こんにちは
心理セラピストの野沢ゆりこです。
おもに東京・千葉で活動しています。
野沢ゆりこのプロフィールはこちら
どんな人に向けて活動しているの?
自己否定が強い
自分責め、罪悪感が強い
そんな人が過去はどうであれ、
「私っていいな」に変わるセラピー
を目指しています。
リトリーブサイコセラピー協会のサービス、
電話カウンセリングを担当しております。
こちらもよろしくお願いいたします。
今日は金曜日ですね![]()
今でもハナキンって使うのでしょうか![]()
昔から土曜日が好き。その前日の金曜も好き。
理由は「自由を感じるから」
求めているものは自由![]()
伝わる人には伝わる、かな~?![]()
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最初に宣伝です。
お申込みいただき、残席1になりました![]()
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親を憎むのは悪いこと?【感情のメカニズム】
「感情」について色々な視点から書いてきました。
昨日は「怒り」について、今日は「憎しみ」についてです。
「どうしても親を許せない」
「思い出すたびに腹が立って、ザワザワする」
「こんな気持ちを抱えているなんて、私は罪深い」
そんなふうに感じている方は多いのではないでしょうか?
(私が長い間そうだったので・・)
そんな方に私が伝えたいことは、
親を憎んでいるのは、それなりの理由があるから
だから悪くないし、恥ずかしいことでもないということです。
感情は「段階」を経て深まっていく
人が「親を憎む」という気持ちに至るまでには、
いくつかの段階があります。
最初は、おそらく怒りだったはずです。
理不尽に怒られた
否定された
いじめられた
バカにされた
助けてほしい時に突き放された
軽く扱われた
嘘をつかれた
小さな自分は、そうした出来事に怒って当然だったのです。
けれどその怒りを、
親に逆らってはいけない
そんなこと言ったら余計に傷つく
親にも事情があったのだろう
自分がダメだから
自分が期待に応えられないから
どうせ伝わらないから
そうやって何度も飲み込んできたのではないでしょうか?
本当なら、その時に感じた怒りを表現できていたらその場で消えたはず。
怒りを表現できずに心の中にしまい続けると、
それはやがて恨みへの変わります。
そして、その恨みが長い間、解消されずに蓄積すると、
それは憎しみという形になることがあります。
この流れをイラストにするとこんな感じになります。
怒り
傷つきに対する自然な反応。瞬発的で強いエネルギー。その場で放出すれば消失。行動・出来事への反応。
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恨み
怒りが受け止められずに残ったもの、じわじわと中長期的に持続する。
傷つけられた記憶や不正に対する反応。
![]()
憎しみ
恨みが長時間にわたって積もった状態。非常に強いエネルギー。
根深く長期的に持続する。相手の存在自体が嫌、敵視する反応。
※感情の流れには個人差があります。
怒り→憎しみ→恨みという方もいるかもしれません。
これはどっちが正解ということはありません。
あなたが感じた順番こそが、あなたにとっての真実です。
憎しみの奥にある本当の気持ち
「親を憎んでしまう自分が情けない」
「こんな自分は壊れている」
こんなふうに自分を責めてしまいがちです。
でも、憎しみの奥には、
「大切にして欲しかった」
「愛して欲しかった」
という願いがあるのです。
「ちゃんと話を聞いて欲しかった」
「褒めて欲しかった」
「怒鳴らないで欲しかった」
「安心させて欲しかった」
そんなつながりを求める気もちが満たされなかった時、
人は誰だって深く傷つきます。
あなたの中にある「憎しみ」は、
その願いがどれだけ切実なものだったかを教えてくれているのです。
憎しみに留まることの弊害
憎しみは、強く長く心に居座る感情です。
そしてその結果、私たちは無意識のうちに、
「被害者ボジション」に留まりやすくなることがあります。
・私はこんなにも傷つけられてきた
・私がこうなったのは、親のせい
・だから私の人生がうまくいかなくて当然
もちろん、本当に傷つけられてきたからなのですが、
そのままでいると、自分の人生の舵を自分では握らず、
誰かに渡したままになってしまうのです。
原点にかえるという選択
「どうしても前に進めない」
「人生が停滞している」
もし、そう感じているなら、自分に問いかけてみて下さい。
私は、いつ・どこで、誰に、最初に怒りを感じたんだろう?
「憎しみ」は、上に積み重ねられてきた感情です。
その下にあるのは、もっと素朴でまっすぐな感情かもしれません。
思いっきり泣きたかった
わかって欲しかった
守って欲しかった
甘えたかった
内側に閉じ込められた声を拾ってあげることは、
自分の力を取り戻す一歩になるのです。
自分の感情の味方になる
「いつまでも親を憎んでいたらダメ!、だから早く許さなきゃ!」
そんなふうに憎しみを持つ自分を責めていませんか?
まずは、「今は、こんな気持ちがある」と認めてあげることです。
安全な場所で、言葉にしてみること。
それだけでも、心は少しずつほぐれていきます。
無理して許さなくてもいいのです。
今は許せなくても、いつか「憎しみ」を手放せる時がきます。
自分だけは自分の感情を受け止めて、味方でいてあげて下さいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
※オンラインカウンセリングはzoom対応しております。
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同じ本とは思えません!












