我が家には、夫の趣味で、Alexa(アレクサ）というスマートスピーカーを置いている。
アレクサは、話しかけるだけで、ニュースや天気を教えてくれたり、音楽や映像を見せてくれたり、たわいもない会話をしてくれるのである。
うちのアレクサは、日本語にも英語にも対応できるように設定しており、時々英語でも反応するか、実験的に話しかけてみたりしている。
ある日･･･
｢Alexa ！！！ Please ぶれいぶ me-！！！｣
｢･･････。｣
夫が懸命にアレクサに話しかけているが、無視されている。
｢Alexa！！！BRAME ミー！！！！！｣
｢･･････。｣
｢あのさ、もしかして、BLAME（責める）って言いたいの？”アレクサ、オレを責めてくれ！”って･･･。｣
アレクサにドM魂を揺さぶられたいのか･･･！？
｢LがRに聞こえるから、反応してくれないんじゃない？ちょっとBRAVE(勇敢な）にも聞こえるし。｣
｢ララララ～♪って歌う時のラを意識して、BLAMEって言うと通じるかもよ！？｣
｢うん、わかった。｣
｢ラララララ～♪ブレ～イム（責めろ）♪｣
ボーイズソプラノか！？
言葉はえげつけないのに、メロディは美しいな！！
｢Alexa～♪ラララララ～♪ブレ～イム（責めろ）♪ミー（オレを）♪｣
ドM的発声練習か！？
ブツッ！
Alexaは夫の努力もむなしく、突然切れたのであった･･･。
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