00チュン団長

 

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こんにちはニコ

前回、巣立ちをしたばかりのスズメさんが登場した勢いに乗って、

自宅に来ていたスズメさんを、早春に撮りためてあった写真で、

また創作会話にしてみました。

 

 


真顔チ団長「皆さん、お久しぶりです。

私はこちらの庭(ユリカの自宅の庭)と、周辺を担当しているチュン団長だ。

最後にお会いしてから4ヶ月以上経ってしまったが、

覚えてくれているだろうか?」

↓ 

01チュン団長の挨拶

 


真顔チ団長「今回は、我々チュン団員の活動を、もっと掘り下げて知りたい、

という庭の主(ユリカ)からの要望に応えて、再び皆さんの前に姿を現した次第だ。

良かったら暫しの間お付き合いいただきたい」


ほっこりユ「どうぞ、よろしくお願いいたします」

↓ 

02チュン団長の導入説明

 


真顔チ団長「まず、我々チュン活動で、何よりも優先されるのが食糧確保だ。

ご存知の通り、この庭は、人為的な食糧供給が望めないので、

基本的には休憩に使う程度だが、それでも食せるものが、無いことはない。

これは、食べられそうな草や種を探す採餌任務をしている団員たちだ」


うーんユ「そういえば、よく雑草をつまんでいるスズメさんを見ましたが、

任務で働いている団員の方だったのですね」

↓ 

03採餌をするチュン団員

 


真顔チ団長「ここは比較的静かな庭だが、天敵も来る。

傍若無人な灰色のヤツ(ヒヨドリ)が来ることがあれば、

ヤツ(ヒヨドリ)ごと捕えてしまう非常に危険な捕食者(ハイタカ)も現れるので、

近隣の目撃情報など、ありとあらゆる情報を集め、用心する必要がある。

移動する際は、入り組んだ所や、保護色になりそうな場所を足場にし、

なるべく目立たないようにパトロールや聞き込み活動をする。

同胞が襲われた時は、現場と行動圏での聞き込みや調査をする地鳥(じどり)チームと、

襲われた()が関わった野鳥を調べる鑑鳥(かんどり)チームに分かれて情報を集め、

今後の安全対策を講じていくことになる」


うーんユ「なるほど、一見、平和に見えるうちの庭でも、

野鳥にとっては襲われることもあるし、

慎重に行動しながら、対策を立てていくのですね」

↓ 

04保護色を利用した活動をするチュン団員

 


真顔チ団長「そして、見張りに効果的な場所を割り出し、

見張り担当の団員が、交代で終始目を光らせる任務にあたる」


真顔ユ「確かに見張りは欠かせませんね」

↓ 

05見張りをするチュン団員

 


真顔チ団長「有事の際には見張りの団員から合図があり、

私が命じれば、団員はすぐに飛び出せるよう訓練されている」


ねーユ「皆さん、動きが素早いですよね」

↓ 

06飛び出すチュン団員

 


真顔チ団長「怪しい()が侵入した時は、攻撃行動が確認されなくても、

ひそかに団員が監視することがある」


うーんユ「まぁ、チュン団の縄張りに侵入したわけですものね。注意しますよね」

↓ 

07張り込みをするチュン団員

 


キョロキョロチ団1「ん?団長、何すか?何かあったんすか?」

真顔チ団長「いや、今、庭の主殿(あるじどの)に、団員の活動を案内してまわっているところだ」

ニコユ「お仕事中、すみません。あれっ?何かくわえていませんか?」

ニコニコチ団1「ああ、監視は採餌任務をしながらやるっす」

アセアセユ「ええっ?食べながら監視って、大丈夫なんですか?」

口笛チ団1「別に問題ないっす。その辺の草つまんでるだけなんで。

人間みたいに、この場を離れて缶コーヒーとアンパン買いに行く必要もないし」


うーんユ「なるほど、便利、ですね?」

真顔チ団長「邪魔をしたな。監視を続けてくれ」

ウインクチ団1「ウっす」

↓ 

08張り込みをするチュン団員

 


真顔チ団長「それから、注意が必要なのは雨の日の活動だ。

翼が濡れて、普段よりも飛びにくい分、足での移動が重要になってくる。

滑って身体を痛めたりせぬよう、準備運動は欠かせない」


イヒユ「なるほど、腰をグキッとしないようにですね?

