+オレ、エリートだけにはなりたくない・・・。+ | ユリノキ-家族はじめます!-

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家族の笑えるエピソードを奇天烈な文章で綴る、おバカイラストエッセイ!
みんな笑って幸せになりますように!

先日、家族で2021年に公開された映画「クレヨンしんちゃん!謎メキ!花の天カス学園!」を観た。

 

 

ある日、しんのすけ、風間くん、ボーちゃん、ネネちゃん、マサオくんの5人は、全寮制の超エリート佼「天カス学園に、体験入学することになる。

 

 

そこでは全てがポイントシステムになっており、エリートらしいふるまいをしたり、成績が優秀だったりするとポイントがもらえ、逆にエリートらしくない行動を取るとポイントが下がっていく。

 

 

皆で良い成績を目指したい風間くんと足を引っ張るしんのすけが、ある時大喧嘩をしてしまい・・・

 

 

そんな時、天カス学園では、ある奇怪な事件が起こる・・・!

 

というようなストーリーである。

 

最後風間くんが、スーパーエリートとなり、ロボット化してしまうという、衝撃の場面が登場したが、本当のエリートとは何かを考えさせられる、傑作だった。

 

しかし、映画を観終わると息子が一言。

 

 

「オレ、エリートだけにはなりたくない。」

 

!?

 

「そ、そうなの・・・?」

「絶対嫌だ。」

 

風間くんロボットがよっぽど恐ろしかったのだろうか。

 

「まぁ、エリートの定義は置いておいて、自分ががんばったことが認められて、結果的に評価されて、優秀だと言われたら、それはそれで良いんじゃないの・・・?」

 

「うん、それはいいけど、エリートは嫌だ、オレ。

 

なんか、エリートに対する反発心、この104分で根深く植えつけられていないか。

 

 

・・・・・・。

 

 

ー数週間後

 

お風呂の中でクレヨンしんちゃんごっこをしていた。

 

息子はボーちゃんになりきっていた。

 

「しんちゃん・・・これ・・・カニみたいな石。」

「すごいぞぉ~、ボーちゃん!」

「あとで・・・石のコレクション・・・見せてあげる・・・。」

 

「はるくん、ボーちゃんの真似上手いね~!!」

「えへへ、そう?」

「じゃあ、風間くんの真似もできる~?」

 

「いや・・・あんなエリートの真似はできない。」

 

おい。

 

エリートへの嫌悪感。

 

数週間経った今でもかい。