『暴走する日銀相場』まえがき 3.。。 | たいくつ親父のひとり言(パートⅡ)

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亭主敬白

日銀は「全知全能の神」を目指すかのように市場を100%コントロールしようとしています。しかし、永遠に市場をコントロールすることなどできるはずがないのです。
仮に日銀が2%のインフレ目標を達成したらどうなるでしょう。金融機関や外国人投資家は競って日銀に国債を売り浴びせるはずです。金利をゼロに固定すると宣言した日銀は、そのすべてを購入するしかなくなりますが、そうなれば債券と円相場の暴落と株の暴騰が我々を襲うはずです。
世界経済はかつてないほど不透明です。米国は金利を引き上げられるのか。ブレグジットから始まる欧州の危機はどうなるか。減速する中国経済のバブルは崩壊するのか。暴走する日銀相場と世界市場の行方を探ります。

(終り)

 

帯;世界のいたるところで危機がくすぶっている。日銀は「量から利子」へと政策転換した。長期金利を操作するというのだが、これでは資本主義が殺される。日本に先駆けてマイナス金利を導入したユーロ圏は銀行が不安定になっている。中国の異常なバブル崩壊も時間の問題である。そして、米国の中央銀行であるFRBが利上げを決定すれば、危機の導火線に火がつくことになるかもしれない。いつどこで何が起きてもおかしくない世界の金融リスクを総点検する。