タイトルは、あす30日に朗読される、云わゆる「山上の垂訓」の
ことであります。
じつは、恥ずかしながら、真福八端=山上の垂訓と知ったのは
数日前のことです。八つの幸せという意味です。(九つとも云います)
「山上の垂訓」のことは、まえに何度も書きました。
もう一度、古い訳(1910年)で出しておきましょう。
ちなみに、出だしの「心の貧しき人」というのは明治以来の誤訳だそうで
直訳は、「霊において貧しい人」=(「神の前に貧しい人」)という
意味だそうです。
5:1イエス群衆を見て、山にのぼり、座し給へば、弟子たち御許にきたる。
5:2イエス口をひらき、教へて言ひたまふ、
5:3『幸福なるかな、心の貧しき者。天國はその人のものなり。
5:4幸福なるかな、悲しむ者。その人は慰められん。
5:5幸福なるかな、柔和なる者。その人は地を嗣がん。
5:6幸福なるかな、義に飢ゑ渇く者。その人は飽くことを得ん。
5:7幸福なるかな、憐憫ある者。その人は憐憫を得ん。
5:8幸福なるかな、心の清き者。その人は神を見ん。
5:9幸福なるかな、平和ならしむる者。その人は神の子と稱へられん。
5:10幸福なるかな、義のために責められたる者。天國はその人のものなり。
5:11我がために、人なんぢらを罵り、また責め、
詐りて各樣の惡しきことを言ふときは、汝ら幸福なり。