自分が想像するイメージ」でOKです。シャドーイングはモノマネなので、本来は話者と同じような脳内イメージが生成できれば一番なのですが、それは言語を超えた領域であり不可能なことなので、「自分が想像できるイメージ」でやるしかありません。

 

自分が体感している「赤」と他人が見ている「赤」が本当に同じかどうかは誰にもわからないです。だから自分ができるイメージで良いのです。

 

もっとも、海外ドラマや映画使う場合は目の前にイメージがあるのでそれを使っても良いですが、そうでない場合は「自分が考えうる意味内容のイメージ」をするしかないですし、それだけでも十分です。

 

「音」や「文字」といった言語情報は正解不正解があるのでできるだけモノマネしないといけないですが、イメージは自由ということです。

 

これも「結果として暗唱してしまう」というレベルまで狙ってください。こうすると逆にイメージから英文を引っ張ってアウトプットすることもできるようになります。スペルと音と意味が脳内で結びつくからです。

 

ここまで行くと「日本語を介在させる」暇がないですし、

そうしなくても非言語イメージから英語に言語化することがラクになります。

 

(まとめ)
・「意味内容の理解」のプロセスはイメージを用いた音読とコンテンツシャドーイングで鍛える。
・イメージは「五感や感情」を用いて空間ごと生成すると臨場感が高まる。
・臨場感が高まった方が、少ない反復回数で暗唱まで到達できる。
・スピーキング場面等でも「イメージ」から英文を引っ張ってアウトプットすることができる。

 

終わりに

今日の記事はかなりガッツリ解説しました。

 

いきなり音読やシャドーイングという学習法の選択をするのではなく、「何を鍛えたいか」から考えて学習法を選択することで、効果的な学習設計が可能になりますので、今回の記事は何度か読み返しながら、ご自身の英語学習に応用していってください。

 

質問があれば回答可能ですので、お気軽にコメント等もくださいね!

 

今回の内容は以上になります。これからも英語学習法の解説記事は書きますが、直接会って伝えた方が早いので、ショートカットしたい場合はお茶会にご参加ください。

 

それでは今日も、レベルアップしていきましょう!