こんにちは
心理セラピストの野沢ゆりこです。
おもに東京・千葉で活動しています。
自己否定が強い人、いつも自分を責めて苦しい人に向けて、
リトリーブサイコセラピーという心理療法を使って
根本解決のお手伝いをしています。
プロフィールはこちら
2024年3月より
リトリーブサイコセラピー協会の電話カウンセリングも
担当しております。
こちらもよろしくお願いいたします。
昨日はお腹が痛くて一日ぼ~っとしていました。
睡眠を充分に取ったら回復しました。
家族内でいろいろと起こっていまして
身体が不調な今日この頃です
あなたもご自愛くださいね。
意識的に何もしない日というのも時には必要ですね。
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脳について
シリーズで書いていますが、
10回目の今日のテーマは、
記憶は取り出すことで変化するについてです。
参考図書はこちらの本です。
メンタル脳
アンデシュ・ハンセン 著
マッツ・ヴェンブラート 著
久山葉子 訳
著者はベストセラーになった「スマホ脳」を書かれた精神科医です。
この本は中・高校生に向けて書かれたそうです。
ですが、いい歳の大人が読んでもとてもわかりやすいです。
字も大きくて読みやすいのも嬉しいです。
脳に興味を持ってもらえたらいいなあと思って書いたそうです。
著者の若い人たちへの優しさやエールが感じられる本です。
本書、第4章「なぜ記憶に苦しめられるのか」から
抜粋しております。
P89より
つらい記憶にフタをするのはNG
つらい記憶をなかったことにして忘れようとする人もいます。
記憶にフタをして別のことを考えようとする方法ですが、これはあまり良くありません。それには理由がいくつかあります。
そもそも、脳はそれほど簡単には忘れさせてくれません。私たちを生かしておくために進化したのですから、その記憶が後々役に立つならば見せ続けるでしょうし、悪夢という形でも見せるかもしれません。
もう一つの理由は、記憶というのは取り出さなければ変化しないからです。
そのままにしておくと、石に刻み込まれたように決まりきってしまう可能性があります。
つらい記憶だからこそなかったことにしたい!
これ、誰にでもありますよね。
そもそもそんな事実はなかったんだ
そもそも私は何とも思っていない
傷ついてなんかいない
悲しくなんかない
怒ってなんかない
このように事実を無かったことにしてしまうことを現実否認
感じている感情を無かったことにしてしまうことを抑圧といいます。
現実否認や抑圧は私たちが傷つくことを守ろうとする脳の働きで
防衛機制の一種です。
ですが、現実否認・抑圧すればするほど、
つらさ、苦しさ、怖さ、悲しみは膨らんでしまうのです。
「記憶というのは取り出さなければ変化しない」
と本著にもありますが、セラピーでやっていることはコレなのです。
つらい記憶を取り出す
あたかも今、起きているかのように再現する
そこで感じていたことを再体験する
→これは一人では怖くて出来ないことなので、セラピストが寄り添います。
そして未完了の感情を終わらせるのです。
助けてもらう
共感してもらう
怒りを身体から放出させる
悲しみを受け止めてもらう
などなどを体感することで、
起きた事実は変わらないけれど、
記憶を変化させることはできるわけです。
そして、脳にとって生きのびる為に忘れてはいけない重要な記憶=つらい記憶を
生きのびるのにもう重要ではなくなった記憶=忘れてもいい記憶に変える
↓
記憶を書き換える
ということをやっているのです。
記憶にフタをするのではなく取り出すことでラクになる
取り出すとは、信頼できる人に話す、ノートに書き出すのでも
いいと思います。
つらい時は1人で抱えないでご相談くださいね。
他のことをして紛らわせるとか、
無理にポジティブ変換するよりも効果がありますよ!
つづきを次回に書きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
リトリーブサイコセラピーを作った人&セラピーの師である、
和姐さんの3冊目になります新刊本が、
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早くも3刷重版決定だそうです
おめでとうございます
只今、モニター様を募集中です。
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