息子は、なまはげが大嫌いだ。
2歳のころから、毎年節分になると、我が家に夫なまはげが登場してきていた。
4歳頃から、なまはげはパパだろうと、気づきはじめてきため、5歳の節分時には、「アレクサ」という、文明の利器にたより、なまはげを呼んでから、彼になまはげトラウマを植えつけてしまったらしい。
「アレクサ、なまはげを呼んで!」
「悪い子はいませんか~!!」
「・・・そうですか、では今から行きますね・・・。」
「ピンポーン!!!!」
ギャーーーーーーーーー!!!!!!!!
あまりのリアルななまはげの会話と効果音に、親でさえも戦慄を覚えたほどだ。
さらに、夕方になると、時折聞こえてくる、「火の用心!」「カンカン!!」の音に、「あれは、何?」と不安そうにしている息子につい・・・
「あー、あれはね・・・なまはげだよ。なまはげが、悪い子はいないか、夜回りしているのさ。」
と、嘘をついたばかりに・・・
ギャーーーーーーーーー!!!!!!!!
(2回目)
ますます、なまはげに対する恐怖心を大きくしてしまったらしい。
「オレ、絶対、秋田県にだけは、旅行行かないからね!ママ!」
カンカン!!!
夕飯時に、閑散とした住宅地に響く、防犯パトロールの方々の出す音が聞こえてくると、かわいそうだと思う反面、息子の反応をかなり楽しんでいる私である。
カンカン!!!
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