こうしてラーメンブログを書いているので、よく「どこが一番美味しいですか?」とか「○○店って美味しいんですか?」とか、よく聞かれます。この類の質問で必ずといっていいほど挙げられる店が、
新小岩の「麺屋一燈(いっとう)」
なのです。最近はTV番組にもよく出てるし、ネット上のランキングでもかなりの高評価。うーむ、なんでかな~。以前、当ブログにてこの「一燈」を紹介しましたが、この高評価の理由を探るべく、レギュラーメニューを全制覇しちゃいました!!あ、以前の紹介記事は、コチラ
。
前回の訪問の印象を簡単にいうと、
一般客には美味しいかもしれないけど、色々な店を回ってるラヲタ的には普通でしょ。
しかし、そんな感想じゃあ納得できないほど、日に日に行列が伸びていく。というわけで、レギュラーメニュー4種類を既食済みながら、日を改めて行ってきました。
(写真は閉店後撮影)
平日の火曜日午後14時15分くらい。小雨も降ってるし、並びは無いだろうとタカをくくってたら、なんと10人並び!!えぇ~、閉店は15時ですよ、みなさん!!最近、昼のピーク時や土日などは30~40人並ぶという話は、あながち的外れではないな~。
並んでる客層も若者だけじゃなく、どうみても並ぶの嫌いそうなじいちゃんとか、若い女性一人とか。一番驚いたのが、子供を乗せるかごの付いた自転車で乗り付けてきた若いママさん。この自転車で一人できましたからね!!様々な客層を引き寄せる、これが売れてる店の実力か…。
接客係の店員さんの上手な仕切りによって、食券購入~並び順~店内の席案内までが、とてもスムーズ。地味かも知れないけど、この仕事はかなり重要。並んでる時に煩わしい思いをしなくても済むし。比較的回転もよく、15分ほどで店内に入り、席に着く。
カウンターに置いてあるお店のこだわりの説明書きを読みながら、配膳までしばし待つのが吉でしょうな。
前回は、濃厚魚介らーめん(750円)を紹介したので、今回は残り3種類を載せときます。ちなみに「一燈」は曜日ごとにメニューが少し変わり、濃厚系は毎日提供しながらも淡麗系の提供は2パターンあって、
火・木・土は、醤油の芳醇香味そば
水・金・日は、塩の芳醇香味そば
となります。要するに、濃厚系はいつでも食べれるけど、醤油ラーメンと塩ラーメンは曜日を選ばないと食べれないということです。
メニューの多い店の場合、券売機の一番左上がそのお店のウリ
このセオリーに従うと、「一燈」の場合は濃厚魚介つけ麺がこのケースに当てはまります。濃厚系は同じ味を毎日提供してる以上、間違ってはいないと思われますが、注文が殺到するのは淡麗系。これは何を意味するのか??
☆特製濃厚魚介つけ麺 950円
☆特製(醤油)芳醇香味そば 900円
☆特製(塩)芳醇香味そば 900円
簡単に書きますと、
濃厚系は、鶏白湯だけに鶏の旨味が凝縮された一杯。ベースのスープがかなり濃厚で旨味が多いため、醤油ダレは控えめ。コラーゲンが多いせいか、唇がぬめぬめしてくる。ちょっと油が多い気がするけど、コッテリしつつも上品な味の輪郭を保ってるのはお見事。
淡麗系は、サッパリしてるだけあって、醤油ダレや塩ダレの重要度が高い。濃厚系がベースのスープで味の大半が決まった感があるのに対し、この淡麗系は鶏とカエシと具材のバランスをかなり考えてます。一番繊細な塩ラーメンは、醤油ラーメンにあった揚げネギをのせないこともバランス重視を裏付けている。
具は共通なのが多く、ネギ・ホウレンソウ・メンマ・味玉・海苔・鶏チャーシュー・低温調理チャーシュー・鶏団子、などなど。「一燈」で一番好きなのは、ズバリ、
具の完成度が高いこと。
味玉の味付けや黄身のしっとり具合は絶妙だし、鶏チャーシューや豚チャーシュー(低温調理)は、それだけ食べてもいい酒のツマミになる。つけ麺にはチャーシューの代わりに鶏団子になるんですけど、この鶏団子、鶏肉がぎゅっと詰まってて、なおかつ軟骨と大葉が入ってるから、味・食感・風味の三拍子揃ってる。
こうして振り返ると、何気に「一燈」のラーメンはどれもこれもハイレベルで美味しいことがわかる。丁寧に作ってるし、一般客向きの濃厚系とラヲタ向きの淡麗系の2つ編み出したのは戦略的にも優れてる。しかし、このラーメン&つけ麺、ズバッと言うと、、、
確かに美味しいが、特別な美味しさは無い。
具がかなり美味しいだけあって、肝心のスープがイマイチに感じちゃうんですよね。もっといえば、具とスープがあんまり合ってないような気がするし。あのチャーシューは塩しか合わない気がする。
全体的にハイレベルなのは間違いないが、ラーメンとつけ麺をそれぞれ単独で捉えると、スペシャルな感じはない。同じグループ内で考えれば、例えば、つけ麺なら亀有の「道」の方が美味しいと思うし、ラーメンなら東十条の「ほん田」以上の感動は無い。同じグループじゃないけど、鶏白湯&鶏清湯というジャンルでも、つけ麺なら「つじ田」の方が好きだし、ラーメンなら「69'N'ROLL ONE」の方が断然好み。
まあ、あれですね、いわゆるホームランバッターではなくアベレージヒッターってところですかね。ワタシのように独自のラーメンマップを脳内で構築してる場合、毎回ホームランを狙いたいんでどうしてもこの手の店は敬遠しちゃうんですね。
それでも地元の人や通勤・通学で新小岩を利用できる人にとってはいいでしょうね。基本的にどれも美味しいわけですから。オープン当初はフリーク的な人々が多かった気がしますけど、TVにも出て広く認知されたから一般客の方が多いようです。
名店への階段を順調に登ってるわけですが、あと足りないとしたら、「一燈」にしかない個性溢れる一杯、まさにこれですね。名店と呼ばれる店には、すべからくスペシャルな一杯がある。こういう、いかなる人でもねじふせてしまう説得力のあるラーメンを、「一燈」にも作ってもらいたいものです。
あ、とっても長くなりましたが、ワタシが「一燈」で一番好きなメニューは、芳醇香味そば(塩)です。水・金・日の提供なので、興味のある方はご賞味あれ。
私的評価 B
今回のお店:麺屋一燈
住所:東京都葛飾区東新小岩1-4-17
TEL:03-3697-9787
営業時間:11:00~15:00/18:00~22:00
定休日:月曜日
最寄り駅:JR総武線「新小岩駅」