先日、家族で2021年に公開された映画、「クレヨンしんちゃん!謎メキ!花の天カス学園!」を観た。
ある日、しんのすけ、風間くん、ボーちゃん、ネネちゃん、マサオくんの5人は、全寮制の超エリート佼「天カス学園」に、体験入学することになる。
そこでは全てがポイントシステムになっており、エリートらしいふるまいをしたり、成績が優秀だったりするとポイントがもらえ、逆にエリートらしくない行動を取るとポイントが下がっていく。
皆で良い成績を目指したい風間くんと足を引っ張るしんのすけが、ある時大喧嘩をしてしまい・・・
そんな時、天カス学園では、ある奇怪な事件が起こる・・・!
というようなストーリーである。
最後風間くんが、スーパーエリートとなり、ロボット化してしまうという、衝撃の場面が登場したが、本当のエリートとは何かを考えさせられる、傑作だった。
しかし、映画を観終わると息子が一言。
「オレ、エリートだけにはなりたくない。」
!?
「そ、そうなの・・・?」
「絶対嫌だ。」
風間くんロボットがよっぽど恐ろしかったのだろうか。
「まぁ、エリートの定義は置いておいて、自分ががんばったことが認められて、結果的に評価されて、優秀だと言われたら、それはそれで良いんじゃないの・・・?」
「うん、それはいいけど、エリートは嫌だ、オレ。」
なんか、エリートに対する反発心、この104分で根深く植えつけられていないか。
・・・・・・。
◇
ー数週間後
お風呂の中でクレヨンしんちゃんごっこをしていた。
息子はボーちゃんになりきっていた。
「しんちゃん・・・これ・・・カニみたいな石。」
「すごいぞぉ~、ボーちゃん!」
「あとで・・・石のコレクション・・・見せてあげる・・・。」
「はるくん、ボーちゃんの真似上手いね~!!」
「えへへ、そう?」
「じゃあ、風間くんの真似もできる~?」
「いや・・・あんなエリートの真似はできない。」
おい。
エリートへの嫌悪感。
数週間経った今でもかい。