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チャペルの扉が開き、私と父きみじは、アベマリアの独唱と共に、ゆっくりと前進する。
高校時代の友人の顔を確認したが、緊張するので、ひたすら神父様がいる前方だけを見ることにした。
途中、親戚の叔母が号泣している声が聞こえた。

父きみじからダーリンに引き渡され、神父様の前へ立つ。

おごそかに神父様は語られ、皆で聖歌を歌い、誓いの言葉を交わし合った。
神父様 「では、新郎新婦の指輪の交換デス。」
ダーリンが私の指に、結婚指輪をはめてくれたのを期に、
私もダーリンにはめようとするが…入らない!
ダーリンがニヤつき始めたので、「あとは自分ではめて…。」と合図を送った。

続いて、結婚の誓約書にサインをし、キャンドルに灯を灯す。

「では、誓いのキッスをお願いしマス!」
あーやだやだ。
人に見られるのが嫌だ…。

チャ~チャ~チャッ チャッチャッチャッチャ~♪
(ここで、結婚行進曲が流れる。)
は!?
ダーリンの唇に私のグロスがついて、バカ殿みたいになってる~!?

笑いそうになるのを、必死にこらえながら、何とか退場した私であった。
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