また、日銀による株式の買い付けもすでに6兆円に膨らんでいます。2010年、白川方明(まさあき)総裁のときに日銀は初めて株式のETFを年間4500億円購入することを決めたのですが、その後黒田総裁になって2013年4月に1兆円に倍増、そして2014年10月には追加緩和で3兆円と3倍増、そして今年7月末の緩和でさらに6兆円に倍増と倍々ゲームで株式の購入額も増やし続けてきました。皮肉なことにこのような中央銀行の介入を嫌って、日本市場は特殊な市場と見なされて外国人投資家は日本株を売り続けています。
しかも日銀の株式買い付けによって累積的に市場に流通する株式が少なくなっています。本文で詳しく解説しますが、今回トピックス型ETFの購入拡大が決まったので、この政策が長期化することで、いずれトピックスに採用されている中小型株のなかで大きく上昇する銘柄が続出するでしょう。
(つづく)