こんにちは

心理セラピストの野沢ゆりこです。

 

 

おもに東京・千葉で活動しています。

自己否定が強い人、いつも自分を責めて苦しい人に向けて、

リトリーブサイコセラピーという心理療法を使って根本解決のお手伝いをしています。

 

 

プロフィールはこちら

 

 

2024年3月よりリトリーブサイコセラピー協会の電話カウンセリング

担当しております。こちらもよろしくお願いいたします。

 

 

気温が上がって蒸し暑くなりそうな火曜日です。

いかがお過ごしですか?

 

 

昨日は久しぶりにネイルケアに行きました。

マニュキュアはせずに爪のケアとハンドマッサージです。

 

 

私はプロの方にやってもらうのが好きで、

ほんの僅かな時間ですが癒されます。

 

 

ネイリストさんがとても元気な明るい人で、

ガハハハッって笑うのも好きなのです。

 

__________________________

 

自己愛性パーソナリティについてシリーズで書いていますが、

今日は3回目となります。

 

今日のテーマは、自己愛人間の世界③傲慢な態度と見下し です。

 

 

とても面白かった本を参考にしています。

こちらの本です。

結局、自分のことしか考えない人達

自己愛人間への対応術

サンディ・ホチキス著

江口泰子訳

 

 

 

「自己愛人間」って言い方。。。

けっこう好きキューンニコニコ

 

 

著者はアメリカの公認臨床ソーシャルワーカーで、

長年にわたって、自己愛の強い人たちの治療に携わってきた人です。

 

 

「自己愛性パーソナリティ障害」という診断は

米国精神医学会の診断基準である「DSM」に基づいて専門医がつけるものです。

 

 

私は「自己愛性パーソナリティ」と呼んでいます。

実際に専門医から「自己愛性パーソナリティ障害」と診断される人は

100人にひとり程度とのことです。

 

 

そこまで顕著ではなくても、

「自己愛の強いちょっと困った人達」は結構いますよね?

 

 

著者はそのような人のことを事例と共に解説しています。

自己愛人間の若者・恋人やパートナー・職場の上司や同僚・親と、

どんな問題が起きてどう関わっていったらいいかが書かれています。

 

    

自己愛人間とは、

 

家庭や職場、日常生活のいろいろな場面で、「自分が特別で、すばらしい人間だという

自分勝手な自己像を思い描き、その錯覚や幻想のなかで自己中心的に行動する人たち

 

 

ちなみに私の両親というのは、

 

 

父・・自己愛人間

母・・隠れ自己愛人間

でしてね 笑い泣きガーン

 

 

その両親から生まれた私も「自己愛人間」かもしれません。

もしくは反転で自分を責めるようになったのかもしれません。

 

 

この本を読むと両親のことが思い浮かんで

気持ち悪くなりました無気力うずまき

 

 

本著では、この「自己愛人間」の特徴を

大罪として7つあげています。

 

 

本著P19~

自己愛人間の大罪7つ

 

・恥を知らない

・歪曲して、幻想を作り出す

・傲慢な態度で見下す

・ねたみの対象をこき下ろす

・特別扱いを求める

・他者を平気で利用する

・相手を自分の一部とみなす

 

 

 

前のブログでは上の2つ、

「恥を知らない」「歪曲して幻想を作り出す」について

私の解釈も交えて書いてます。

 

 

 

 

 

今回は、傲慢な態度で見下す

について書きます。

 

 

大罪その3 傲慢な態度で見下す

 

P31~

 

自己愛人間が世間に見せる表向きの人格は、たいてい優越感に満ちている。

ところが、その傲慢な仮面の裏に隠れているのは、膨らんだ自尊心でできた脆い風船である。

 

彼らにとっては、自分が優秀なだけではダメである。

非常に優秀なだけでもまだ充分ではない。

 

彼らにとっては、自分が「他の人よりも」優れていなければ何の価値もないのだ。

自己愛人間にとって、価値は絶対的なものではない。

 

つねに誰かや何かと比較して、自分が相対的な尺度で勝っていなければダメなのだ。

 

 

つづき

 

彼らの考えによれば、誰かの株が上がれば、必然的に自分の株が下がる。

 

だからこそ、自分が自信をなくした時には、相手をけなし、おとしめれば自尊心を取り戻せる。

 

彼らが高飛車で批判的、完璧主義で権力欲が強いのもそのためだ。

 

自分の欠点から目を背けていられる安全地帯を確保したいのだ。

 

 

(途中略)

 

自己愛人間にとって、競争は、自分の優位を確保する手段である。

彼らはたいてい自分にとって都合のいい、自分が勝てる競争にしか加わらない。

 

敗北は激しい屈辱をもたらすからだ。

彼らはリスクを負わず、努力もなしに自分が輝ける舞台を選ぶ。

 

そして成功を収めると、今後は完璧さを追求しようとし、その過程で周囲の承認を要求する。

 

「自分を褒めてほしい」と要求するのは、実のところ、自分の優位性に自信が持てずに、エネルギーの補給が必要な時である。

 

 

つづき

 

いっぽう、才能やスキルのない者は、

優越感を保つために相手を出し抜こうとする。

 

あるいは有名人の名前を、さもその相手と親しいように口にする。

高い地位につこうとしたり、知ったかぶりをしたりする。

 

自分の優位性を証明したくても、誇る実力や実績がないからだろう。

 

負け惜しみが強い人には自己愛の強い人が多い。

自分がベストではない、という事実を認められないのだ。

 

平凡や平均的という言葉も嫌いだ。

相手よりも優れていなければ、自分に価値はないからである。

 

 

つづき

 

ところが、彼らはめったに自力では優越感に浸れない。

 

だからこそ承認され、称賛され、脚光を浴びたいと願う。

 

周囲の意見に敏感であり、実績がないにもかかわらず、無条件で認められ、褒めそやされて当然という非現実的な期待を抱く。

 

 

 

自分の価値を自分で認められず、

人に意識を向けて人に認めてもらおうとすること

 

 

これが最大の問題なのです。

 

 

その為に人を貶めて自分の価値を上げようとする

人を出し抜いて自分の価値を上げようとする

 

 

勝手に競ってきたりと、不快な関わり方をするのです。

自分と相手との境界もあいまいなのです。

 

 

↑のような理由から

彼らは権力を欲するのです。

 

 

権力があれば、

もともと感じている優越感を確認できる

権力で相手をコントロールできる

権力で相手を貶めることができる

(相手を貶めたら)自分の価値を上げることが出来る

それが出来たら、

自分の劣等感

自分の耐え難い恥の意識

無価値感

根深い不安

 

これらを感じずに済むのです。

 

 

ということは、

 

傲慢な人間=自己愛人間≠本当に自信がある人

 

本当は不安・劣等感が強く、無価値感を抱えている人

 

 

だということです。

 

 

自分の周りにいる傲慢な人に対しては、

 

 

「なあ~んだ、そっか~電球

「人に認めてもらいたいんだな、それくらい自信がないんだな」

 

 

って静観したらいいのですよだれ

 

 

私は自己愛人間がいまだに怖いし嫌いですダッシュ

でもまずは相手を知ることだと思います。

 

 

このブログを書いてみてやはり気持ち悪くなりました。

「傲慢さ」を私は最も嫌悪しているのだと気づきました。


 

また続きを書きます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

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