こんにちは
心理セラピストの野沢ゆりこです。
おもに東京・千葉で活動しています。
自己否定が強い人、いつも自分を責めて苦しい人に向けて、
リトリーブサイコセラピーという心理療法を使って
根本解決のお手伝いをしています。
プロフィールはこちら
2024年3月より
リトリーブサイコセラピー協会の電話カウンセリングも
担当しております。
こちらもよろしくお願いいたします。
梅雨だけに蒸し暑いですね
いかがお過ごしですか?
昨日は早く寝て何回か目が覚めたものの
トータルでは長く眠ったので体調がいいです。
やっぱり睡眠は大事ですね。
この時期に丁度良いパジャマ、厚くもなく薄すぎないものも大事ですね。
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脳について
シリーズで書いていますが、
今日で12回目になりました!!
今日のテーマは、「幸せ」は追い求めない方が幸せになれるです。
この本によると、幸せって追い求めると逃げてしまうそうです。
それはなぜか?について今日は書きます。
この本とは、何回もご紹介しているコチラの本のことです。
↓
メンタル脳
アンデシュ・ハンセン 著
マッツ・ヴェンブラート 著
久山葉子 訳
著者はベストセラーになった「スマホ脳」を書かれた精神科医です。
この本は中・高校生に向けて書かれたそうです。
ですが、いい歳の大人が読んでもとてもわかりやすいです。
字も大きくて読みやすいのも嬉しいです。
脳に興味を持ってもらえたらいいなあと思って書いたそうです。
著者の若い人たちへのエールが感じられる本です。
本書、第9章 なぜ「幸せ」を追い求めてはいけないのか?
から抜粋しております。
P179
”いつまでも幸せに暮らしましたとさ”?
おとぎ話はいつもそんな風に終わりますが、現実にこんなパッピーエンドはあるのでしょうか?
もちろんありません。残りの人生ずっと幸せに暮らせる__そんな風に考えるのはやめなくてはいけません。
今日お皿を全部洗って満足してスポンジを置いたからといって、残りの人生もう二度度皿洗いをしなくていいわけではないのと同じです。
つづき
幸せという感情は消えるもので、そうでなければ役に立ちません。
エヴァがサバンナの木の下で美味しい果物を食べて永遠に満足してしまったら、数週間以内に飢え死にしたでしょう。
私たちは常に新しいゴールを設定します。そうやってこれまでずっと生きのびてきたのです。
ですから、永遠に満足したままということはありえません。
私たちは常に他人と自分を比べてしまいます。やっと大きくて見栄えのする部屋を手に入れたとしても、友人の部屋がもっと広くて見栄えがするのを見たとたん、自分の部屋が暗い穴倉のように思えるかもしれません。
そうするとまた新しい目標、なんとかして手に入れたいものが出てくるのです。
人間は満足する生き物ではなく、常に不満があります。そのおかげで生きのびてこられました。しつこいですが、脳の目的はそれだけです。
以前のブログで、脳は幸せなんかどうでもいいを書きました。
脳の目的は生きのびることなので、
「永遠に幸せ」であることや「永遠に満足」の状態が続かないようにできています。
これ、結構衝撃な事実なんですよね~
私、うそーーーーーー⁈って思いましたよ
そうなったら木の上に登って果物を取ることや、
(脳は狩猟採集民だった頃から変わっていないため)
失敗などのリスクを冒しても行動することがなくなり、
脳は不都合で困る~!と捉えるのです。
ですから、
幸せは消えるように出来ているのです。
いつも満足したままではない=いつも不満であるように、そうすることで
欲しいものに向かって次のゴールを設定できるように出来ているのです。
P186~
脳の予測と現実の差
脳は「何かが起きる」のを待っているわけではなく、「何が起きるのか」を事前に予測し、実際に起きたことと比べています
実際の状態が予測と同じであれば特に反応はしませんが、何か差があればはっとするでしょう。
家のお風呂に入る時にも、脳は普段通りのバスルームを予測して入ります。
明かりをつけてみると、たいていは予測通りのはずですが、バスタブでカワウソが泳いでいたらすぐに反応するでしょう。
予測と違ったからです。
つづき
それと幸せがどう関係があるのかですが、脳の予測、つまり私たちの期待が「いつも幸せでいること」(美しい自分が南の島で夕焼けを背に、幸せそうにのんびりしているとか)なら非現実的だということです。
期待が高くなり過ぎ、実際と釣り合わないので(釣り合う人などいないのですが)、がっかりする一方です。
映画を観る時に期待し過ぎた場合もそうです。周りの人が大勢その映画を観て「素晴らしかった!」と言っていたとします。
「あの映画で人生が変わった!」とまで言った人もいます。するとどんな映画でも、期待に添える可能性はほぼゼロでしょう。
残念なことですが、非現実的なまでに高い期待を寄せてしまった映画には必ずがっかりさせられるものです。
実際のところ、誰かの人生を本当に変えた映画なんて世の中に何本あるでしょうか。
一方で「この映画は観たら面白いかも」くらいの妥当なレベルの期待をしていたら、満足する可能性はずっと高くなります。
その映画が期待に応え、場合によっては期待を超えるからです。
(途中略)
だからたこそ幸せを追い求めるのはやめた方がいいと思うのです。
それ以外のことなら努力した方が手に入りやすいですが、幸せに関しては真逆で、追えば追うほど逃げていきます。
つづき
では具体的に何をしたら良いのでしょうか。
まずは虚しい広告のメッセージに耳を傾けるのはやめましょう。
次に雑誌の記事や本、YouTubeの公園などで「幸せ」という言葉を使ったものに出くわしたら、「くだらない話探知機」の精度を上げましょう。
期待しすぎたために、がっかりすることは多いですね。
あんなに期待していたのに、そうじゃなかった。。。
期待していただけに、がっかりさせられた。。。
ってなるわけです。でも、
期待をほどほどにしてたら、
それほど期待してなかったけど案外良かった!
全然期待してなかったけど、実際はすごく良かった!
って嬉しくなるわけです。
脳は「何が起きるのか」を「予測」して
実際に起きたことと比べる働きがある、だから、
「予測」と実際の「体験」との差を少なくすること
それが幸せにつながる
って著者は言っているのです。
私たちはTVから流れるCMに影響されがちです。
あの商品さえ買えば幸せになれるかも
あのCMの女性みたいになれたら幸せが手に入るかも
CMのようなすばらしい体験をしたら幸せを感じるかも
商品を買わせるためのイメージ戦略にまんまとハマってしまっているのです。
「幸せ」って新しい製品を得たり、買ったりするものではないのです。
そして「幸せ」って常に満足していつも楽しい状態のことではないのです。
いつも満足、ウキウキ、ワクワク、楽しい~!
そうなったら、し・あ・わ・せ
あのCMみたいに
あのユーチューバーみたいに
あのタレントみたいに
でもそれって、おとぎ話なんです!
ありえない話なのです!
これも耳が痛い事実だと思います。
私はテレビっ子で育っているので(今の若い人はTVは見ませんね)
ついついテレビやCM・広告が繰り広げるイメージが素晴らしいと感じ、
そこにうっとりするような所があります。
いいなあ、すごいなあ、羨ましいなあ、
それに比べて私って。。。
って比べてしまってる自分が今でもいます。
テレビCMはおとぎ話、フィクション、イメージにすぎないんですよね。
それも買わせるための!
幸せは追い求めると逃げてしまう
じゃあ、幸せって何?
っていう話は次回に書きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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