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無事、予定の15分前には、式場に滑り込み、ウエディングドレスのヘアメイクを完了させることができた。
同じく、ヘアメイクが終わった新郎とのご対面。
はっ!
「ダーリン、かっこいいじゃん!!!」
「何をおっしゃいますやら。」
ダーリンは、相変わらず謙虚ながらも、ハニかんでいた。
係員 「それでは、新郎・新婦様、お写真とビデオ撮影に移らさせていただきます。」
「は、はい…。」
カメラマン 「では、新郎様!新婦様の腰に手を回して、見つめ合ってください!」
「えっえええええ・・・。」
「ちょっ、ちょっとー!なんて顔してんのよ~!」
ダーリンは、鼻孔を微動させ、唇をヒクヒクさせている…。
その顔面が、私を笑いの渦へと引きずり込む。
ダーリンの顔面低周波マッサージ機と、私のバカ笑いで、カメラマンを困惑させたのであった。
◇
その後、ダーリンは、窓際にたたされ、もの想いにふける演技をさせられ、椅子に座って足組みをし、クールな表情をキープさせられたりして、力尽きたボクサーのようになっていた。
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