こんにちは
心理セラピストの野沢ゆりこです。
おもに東京・千葉で活動しています。
野沢ゆりこのプロフィールはこちら
どんな人に向けて活動しているの?
自己否定が強い
(自分はダメ、自分が嫌い)
自分責め、罪悪感が強い
(全部私が悪い、全部私のせい)
そんな人が過去はどうであれ、
↓
「私っていいな」に変わるセラピー
を目指しています。
2024年3月より
リトリーブサイコセラピー協会のサービスであります、
電話カウンセリングを担当しております。
こちらもよろしくお願いいたします。
昨日は大井町セミナールームにて練習&打ち合わせでした。
リアル(対面)での練習は楽しかったです。
オンラインではキャッチできない情報がたくさんあります。
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人生の晩年が幸せな人とはというテーマで何回かに分けて書いてます。
今日は、④柔軟にシフトチェンジできる についてです。
前回、前々回のブログはこちらです。↓
これまで3つの記事を書いたのですが、
どれも身につまされることばかりです。
無事に歳を重ねるって難事業なんだなって思います。
この年齢まで生きてこれたことがすごいのだと思います。
老人って何歳からをいうの?というと、
調べてみたら65歳から74歳までが前期高齢者、
75歳以上が後期高齢者というくくりらしいです。
私は今何歳なのか?を言うのは控えますが![]()
私はまだ老人には分類されません。
老人予備軍とでも言いましょうか?
まあ、いいお年頃の中年以上、老人未満です。
いいお年頃なので、老人というキーワードが引っかかるのです。
私、もうすぐだわ。もう含まれてる?って
そしてやっぱり考えるのですよ
私の人生がもうすぐ終わる、つまり死が近いじゃん・・・
私だってずっと健康なまま年老いたい。
そして、いつまでも好きなことをやって、ある日、ぱたりと死にたいって。
書店で目についた本を手に取って読んでみました。
人生の師と仰ぐ加藤諦三先生の本です。
↓
「人生、こんなはずじゃなかった」の嘆き
加藤諦三 幻冬舎新書
私ぐらいの年代の人、または少し上の人に向けて書かれたと思われます。
↓
本書P79~
老化に失敗すると孤独になる
幼児期の心理的問題を解決し、青年期の心理的課題を解決し、更年期の心理的課題を解決し、高齢期の心理的課題を解決しながら、人生最後まで無事に生きることは大変なことである。そうして生きることに成功するのは大変な難事業である。
依存心を残したまま高齢期にさしかかったり、反抗期の課題も解決できないで歳をとる人も多い。そうなると人生は心理的にも社会的にもトラブルの連続である。
つまり無気力になったり、寂しさや不機嫌に苦しめられたり、自律神経失調症になったり、日々不愉快である。
↓
幼児期、青年期、更年期の心理的課題とは、
その時々で直面する心の危機を
乗り越えてきたかどうかということです。
エリクソンの心理的発達理論をシェアします。
エリク・エリクソンは、ライフスパン全体にわたる心理社会的発達理論を提唱しました。彼の理論は以下の8つの段階から構成され、それぞれの段階で「心理社会的危機」を乗り越えることが健全な発達に必要とされます。
- 信頼 対 不信(乳児期)
- 自律性 対 恥と疑念(幼児期)
- 主体性 対 罪悪感(就学前期)
- 勤勉性 対 劣等感(学童期)
- アイデンティティ 対 役割混乱
(青年期) - 親密性 対 孤立(若年成人期)
- 生産性 対 停滞(中年期)
- 統合性 対 絶望(老年期)
エリクソンの理論は、個人が社会的な関係や文化的背景の中でどのように自己を形成し、発展していくかを強調しています。
↓
人生の最終局面の老年期になった時、
そのつど心理的課題をクリアしてきた人・・・統合に到達する
(テレンバッハのいう内的成熟)
一方、心理的課題を解決できないまま来た人・・・絶望に行きつく
↓
つづき
老いの時期についてテレンバッハは、
「この時期にはいると、現存在は(業績)を考えず、偽りのない頼り甲斐のあるもののみに心をむけるというしかたで、移ろいやすいものを永続的なものから分離して、悠々自適することができる」と述べている。
しかし成熟に失敗すると、こうはいかない。いつまでも業績にこだわる。
それは自分についても業績で評価するのであるが、他人についても同じである。
成熟に失敗した人は、つき合う人を選ぶ時でさえも、相手が業績のある人かどうかを見る。他者の評価がいつになっても業績本位である。
80歳を過ぎても「あの人は頭がいいのかな、悪いのかな」という価値基準で人を見ている老人もいる。
心のふれあいを体験しないで生きて来て、人間の価値を業績本位でしか判断することができない人なのである。
↓
不満、失望、不信、感情的不安定、強情、イライラ、気難しさ、頑固さ、渋面など
不愉快さの中で停滞してしまう。
昔の地位や会社名や学歴といった過去の業績にこだわる人、
カスハラするようなキレる老人など、
そんな人は巷にあふれていますが、
老化に失敗した人だと加藤先生は書いておられます。
老年期に入ったら、
「展開的成熟」から「内的成熟」へ変更する
生き方のシフトチェンジが大事!
どういう意味かというと、
思春期、青年期って自分の限界までガンガン頑張ることができますよね?
自分の限界領域を広げていくのが面白い時期です。
それは自分の限界を知ることでもあります。
思春期の頑張りは思春期ならではのものであり、
青年期はそれを土台に自分の世界を拡張していく時です。
でもそれを老年期まで続けていこうとすることが間違いなのです。
自分の限界を知っているからこそ今度は意識を内側へ向けていくのです。
「展開的成熟」の感覚で老年期を捉えた時、それは衰えである。一方で、内的成熟とは安らぎである。
この言葉に私はドキっとさせられました。
ああ、老いる=衰えるって若者の発想なんだなあって
衰える=もう稼げない、もう出世できないなど
でも衰える(確かに肉体は衰えるけども)のではなく、
内側が成熟するのだとしたら、
それは逆に(外側への執着を手放し)心が豊になっていくということです。
展開的成熟の時とは大切なものが違う
つまり、それは、
自分に欠けているものを知っている
自分の弱さを受け入れることができる
自分を知っている
相手をありのままに愛せるようになる
「目に見えないもの」を大切にできる
力、業績、所有に執着しない
五感を楽しめる
人生の晩年が幸せな人とは、
自分の過去がどんなものであれ、
それを受け入れられる、そして
向かう先は「死」ではあるけれど、
柔軟にシフトチェンジできる
自分にとって何が大切かがわかる
大切なものが変わったことがわかる
そんな人なのかなと思います。
そんな人の周りには人が集まってくると思います。
そんな人と一緒にいたい、話したいって思うじゃないですか。
昔の業績をひけらかす人、不満話や悪口ばかりの人よりも。
また続きを書きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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