こんにちは

心理セラピストの野沢ゆりこです。

 

 

おもに東京・千葉で活動しています。

野沢ゆりこのプロフィールはこちら

 

 

 

どんな人に向けて活動しているの?

 

自己否定が強い

自分責め、罪悪感が強い

そんな人が過去はどうであれ、

「私っていいな」に変わるセラピー

を目指しています。

 

 

 

リトリーブサイコセラピー協会のサービスであります、

電話カウンセリングを担当しております。

こちらもよろしくお願いいたします。

 

 

今日は暖かくて春の陽気です。

このまま春になって欲しいですね~ラブラブ

 

 

「着る物がない!」という声があちこちから聞こえてきました。

「着るものがない」のではなく「着たいものがない」のかな?

 

 

寒の戻りとかやめてほしいですねダッシュ煽り

 

_________

 

親からもらえるはずの愛情がもらえない【関係的喪失・心理的喪失】

 

 

今日は前回に続き、喪失感について深堀したいと思います。

 

 

前回のブログでは喪失感ってどんな感情?

喪失感にはどんなものがあるの?

人はどんな時に喪失感を抱えるの?

について書きました。

 

 

前回のブログはこちらです。

 

 

 

喪失感とは?

 

自分にとって重要だったものが失われた時に生じる感情的な反応

 

 

 

今日は心理的喪失、関係的喪失についてです。

 

 

 

心理的喪失とは?

 

物理的・外的な喪失とは異なり、

心理的な意味での何かを失うことによる

喪失体験

 

 

関係的喪失とは?

 

特定の人間関係の喪失によって生じる心理的影響

 

 

「心理的喪失」「関係的喪失」は正式な専門用語として

確立されているわけではないそうです。

 

 

ですが愛着の傷を抱える人にとっては知っておいた方がいい概念だと思います。

これらの用語は愛着・悲嘆(grief)・喪失(loss)・トラウマ

の研究者達により下記の文献に掲載されています。

 

 

 
ジョン・ボウルビィ「愛着理論」

安定した愛着関係が得られなかった場合、

心の中で「失われたもの」として喪失感が生じる。

 

 

ジョン・ボウルビィ「対象喪失」

重要な対象(親など)を喪失した際に強い悲嘆や不安が生じる

 

 

フロイト「喪の作業」

精神分析の中で「喪失をどう乗り越えるか」に関する考察が行われた。

 

 

トラウマ研究

幼少期のネグレクトや愛着障害が心理的喪失として一生影響を与えることが

指摘されている。

 

 

未完の悲嘆(Unresolved Grief)

喪失のプロセスを適切に処理できなかった場合、

関係的喪失が未解決のままとなる

 

 

複雑性悲嘆(Complicated Grief)

長期的に喪失感が解消されず、うつや不安につながる。

 

 

 

 

心理的喪失の事例

・親から愛されるはずだった。それなのに愛されなかった

・期待されていた。それなのに期待通りの人物になれなかった

・「自分は大切な存在」のはず。それなのにその感覚を持てない

・過去の出来事によって、自己肯定感やアイデンティティが損なわれた

・「あの時、別の選択をしていれば」という未練や後悔がある

 

 

関係的喪失の事例

・親との関係が機能しなかった(愛着の喪失)

・親や大切な人が亡くなった、離れていった

・信頼していた人に裏切られた

・離婚や人間関係の断絶による喪失

・虐待やネグレクトによる「関係性の崩壊」

・いつか父(母)と分かり合えると思っていた。それなのにわかり合えなかった

・両親の不仲が解消すると願っていた。それなのに叶わなかった。

 

 

 

 

心理的喪失とは、目に見えない喪失感です。

愛情、自己肯定感、未練、後悔など

目に見えないからわかりづらく言語化も難しいと思います。

 

 

本来なら愛されるはずだった

こんなはずじゃなかった

もっと親が優しい親だったら

もし違う親に育てられたなら

もし時間が戻せるのなら

 

 

このような不条理さ、痛みを伴う感情です。

 

 

関係的喪失とは、特定の人間関係の喪失による心理的影響のことです。

 

 

ジョン・ボウルビィが「愛着理論」の中で述べているように、

幼少期に最も重要な人物=親から無条件に愛されなかった場合、

 

 

親の愛は重要で大切なものなのに、自分はそれが得られない、

本来もらえるはずの愛がもらえない、

「失われたもの」=喪失感が生じるのです。

 

 

親は生きているとしても

親は傍にいるとしても

親は何かをしてくれるとしても

 

 

形としての親は見えているけれど

欲しいかったもの、得られなかったものは目に見えないのです。

 

 

心理の専門家による研究、文献にもあるように、

この時の傷が癒されないまま=未完のままだと

 

 

ずっと喪失感が消えないで悲嘆を抱えたまま生きることになります。これを

 

 

「漠然とした虚無感」

「何をやっても満たされない感覚」

と表現されることがあります。

 

 

不安やうつになりやすい

依存体質になりやすい

人生でたびたび遭遇する喪失体験のダメージが大きいのです。

 

 

ではこのような人が解決に向けてどうしたらいいのかについては

次回に書きたいと思います。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

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