……私も気を付けないと」

↓ 

09雨の中ストレッチをするチュン団員

 


真顔チ団長「そして楽に飛べる時よりもむしろ素早く動く。

チュン団に伝わる”縮地(しゅくち)”という技だ」


真顔ユ「その技、某アニメで見たでござるよ(~_~;) 実写映画のBlu-ray買ったよ

↓ 

10雨の中走るチュン団員

 


ニヤリチ団2「やーい!お前の頭は栗まーんじゅうー!!」

びっくりチ団3「!!」

↓ 

11チュン団員の厳しい指導

 


ムキーチ団3「仲間をバカにするな!!」

びっくりチ団2「ギャッ!!」

ガーンユ「何!?何が始まったの!?」

↓ 

12チュン団員の厳しい指導

 


真顔チ団長「ああ、団員の仲間意識は高い。

チュン団の品位を下げたり、仲間を貶める発言をしたものは、

仲間からの容赦ない指導が入ることがある」


おーっ!ユ「いやいや、内容が思いっきりブーメランですが!( ゚Д゚)

自分に跳ね返っているじゃないですか? 栗まんじゅうって…… 

↓ 

13チュン団員の厳しい指導

 


真顔チ団長「ああ、足が離れないから、一度持ち上げるつもりらしい」

おーっ!ユ「ちょっと、ちょっと、止めないんですか?!」

↓ 

14チュン団員の厳しい指導

 


真顔チ団長「余程の事がない限り、団員の自主性に任せている。

他者を軽んじれば、厳しく己に跳ね返ってくることを学ぶのも大切なことだ」


アセアセユ「これ、余程の事ではないんですね……?」

↓ 

15チュン団員の厳しい指導

 


真顔チ団長「指導されている方も粘っているが、さすがに疲れて来たか」

えー?ユ「最早、力比べですね」

↓ 

16チュン団員の厳しい指導

 


ガーンチ団2「ヒィィーーッ!」

真顔チ団長「降参したか。まぁ良かった。

指導した方が負けていたら目も当てられないからな。

仲間を蔑んだ者を、これ以上増長させないため、

指導した方は必ず勝たなくてはならない。

指導する方はする方で、絶対負けないという覚悟が必要なんだ」


ショックユ「はぁ、力で生きねばならないチュン団員には、

それ相応の厳しいルールがあるのですね。

……というか、アレ(栗まんじゅう)って悪口だったんですか? むしろ可愛かったんですが 

↓ 

17チュン団員の厳しい指導

 


真顔チ団長「どのような言葉であれ、侮蔑しようとした気持ちが仲間に伝わる。

我々は常に天敵に狙われ、命の危険に晒されている。

集団でいることは身を守る術であり、

だからこそ、仲間の心の在り方には敏感であり、

そして、厳しい世界に生きるが故に、指導も荒っぽくなりがちなんだ。

極力、実力行使は避けたいものだが、我々(野鳥)の場合、仕方のない部分がある」


ショックユ「そうなんですね。

先日会った巣立ちチュンのストレスが少し分かった気がします」

ほっこりユ「チュン団長、そして皆様、本日はありがとうございました」

真顔チ団長「うむ。では皆さん、記録(ネタ)がたまった頃、また会おう。アディオス」

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18チュン団長締めの挨拶

 

 

最後に、全身可愛く写っている写真が少なかったのでオマケ

ハードボイルドにキメているけれど、ふくら雀状態なので、

かっこかわいい感じになってしまったチュン団長ウシシ
↓ 

19かっこかわいいチュン団長

 

 

 

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ここまでご覧いただきありがとうございました爆笑