水天宮の安産祈願後、お昼を食べにやって来たのは、同じく人形町にある「玉ひで」という親子丼の店である。

【玉ひで】
250年の歴史ある親子丼屋
(お店HPは、http://www.tamahide.co.jp/ )
母親が私を妊娠している時、同じく水天宮で安産祈願をし、昼食を「玉ひで」で食べたというので、おそらく同じ場所に連れて行きたかったのだろう。

母親も、こうして私を無事産んだことだし、親子丼の「親子」というのも縁起物な気がする。
全員店の看板メニューである「元祖親子丼(1500円)」を注文した。

味付けは濃い目だが、玉子の感じはトロトロで好きである。

「あれ?漬物残すんだったらもらうよ~。」

「お~い。妊婦がそんなにしょっぱいもの食べるな―。」

「良いじゃん。ちょっとくらい。」
父きみじは、普段へらへらしているくせに、思わぬところで心配性である。
そう言えばこの間も…

バイキングに行き、父きみじが味見していないタイカレーを、私が美味しそうに頬張っていると…
(バイキングで他エピソードは、+Market Terrace in 川越+ )

「美味そうだな~、それ。わしも食うかな。どうしようかな。」
と、言うので…

「それなら、ほれ、一口食べていいよ。」
と、言うと…

「あんたに風邪が移ったら嫌だから、皿に置いて。」

「え?あんた別に風邪ひいてないじゃん。」

「でもマサ(私の弟)が、今風邪ひいているでしょ。わしもウイルスもらってるかもしれんし。」
というやり取りがあった。
なおぴょんは、「娘に食べさせてもらうのが、恥ずかしかったんじゃない?」と言うが…
真相はわからない。
+ズッコケ!戌の日安産祈願 終+ へ続く…
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